【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。   作:SUN'S

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〝たったふたりの最終決戦〟

「グララララ、そろそろ倒れねえと死ぬぞ」

 

そう言って白ひげが見下ろす。

 

すでに〝生命帰還〟は解け、いつもの体格に戻り、両腕の骨も白ひげの〝覇王色〟と〝武装色〟の混ざった攻撃を受け続けたせいで砕けてしまい、オレは今も立っているのがやっとの状態だ。

 

「オレはガープ中将と親友以外に負けたことがねえんだ。テメーなんぞに負けたらオレより強いヤツが三人になるだろうがッ」

 

「グラララァ…お前の心意気は汲んでやる。だがな、テメーの強さじゃまだオレを倒せねえよ」

 

「ハッ、それくらい知ってるよ。だからこそだ」

 

「あァ?どういう意味だ」

 

ミシミシと嫌な音を立てる右腕を空に突き上げる。

 

「ブチかましてやれ、ジャンゴッ!!」

 

「おうさ!オレの催眠術は五感の全てを狂わし、全てを書き換える!!この戦争は最初から起こらなかった。みんな元の生活に戻れ、〝1・2の(ワン・ツー)ジャンゴ〟ッ!!!」

 

その叫び声に反応しようとしたセンゴク元帥も三人の大将もルフィやエース、そして白ひげ海賊団ですら何事もなかったかのように船に戻っていき、ゆっくりと各々のペースで解散していく。

 

そろそろオレの意識も消えて、ジャンゴに催眠術を解いてもらうまで戦争の出来事もなかったことになるだろう。

 

悪いな、ジャンゴ。

 

こんな面倒事を押し付けて……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「────てなことがあった」

 

「あー、段々と思い出してきたかも」

 

オレは謎の全身骨折で入院している理由を教えて貰った結果。よくもまあ、そんなメチャクチャな作戦を遂行しようと思ったなと自分自身に呆れていた。

 

まあ、ルフィの頼み事を断るって無理だな。

 

ちょっと生意気だけど、ルフィは兄貴思いの優しい男の子だ。ガープ中将の孫だからメチャクチャに暴れまわって、マリンフォードの外壁や住宅街の被害もそこそこ理解できる。

 

「ルフィ達の催眠術は解いたのか?」

 

「一応、休み貰って各船長や変態共のヤツは解いておいた。ただ、サンジのオカマ化を解ける手段をオレは持ってねえから、アイツのレディに対する情熱を信じるしかねえな」

 

「サンジもマンサムの仲間入りか」

 

「ついでにアイツもカマバッカ王国に帰してこようぜ。いや、なんかスリラーバーク海賊団の関係者みたいだし、あんまり刺激しないほうがいいのか?」

 

「えぇ、オレに聞くなよ。お前の彼氏だろ?」

 

「断じて違うが!?」

 

そんなことをオレ達は話しながら、なんとか敵味方関係無しの死者0人という完全勝利をもぎ取った。エースのヤツも捕まっていた記憶を思い出して、ソッと視線を逸らしていたらしいが、今もお仕置きを受けていることだろう。

 

「ああ、それとな」

 

「なんだ?」

 

「お前の完治まで付き添ってくれる人を見つけたんだ。すみませーん、ちょうど思い出したみたいなんで宜しく頼みますねー!」

 

「「はあぁ~~いっ♥️♥️♥️これから三ヶ月間はお世話する予定のゴリキュア(ナース服Version)でえぇぇ~~すっ♥️♥️♥️♥️」」

 

「いや、ちょっと待ってえぇぇぇぇっ!!!?」

 

ニンマリとほくそ笑みながら病室に入ってきたプリキュアもどきの怪物に悲鳴を上げるオレを尻目にジャンゴは「ケケケケッ!!オカマ地獄にいたオレを見捨てた仕返しだ!」と叫び、そのまま窓枠を飛び越えて外に逃げてしまった。

 

 

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