【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。   作:SUN'S

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ボクは光月おでん、よろしくね!

ワノ国、花の都にて。

 

オレはカイドウと引き分けたゲッコー・モリアと一緒に治療を受けている。五度目の抗争を経て、ようやく引き分けに持ち込めるようになってきた。

 

まあ、キングとクイーンの二人はオレが倒した。

 

あとはジャック、飛び六胞の奴らをブッ飛ばしていけば自然とゲッコー・モリアとカイドウの一騎討ちのみにオレも集中することが出来る。

 

「カイドウを倒したヤツは此処かァ!!」

 

そう叫んで部屋に飛び込んできた白髪、いや、鮮やかなグラデーションの入った長い髪を揺らして現れた鬼面の大きなヤツにオレは嫌な予感を感じる。

 

「……だれだ、お前は?」

 

「ボクは光月おでんだ!あのカイドウを倒したという人物を探し回っているんだけど、良かったら知っていることを教えてくれないか!?」

 

ギャーギャーと喧しい存在にオレは溜め息を吐く。

 

オレの記憶も薄まっているし。

 

こういう騒がしいキャラのことも忘れてるんだな。しかし、光月おでんと言えばカイドウやワノ国のキーパーソンだったはずだが?

 

「……ところで君は誰だい?」

 

「オレはアブサロムだ。あとカイドウを倒したんじゃなくて引き分けたんだ。まあ、次に殺り合えばウチの船長は絶対に勝つがな」

 

「君の船長がカイドウと引き分けたのか。あの怪物親父と互角に渡り合えるなんて。いったい、どれだけアブサロムの船長はすごいんだろう!」

 

……こいつ、良いヤツかも知れねえな。

 

ゲッコー・モリアの良さを分かってやがる。

 

「フッ、お前も分かるかウチの船長のすごさが?」

 

「うん!あのカイドウと引き分けるなんて、きっと凄いひとなんだろう。ああ、会ってみたいな。ねえ、やっぱりどこに居るのか教えてくれないかな!?」

 

「普通に考えろ、会わせるわけがない」

 

オレに迫り来る勢いで近づいてきた鬼面のヤツを投げ飛ばす。なにか文句を言ってたが、大事なウチの船長に面倒臭いヤツを会わせるつもりはねえ。

 

「なにするんだ!」

 

「此方のセリフだ。光月おでんは故人だろ?いきなり死んだ人間の名前を騙って、オレに近づいてくるなんざ怪しんでくれって言ってるもんだ」

 

「うっ、言われてみれば……でも、カイドウと引き分けた人に会うためにも君を倒すッ!!」

 

「ガルルル、やってみろ」

 

ゴキリと指の骨を鳴らし、金棒を振り構える鬼面。

 

明らかにカイドウの関係者なの丸分かりな武器持ちやがって、ふざけてるのか?

 

「〝雷鳴八卦〟ッ!!」

 

「やっぱり関係者じゃねえか!!」

 

ふつうにカイドウの必殺技を使ってきた鬼面に怒鳴りながらオレは振り下ろされる金棒を掴んで受け止め、そのまま頭突きをブチかます。

 

「オラ、掛かってこいよ」

 

「くううっ、負けるかァッ!!」

 

そう叫んで鬼面はオレに飛び掛かってきた。

 

ホントに面倒臭いヤツだな。

 

 

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