【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。   作:SUN'S

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〝皇帝を支える者〟

「〝炎皇(アンドン)〟ッ!!」

 

「〝火事場のメガトンパンチ〟ッ!!」

 

オレ達は振り抜いた拳を引き、さらに逆の手で攻撃を放つ。キングの特異体質を穿つために背中の左手に〝武装色〟を纏い、火事場のクソ力で威力を底上げする。

 

「〝喧嘩(クォーラル)ボンバアァァ〟ッ!!」

 

「ガフッ!?」

 

キングの喉元に左腕を引っ掛け、怪力にモノを言わせた豪快なラリアットでキングを地面に叩きつけ、両足を揃えて顔面を踏みつける。

 

グシャアッ!と鈍い感触を足の裏に感じながら何度もタップダンスのごとく踏みつけ、イヤな気配を感じてオレは後ろに飛び退く。

 

「調子に乗るなよ、アブサロム。いくらオレに攻撃を加えようとお前にオレを倒す術はない…!」

 

「確かにお前には打撃も斬撃も効かないだろう。だが、お前を体得したオレの持つ最強の必殺技(マイフェイバリット)ならばお前を倒すことは出来る!」

 

「何がマイフェイバリットだ。貴様のお遊戯に構っている暇などオレにはない!!」

 

「ガルルル、オレ達は〝副船長〟だぜ?今も楽しそうに船長同士が殺り合ってるんだ、こっちも負けねえぐらい派手に殺ろうぜェ…!!!」

 

「囀ずるなクズがッ」

 

完全なプテラノドン形態へと変身したキングは凄まじい熱気と炎を撒き散らし、鬼ヶ島の上空に舞い上がる。ヤツを追いかけようとした、そのときだ。

 

ガッシリとオレは片足を掴まれる。

 

「ムハハハハ!!油断大敵だぜ、クソ野郎!」

 

「ぐぶぉっ!?このクソデブがァ…気絶してたんじゃねえのかよ!!」

 

「オレのボディは特別製だ。テメーに華はくれてやるぜ、キングッ!!」

 

そう言うとクイーンはオレの身体を押さえ込むように抱きつき、メキメキと全身の骨を砕き、締め上げる。あまりの激痛に悲鳴を上げそうになるが、歯を食い縛って痛みに耐える。

 

「この技は使いたくなかったが仕方ねえッ」

 

オレは背中の左手を無理やり広げ、クイーンの拘束を弾いて抉じ開け、ブラキオサウルスの首を軸にして身体を翻し、クイーンの背中に飛び乗る。

 

「お前達にも見せてやる。これぞ究極にして至高の秘技、キン肉王家に伝わる三大奥義がひとつ〝真・マッスル・インフェルノ〟オオォォォッ!!!」

 

「ウオオアァァアァアアァアアッ!!!?」

 

ズガアァァァァ─────ンッ!!!!

 

クイーンの両足を片手で抑え込み、右足をクイーンの右腕に絡ませて動きを封じ、鋭利な岩肌に向かって急加速を加えてクイーンの体重も合わさり、凄まじい勢いで落下していき、今度こそ確実にクイーンの意識を粉々に断ち切る。

 

「ふぁ、ふぁん……くっ……」

 

ズシンと大きな音を立てて倒れ伏すクイーンの両足と片腕は砕け、数年はまともに動けないほど徹底的に破壊することで戦いの邪魔はもう出来んぞ。

 

「次はキング、お前の首だ…!」

 

そう言ってオレは夜空を駆け抜けるキングを睨み付け、再び全身に〝火事場のクソ力〟を漲らせる。

 

 

 




〈火事場のメガトンパンチ〉

出典・キン肉マン

キン肉スグルの必殺技

火事場のクソ力を発揮し、最大威力のパンチを放つ。その破壊力は最高硬度のダイヤモンドを砕き、悪魔将軍の鎧に傷を付ける。

喧嘩(クォーラル)ボンバー〉

出典・キン肉マン

完璧超人ネプチューンマンの必殺技

豪快にして繊細な強烈無比なラリアットを繰り出し、相手の喉元に凄まじい勢いで腕を引っ掛け、力任せに地面に叩きつける。

〈真・マッスル・インフェルノ〉

出典・キン肉マン

キン肉王家に伝わる三大奥義のひとつ

高速移動によるスピードを加えた蹴りで相手を空中に突き上げ、サーフィンのように相手の背中に乗り、頭部を激突させる。さらに両足と片腕の拘束によって関節破壊も加わり、絶対的な奥義の一つとして完成した。



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