【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。   作:SUN'S

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2年間                         モモイロ島は愛に溢れてる
サンジきゅん、目覚める。


「うおおおおぉおぉおぉおっ!!!もう二度とオカマにはならねえぇーーーっ!!例え君がステキなレディだとしてもジョアさん、オレはッ、オレの心はレディを愛すると決めた男なんだアァァーーーーッ!!!!」

 

「そう言わないで、もう一度着ましょう♥️」

 

モモイロ島の南西部───。

 

アタシ達は美しい夕日の見える砂浜を駆け抜けるサンジ君を追い掛け、様々なフリフリドレスにキュートなアクセサリーをオススメするように構える。

 

「あんまり我が儘な男は嫌われるわよっ!〝ニューカマー拳法〟────〝火蹴剃(ヒゲソリ)カッター〟ッ!!!」

 

「〝うらぶれ白鳥(スワン)舞踏会〟…!」

 

サンジ君の無防備な背中に向かって四つに分裂したように見えるほど素早い横蹴りを放つ。

 

しかし、サンジ君はモモイロ島で会得した〝ニューカマー拳法〟と双璧をなす〝オカマ拳法〟の攻守一体の技を使用し、アタシの蹴り技を受け流し、そのままアタシ達を追撃することなく駆け出す。

 

「サンジきゅんたらウブなんだから♥️ジョアだけじゃなくて、私達の事も構ってくれても良いのヨンっ♥️♥️♥️〝求愛(ラブリー)マシンガン〟ッ!!」

 

「うおわああぁぁーーーーっ!!?」

 

「此方にも居るわよサンジきゅん♥️あたしの愛を受け止めてちょうだい〝トキメキの抱擁(エモーション・ハグ)〟ッ!!」

 

「こっちに来るなアァァーーーーッ!?」

 

そう言うとアタシの背中を踏み台にして飛び上がったお姉さんは高速の投げキッスを放つ。ベットリとくっ付けていた唇の形は弾丸と化し、サンジ君に降り注ぐ。 

 

そんなサンジ君の目の前に躍り出たお姉さんは恋する乙女のように顔を赤くし、サンジ君の胸板に飛び込もうとしたけど。本気の前蹴りを顔面に受け、力任せに踏みつけられ、蹴り飛ばされた。

 

「なんでオレは残らなかったんだぁ!!」

 

おそらくルフィと再会できた時の事を言っているんでしょうけど。サンジ君とルフィはしっかりと話し合った結果、二年後に備えて特訓しているわ。

 

イワンコフ様もサンジ君の修行には賛成しているし。あとはアタシ達と同じようにフリフリしたドレスを身に付ければ、完璧なオカマになれるのよ!

 

「〝粗砕(コンカッセ)〟ェッ!!」

 

「くぺっ!?」

 

「あぁんっ♥️♥️♥️ついに脱落者が出ちゃったわ、こうなったら本気でサンジきゅんを襲わなくちゃ…!」

 

「オレはオカマになんてなりたくないんだ!例えジョアさんにお願いされても、もうあんな格好になるのは、懲り懲りだあぁぁっ!!」

 

そんなにトラウマになっちゃったかしら?

 

アタシは必死に逃げ惑うサンジ君に、ほんのちょっぴりだけ申し訳ない気持ちになりつつ、イワンコフ様の言う通りにモモイロ島の全国民でサンジ君を襲う。

 

 

 

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