【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。 作:SUN'S
アタシ達の拠点に連れてきたロビンは少しだけ困惑しているようだけど。そりゃそうなるのも仕方ないさ。なにせ、ここは元・看守長のオフィスだ。
「ほら、おいでロビン」
「おばあちゃん、私はもう子供じゃないわ」
「アタシより年下はみんな子供だよ」
「それもそうね」
ポンポンと膝を叩けばロビンは恥ずかしそうに視線を逸らすけど。静かにアタシの真横に座って、そのままアタシの膝枕に倒れ込んできた。
すっかり大きくなったかと思ったけど。
やっぱり、まだまだ子供の頃とおんなじでロビンは甘えるのも人に寄り添うのも苦手だねェ…。まあ、そこもアンタの良いところだとアタシは思うさね。
「さァ、アンタの仲間の話を聞かせとくれ」
にっこりとアタシは微笑みながらロビンに原作と同じように仲間と出会えて、幸せになれたのかを問い掛ける。ロビンを逃がしたときに五老星や海軍元帥に捕まったからね、あんまり世間には疎いもんだ。
「居たぞ、ニコ・ロビンだ!!」
「おい、カネゼニーのばあさんもいるぞ!?」
ぞろぞろとアホみたいに集まってきた武装した奴らに溜め息を吐きつつ、アタシはロビンの真横を通り抜け、じろりとバカどもを睨み付ける。
「クアッ!!」
アタシはグンムッ!!と海老反りに身体を折り曲げ、面倒臭いバカどもをお仕置きするためにエネルギーを充填していく。
「ヒヒヒッ、このバカどもめがッ!豪血寺一族に伝わりし婆の入れ歯でも食らえェ!〝岩砕歯〟ッ!!」
そう言うと上半身を戻す反動を利用し、アタシは入れ歯を吐き出す。アタシの入れ歯は〝武装色〟を流し込みすぎたせいか。
すっかりお歯黒みたいになっちまった。
「「「うぎゃあぁぁぁっ!!?き、汚ねえぇ!?」」」
「
アタシの入れ歯が一人に当たった瞬間、ガブリと噛みつき、即座に別のヤツを狙って跳ね返る。そいつは特別製の入れ歯じゃ、〝リモコン下駄〟ならぬ〝リモコン入れ歯〟みたいなもの。
「んがっ。ヒヒヒッ、今度は脳天に噛みついてやろうかねェ…!!」
フキフキと入れ歯をハンカチで拭いて、口に嵌め直しながら言えば真っ青な顔で逃げ出すバカどもを無視し、口許を押さえて笑っとるロビンに近づき、「ほら、もう行くよ」と伝える。
やれやれ、またツボっとるのか。
「おばっ、おばあちゃん、それホントにだめっ」
「こふぇか?」
「んふふふふっ!」
まあ、大事な孫の笑顔も見れるし。
こういうのもたまには有りかもしれんな。
「ところで。おばあちゃん、豪血寺一族ってなに?」
「ヒヒヒッ、ソイツは内緒だよ」
〈岩砕歯〉
出典・豪血寺一族
豪血寺お梅/豪血寺お種の必殺技
入れ歯を吐き出して、相手を攻撃する。カネゼニーのものは〝武装色〟によってほとんどお歯黒みたいになっているが、破壊力は鋼鉄すら噛み砕く。
〈リモコン下駄〉
出典・ゲゲゲの鬼太郎
鬼太郎の必殺技
遠隔操作できる下駄を蹴り飛ばし、妖怪を倒す。