すると、三人の男にナンパされている女子高生を見付けた。
明らかに嫌がっていた。
「おい、嫌がってるだろ?」
「何だてめえ? もしかして正義の味方気取り? そう言うの、ウザイんだよ」
男が元太郎に蹴りを放つが、彼はその足を掴んで骨を折ってしまった。
「痛!」
「あ、ごめん」
手を放すと、男はその場に崩れた。
「やべえ! 足が逆に曲がってるぞ!」
元太郎は何も言わずその場を立ち去る。
高層ビルの屋上。
元太郎が縁に座っていると、何者かの声が聞こえてきた。
「見付けたぞ」
「誰?」
バトルスーツを身に纏ったマグマ星人が姿を見せる。
「お前の力は地球にあってはならない」
星人はいきなり襲い掛かってきた。
元太郎はひらりとかわす。
「いきなり何すんだよ!? 落ちるとこだったじゃねえか!」
「問答無用!」
星人は再び攻撃を仕掛けた。
「うわ!」
殴られて吹っ飛ぶ元太郎だが、隣のビルへうまく着地をした。
「死ね──っ!」
星人が光線を放つ。
(やっべ!)
やられる! 誰もがそう思った時、元太郎の前にゲンが現れて光線をかき消した。
「お、親父!」
「お前は……知ってるぞ。ウルトラマンだな?」
「親父がウルトラマン?」
「ウルトラマンレオ。それが俺の名だ。そしてお前は、俺の力を受け継ぎし者」
ゲンは元太郎の方を向く。
「今からお前をあのヘリに投げ飛ばす。お前の身体能力なら着地出来るだろう」
「え? ちょっ、まっ!?」
ゲンは元太郎を投げ飛ばした。
元太郎は開いているハッチからヘリの中へと入り込んだ。
ゲンはレオに変身しようと叫んだ。
「レオ──ッ!」
だが、獅子の瞳は輝かなかった。
「なぜだ!?」
星人がボタン付きの装置を取り出した。
「変身無効化装置だ。こいつを起動してお前の変身能力を封じた。さらばだ」
星人がサーベルでゲンを貫いた。
「がはっ!」
吐血してその場に崩れる。
ヘリの中から様子を見ていた元太郎は言った。
「親父が死んじまう!」
「元太郎くん、父上を助けたいか?」
「ああ。何か方法があるのか?」
「これを着れば望みはある」
男性が何かに被さっている布を取り外した。
その下から出てきたのは、ウルトラマンレオをモチーフにしたバトルスーツだった。
「これは……?」
「君の為に用意した強化装甲だ」
元太郎はその
「その姿は何かの冗談か?」
星人は問うが、無視された。
「俺は無視するやつが一番嫌いだ!」
星人が光線をLEOに向かって放った。
LEOは光線をジャンプでかわし、落下による速度を利用してレオキックをお見舞いした。
だが、
「この勝負は預けておく。さらばだ」
星人は飛び去っていった。
「親父!」
LEOがゲンに駆け寄る。
「げ、元太郎……なぜ戻って……?」
「親父を助けたいからに決まってるだろ!」
「無茶なやつだな、全く」
「俺ももう歳だな」
ヘリがビルに着地する。
二人はヘリへ乗り込んだ。