ULTRAMAN LEO   作:桂ヒナギク

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あの清水栄一氏のULTRAMANの二次です。


第01話

 鳳 元太郎(おおとり げんたろう)は高校を出て帰路に就いていた。

 すると、三人の男にナンパされている女子高生を見付けた。

 明らかに嫌がっていた。

「おい、嫌がってるだろ?」

「何だてめえ? もしかして正義の味方気取り? そう言うの、ウザイんだよ」

 男が元太郎に蹴りを放つが、彼はその足を掴んで骨を折ってしまった。

「痛!」

「あ、ごめん」

 手を放すと、男はその場に崩れた。

「やべえ! 足が逆に曲がってるぞ!」

 元太郎は何も言わずその場を立ち去る。

 

 

 高層ビルの屋上。

 元太郎が縁に座っていると、何者かの声が聞こえてきた。

「見付けたぞ」

「誰?」

 バトルスーツを身に纏ったマグマ星人が姿を見せる。

「お前の力は地球にあってはならない」

 星人はいきなり襲い掛かってきた。

 元太郎はひらりとかわす。

「いきなり何すんだよ!? 落ちるとこだったじゃねえか!」

「問答無用!」

 星人は再び攻撃を仕掛けた。

「うわ!」

 殴られて吹っ飛ぶ元太郎だが、隣のビルへうまく着地をした。

「死ね──っ!」

 星人が光線を放つ。

(やっべ!)

 やられる! 誰もがそう思った時、元太郎の前にゲンが現れて光線をかき消した。

「お、親父!」

「お前は……知ってるぞ。ウルトラマンだな?」

「親父がウルトラマン?」

「ウルトラマンレオ。それが俺の名だ。そしてお前は、俺の力を受け継ぎし者」

 ゲンは元太郎の方を向く。

「今からお前をあのヘリに投げ飛ばす。お前の身体能力なら着地出来るだろう」

「え? ちょっ、まっ!?」

 ゲンは元太郎を投げ飛ばした。

 元太郎は開いているハッチからヘリの中へと入り込んだ。

 ゲンはレオに変身しようと叫んだ。

「レオ──ッ!」

 だが、獅子の瞳は輝かなかった。

「なぜだ!?」

 星人がボタン付きの装置を取り出した。

「変身無効化装置だ。こいつを起動してお前の変身能力を封じた。さらばだ」

 星人がサーベルでゲンを貫いた。

「がはっ!」

 吐血してその場に崩れる。

 ヘリの中から様子を見ていた元太郎は言った。

「親父が死んじまう!」

「元太郎くん、父上を助けたいか?」

「ああ。何か方法があるのか?」

「これを着れば望みはある」

 男性が何かに被さっている布を取り外した。

 その下から出てきたのは、ウルトラマンレオをモチーフにしたバトルスーツだった。

「これは……?」

「君の為に用意した強化装甲だ」

 元太郎はその強化装甲(ULTRAMAN LEO)を装着すると、父の元へ舞い戻った。

「その姿は何かの冗談か?」

 星人は問うが、無視された。

「俺は無視するやつが一番嫌いだ!」

 星人が光線をLEOに向かって放った。

 LEOは光線をジャンプでかわし、落下による速度を利用してレオキックをお見舞いした。

 だが、既(すんで)の所でかわされてしまう。

「この勝負は預けておく。さらばだ」

 星人は飛び去っていった。

「親父!」

 LEOがゲンに駆け寄る。

「げ、元太郎……なぜ戻って……?」

「親父を助けたいからに決まってるだろ!」

「無茶なやつだな、全く」

 覚束無(おぼつかな)い足取りで立ち上がるゲン。

「俺ももう歳だな」

 ヘリがビルに着地する。

 二人はヘリへ乗り込んだ。

 

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