【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。 作:SUN'S
〝世界三大剣豪〟
現在、オレはクライガナ島のシッケアール王国にいる。
マリンフォードで〝鷹の目〟のミホークとやり合って数週間ほど経過し、白ひげ海賊団傘下の船長を務めるオレのところに一通の手紙が送られてきた。
簡単に要約すれば『今度、殺し合おうぜ!』というお誘いメールだ。しかも差出人のミホークに加えて、世界政府に所属する異例の海軍大将ディエス・バレルズにも呼び掛けているそうだ。
これはもう行くっきゃねえよなあ…!
「来たぞおぉぉぉっ!!鷹の目ェ!!」
「オレの想定より早い到着だな」
古びた城の正門を何度も叩いて、そう叫べば差出人のミホークが愉快そうに笑ってオレを出迎えた。その後ろには、なぜかロロノア・ゾロもいる。
いや、いるのは当たり前だな!
「初めましてだな、海賊狩り!」
「……オレを知ってるのか?」
「おう。オレの仲間に情報通なヤツがいてな、優秀な剣士の情報を教えてくれるんだ。最近耳にするお前の破竹の活躍、オレは好きだぜ!」
オレの言葉に視線を逸らした。
少し照れ臭そうにしているロロノア・ゾロにオレは満足げに笑う。その様子にミホークは面白いものを見るような目を向け、その奥で小太刀──正確には〝兜割〟という分類の武器を手入れするバレルズ。
バレルズもオレの視線に気づいたのか。
ゆっくりと兜割を鞘に納め、コツコツと靴底を鳴らしてオレ達の近くにやって来る。どこか面倒臭そうに「オレは息子の稽古もあるんだぞ」と文句を呟く。
「同胞の友よ、お前と会うのは何度目だ?」
「そいつは知らん!ただ、オレは鷹の目と殺り合えるという話を聞いて、久しぶりに仲間に部下を任せて、遠路はるばるやって来たんだ!!」
「鷹の目、結局コイツらはなんなんだ?」
「お前の相手だ。オレだけと斬り合えば変な癖を覚える可能性もある。ロロノア、この男達は今のお前より百倍は強い剣士だ。その強さを糧に強くなれ」
そう言うと鷹の目は壊れた家屋の中に転がっていた椅子を拾い上げ、ゆっくりと座った。どうやらアイツはオレやバレルズより自分が強いと思っているようだ。
「はあ、オレに出来るのは古流剣術だ。鷹の目やロロノア、スクアード、お前達のようにバカスカと使える派手な技は持っていないぞ」
「オレは剣術蒐集家だ。使える流派は100は越えているとは思うが、ロロノアにも向き不向きはあるだろうし。そこは追々でいいだろ」
「ちょっと待て、まだオレは何も!?」
「「自称・世界最強の剣士を斬りたいだろ?」」
オレとバレルズの言葉にロロノアは黙り込み、ミホークは「自称」の部分でピクリと眉毛が動いていた。ギヒヒッ、お前もこっちに来いよ。