【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。 作:SUN'S
「ウィッハッハッハッ!!そうかそうか、お前達も
バンバンとオレの背中を叩き、そう豪快に笑い飛ばす薄紫色の髪の毛と巨大な筋肉を持つ男〝超人〟ジーザス・バージェスを見上げる。
ジャンゴいわく「ジーザス・バージェスは黒ひげ海賊団の操舵手を務める上、さらにパワーは作中でもトップクラスだ。多分、純粋なパワー比べならお前より強いんじゃないか?」と言いやがった。
確かにパワーは負けそうだが、最後に勝つのはオレだ。パワーを上回るテクニックとディフェンス……いや、ディフェンスには自信はないかも知れない。
「あ゛ァ゛ーーッ、ところでなんだがよォ…向こう側の誼でお前に頼みがあるんだ」
「オレに頼み?」
そもそも出会って数分なのは良いのか。
「今度の試合に出る相方がワノ国に行っちまってな。オレとしてもタッグマッチはしっかりとやりてえし、アイツを待って不戦勝になるのも困るんだよ」
「あー、言いたいことは分かる。オレも相棒のジャンゴがいなかったら困るわ」
「だろ?そこで悪いんだが、一時的にオレと相方の代わりに試合に出てくれねえか?」
「ジャンゴ、通訳してくれ」
こいつは何を言っているんだ。オレはあまりにも唐突すぎる言葉に困惑し、ジーザス・バージェスの取り仕切っている格闘ジムの室内を散策していたジャンゴに呼び掛ける。
アイボリーはアイボリーで格闘ジムの勧誘用の雑誌を読んでなにしてるんだろうか。べつに太ってるようには見えないし、フィットネスに通う必要ないだろ。
「フルボディ。こいつは『オレ達の試合に代役として出てくれ』って言ってるんだ。ちなみに試合形式はタッグマッチ、スリーカウント制、相手も
「なあ、今さらではあるんだが。オレやジャンゴ、それにジーザス殿も含めて『
「「ああ、それはオレも思った。多いよな」」
オレの疑問を肯定し、二人は頷いた。
「で?どうなんだ、出てくれるか」
「ジャンゴ、頼んだ」
「またオレかよ!?ったく、怪我の療養中だってことは分かってるが、もう普通に殴り合えるぐらいには回復してるんじゃねえのか?」
「なんだ、怪我してるのか?」
「いや、完治してないし。今の問題は右拳だ。キングデュー、白ひげとやり合ったときにオレの右拳は完全に砕けて、本気で殴り合える勝負は二、三回程度だ」
その勝負はキングデューと決したい。
おそらくオレと同じパンチに固執するバカで、本気のバトルを楽しめるのはアイツだけだ。ジャンゴには悪いが、原作の壊れた世界だ。
オレの本気をぶつけるヤツはキングデューだけだ。
「じゃあ、お前だけでいいや」
「結局、オレかよ!?」
〈ジーザス・バージェス〉
ジーザス・バージェスに転生した男
格闘ジムを経営する無敗のチャンピオン。黒ひげ海賊団の勧誘を断っており、無理やり従わせようとした彼らをブチのめし、返り討ちにした。パワーを活かしたスタイルを基調としているが、テクニックやディフェンスにも秀でている。
また、多種多様な格闘技の試合に出場し、タッグマッチの相方は〝スリラーバーク海賊団〟の副船長というウワサがあるものの。相方はオメガマンを名乗っているため、真偽は不明のままである。