【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。 作:SUN'S
今年もよろしくね
「ごきげんよう、エース」
「……フルボディか?」
ガープ中将と話を終えたエースに話し掛ける。
まだオレの事を覚えていてくれたことを喜びながら再会の仕方に何とも言えない無力感に襲われる。海賊になって自由を目指して、親の罪を振り切ろうとしたエースは親の罪を償わされるために処刑される。
「お前も知ってたんだな」
「いや、オレは血筋には興味なかった。…というより今もお前の事はガープ中将の生意気な孫にしか思ってないし、大事な友達だと思ってるよ」
「───っ、そうか。友達か」
「ずっと友達のつもりだよ、オレもジャンゴも」
どこか悔しそうに空を見上げるエースにもう一度話し掛けようとした瞬間、凄まじい〝覇王色の覇気〟を纏った存在に気付き、オレはナックルを嵌める。
コイツは、このデカすぎる〝覇王色の覇気〟をオレが間違えるわけがない。世界最強の海賊〝白ひげ〟エドワード・ニューゲートだ。
「グララララ、随分とオレの息子を痛め付けてくれたじゃねえか。エース、ちょっとソコで待ってろ、直ぐに行ってやる…!」
「遂に来たか。白ひげ…!」
その重圧な存在感に半数の海兵は気を失い、その場に倒れ伏す。流石の強さだとオレは身震いしながら、一歩踏み出そうとした、そのときだった。
「お前は後だ」
ギロリと睨み付けられ、仕方なくオレはエースとガープ中将の近くに座り直す。処刑人はさっきの威圧で気絶し、今逃がそうと思えば簡単に逃がすことは出来る。
───だが、オレの周りにはセンゴク元帥も大将、そして王下七武海が近くに座して構えて白ひげ海賊団の襲撃を静かに見下ろし、そう簡単にはルフィの頼みを遂行できず、ジャンゴも真下で海賊達と戦っている。オレは見ていることしか出来ない。
「みんなッ」
「…………」
エースの悲痛な呟きに顔を歪めるガープ中将にセンゴク元帥も悩ましげに眉間にシワを寄せる。ドンキホーテ殿の教えてくれたコラソン───ドンキホーテ・ロシナンテ元帥補佐も一歩間違えれば同じ立場だったかもしれない。
「邪魔だァ…!!」
その言葉と共に振るわれる巨大な拳は〝震動〟を起こし、並み居る屈強な海兵を吹き飛ばす。海楼石の砲弾を薙刀で叩き返し、剣を突き立て、拳を打ち込まんと飛び掛かる海軍将校が悉く薙ぎ払われていく。
「こいつは挨拶代わりだよい〝鳳凰印〟ッ!!」
白ひげ海賊団一番隊の隊長を務める〝不死鳥〟の鉤爪は巨大な炎弾となり、地を這う獲物を焼き穿つ。
「バカな規模がデカすぎる!?」
センゴク元帥の認識だとマルコの強さはエースと同等、あるいは少し上だと思っていたんだろう。───しかし、この世界には転生者っていうアホみたいに歴史を乱し、好き勝手に暴れるバカまみれだ。
「
「うおおぉぉーーーっ!!〝
そう言って突撃を繰り返すサメの
〈
出典・家庭教師ヒットマンREBORN!
「雨の守護者」S・スクアーロの必殺技
左手の剣を高速で振るい、前方の全てを切り刻み、ひたすら歩み続ける必殺の剣技。ただ、スクアードは一度使えば壁に当たるまで止まらない。
〈スクアード〉
スクアードに転生した男
白ひげ海賊団傘下〝大渦蜘蛛海賊団〟船長を務める海賊。基本的に己の剣技を磨くことに人生を費やし、いつか世界を断つ剣戟を使えるようになりたいと思っている。ウオウオの実モデル「鮫」を食べているが、能力者なので陸地を走るサメである。