【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。   作:SUN'S

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頂上戦争のラストを疑問視する方も少しいるみたいなので、少しだけ本編に書いていない部分を補足します。

「ジャンゴの催眠術」について

まず、ジャンゴの催眠術は自己暗示+見聞色の覇気を利用して効果範囲と威力を底上げしていた状態でした。この見聞色は他人の意識を読み取るのではなく、相手の意識を惹き付けるように使っています。

ちょこちょことフルボディがジャンゴに「準備を進めろ」と発言しているのは死人を出さないために戦場をグルグルと催眠術を掛けて走り回っていたからで、重傷の怪我人はいたものの。死人はひとりもいません。

「電伝虫、情報」について

この頂上戦争は電伝虫の使用を予め禁止し、外部に情報を与えておらず、ほぼ全海兵にはマリンフォードの被害は海王類の仕業という偽の記憶を与えています。

かなり矛盾点は多いと私も理解していますが、ジャンゴの催眠術の強さを考えて、さらに転生者のスペックを組み合わせればいけるかな?という感じで書きました。

「記憶を覚えている」について

五老星やセンゴク元帥、ガープ中将にはポートガス・D・エース処刑の記憶は残っています。

これは裏設定にもなりますけど。天竜人の転生者達の「今すぐエース処刑はやめろ」というボイコット運動による支援もあり、そもそもエース処刑関連の書類など海軍本部に存在していない状況です。

ルフィ達はジャンゴの言葉を後ほど聞いているため、ハッキリとした記憶は戻っており、白ひげ海賊団やカマバッカ王国は完全に戦争時の記憶を覚えています。

「サンジ」について

彼は2年後に治る……予定です。





〝オメガの戦士〟

オレは背中に備わった三本目の手を握り締めて、上半身のガードを固めて〝大看板〟に向かって駆け出す。すでにキングもプテラノドンに変身し、クイーンとオレを迎え撃つために拳を固める。

 

「〝フィンガーストライク〟ッ!!」

 

「ウオワアッ、いきなり目突きかァ!?」

 

「バカがッ、打撃だ!!」

 

オレは背中に生えた左手の人差し指と中指を突き立て、キングとクイーンの顔面に殴り付け、通常の攻撃のごとく左右の手でボディにパンチをブチかます。

 

同時に四つの攻撃を受け止める手段を持たない二人は頭をガードすることに意識を誘導され、見事にオレの拳を土手っ腹に受けて後ろに弾け飛ぶ。

 

オレの怪力に巨人の打撃に加えて、攻守一体の〝武装色〟を纏った四種同時の攻撃だ。ゲッコー・モリアのように分身したり、カイドウのように桁外れなタフネスじゃねえと攻撃に耐え続けることは不可能だ。

 

「ムハハハハ!!デカ指に引っ掻けたのかァ…?ご自慢のマスクが破れてるぜ、キングゥ!!」

 

「なに?……許さんぞ、アブサロムッ!!」

 

凄まじい威圧感を剥き出しにしたキングはオレに向かって突撃するように羽ばたき、クイーンは四つん這いで突進攻撃を仕掛けてくる。

 

「何度も引っ掛かるかよ〝無頼男爆弾(ブラキオボムバ)〟ッ!!」

 

「〝流星刺殺(スターフィンガー)〟ッ!!」

 

オレに向かって全体重を乗せたクイーンのドデカい頭突きを〝武装色〟を纏った二指で迎え撃つ。バリバリとぶつかり合う〝覇気〟はお互いの攻撃を削る。

 

「おい、そんなデブに構っている暇はないぞ。オレのマスクを引き裂いた報いを受けろ!〝丹弓皇(タンキュウドン)〟ッ!!」

 

「〝火事場のクソ力〟アアァーーーッ!!!」

 

オレの全身は青白く発光し、凄まじいパワーを引き出す。何年も使えるように鍛えて鍛えて鍛え抜いた。この力は誰にも負けねえ……!!

 

「おっ、おわあぁあっ!?!?」

 

「邪魔だデブ!!」

 

急速落下してオレの首を狙うキングの射線上にクイーンを三本の手で持ち上げ、〝大看板〟に同士討ちさせる。もっともお互いに嫌い合ってるんだ。

 

これくらい屁でもないだろ。

 

激しい衝突音を鬼ヶ島に響かせながらキングはクイーンの首に翼をぶつけ、そのまま地面に叩きつけてしまった。恐竜のタフネスも同種の攻撃に加えて、スピードも合わさった一撃には耐えられまい。

 

「チッ、完全に伸びてやがる」

 

「そうなるように仕掛けたからな」

 

ゴキリと首を鳴らす人間形態のキングに視線を向ける。無敵の防御力も背中に炎を宿していないと使えないのは原作の知識で覚えている。

 

「その前に一つだけ聞かせろ」

 

「……なんだ?」

 

「さっきの〝火事場のクソ力〟とはなんだ」

 

こいつ、真面目な顔のクセにアホだろ。そうキングに呆れながら溜め息を吐き、ゆっくりと呼吸を整えつつ話すべきかと考える。

 

「〝火事場のクソ力〟はキン肉族に伝わる神秘のパワーだ。己のため、友のため、愛する者を守るために生まれる正義の力……つまり、友情パワーだ」

 

「友情、パワー?」

 

オレの言葉に困惑するキング。

 

オレも自分の説明の適当さに驚いているが、こちとら大事な船長のためだ。そのためにオレは〝覇気〟を越える無限の可能性を秘めた〝火事場のクソ力〟を会得した。

 

 




〈フィンガーストライク〉

出典・キン肉マン

オメガマン・アリステラの必殺技

背中の左手を動かし、相手の身体を穿つ。打撃や突き技にも使え、デコピンのように弾けば強烈な一撃となる。アブサロムは同時攻撃のために使用した。

流星刺殺(スターフィンガー)

出典・ジョジョの奇妙な冒険

空条承太郎「星の白金(スタープラチナ)」の必殺技

スタンドのパワーを指先に凝縮し、一撃必殺の突きを放つ。アブサロムは背中に生えた〝オーズの左手〟の関節を無理やり外し、伸びる攻撃に加えて、関節の戻る瞬間をクッション代わりに打撃の衝撃を防ぐ。

〈火事場のクソ力〉

出典・キン肉マン

キン肉一族の神秘のパワー

愛と平和のために潜在能力を極限まで引き出し、己に降りかかる逆境を打ち破る。アブサロムにこの能力が使えるのは悪魔の実の「あんなことが出来たら」や「こんな能力があったら」等と同じように想像を積み重ねた結果である。

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