【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。   作:SUN'S

180 / 316
〝元海軍元帥秘書〟ドンキホーテ・ロシナンテ

ジャンゴいわく「もうお前のパワフルさと原作の乱れっぷりで自信持って言えねえけど。シーザー・クラウンは麦わらの一味が捕まえるし、トラファルガーもルフィ達と同盟関係になる予定だ」とのことだ。

 

オレの仕事はシーザー・クラウンの逮捕および危険な兵器の破壊だったが、アイツの自爆攻撃で任務は両方とも成功と言えるけど。

 

いや、この前の任務は成功したのだ。

 

「なあ、ジャンゴ。ホントにロシナンテ大将を連れていけば問題ないんだよな?さっきからモップ掛けしたところで転びまくってるぞ?」

 

「あの人はいつもアレだ」

 

「そうか。大変なんだ、ロシナンテ大将も」

 

オレとジャンゴの話が聞こえてしまったのか。

 

彼は申し訳なさそうに甲板の隅っこに移動して、今度は海に落ちたドンキホーテ・ロシナンテ大将を追いかけて海に飛び込んだ。

 

「ぶはあっ、死んだかと思った…!」

 

「す、すまない」

 

ロシナンテ大将の謝罪を受け取りながら、オレは甲板の柵に頑丈なロープを括り付けて、彼の胴体に巻き付ける。うん、これぐらいすれば大丈夫だろう。

 

ホントにセンゴク元帥の秘書だったのか?と訝しげに見てしまいそうになる。が、彼の実力はジャンゴもセンゴク元帥も強いと言っていた。

 

そんなことを考えながらオレは外套に染み込んだ海水を絞り出して、全力のシバリングを行ってスーツと外套の水分を無理やり蒸発させる。

 

「意外とカロリー消費するんだよな、これって」

 

「いや、お前だけだよ。それ出来んの」

 

「……あ、オレのも乾いてる」

 

「フルボディさん、見えてきました」

 

ダラダラと看板で話しているとアイボリーが望遠鏡を持ってオレの傍まで来てくれた。彼女の優しさに「ありがとう、助かるよ」と言葉を告げる。

 

情熱の国ドレスローザ。あの王下七武海の一人にして大海賊たるドンキホーテ・ドフラミンゴの統治するラブロマンスに溢れた国だ。

 

ただ、どうにもドンキホーテ・ドフラミンゴはにがてだ。あいつには会議で会ったことは何度かあるが、いつも〝糸〟を飛ばしてオレを操ろうとしやがる。

 

「ロシナンテ大将、実兄と戦うことになる可能性もあるわけだがホントに大丈夫なのか?」

 

「……ああ、大丈夫だ。それにあの頃から闇の中を彷徨い続けているアイツを止められるのは、唯一兄弟であるオレだけだ」

 

「それなら、オレ達はあなたがドンキホーテ・ドフラミンゴ殿と話し合えるように他の部下を足止めすることに徹しよう」

 

「助かるよ」

 

どこか危険な雰囲気を纏っているロシナンテ大将の呟きにオレもまたドンキホーテ・ドフラミンゴの逮捕に関して意識を集中させる。

 

「……それにしても何だか焦げ臭いな?」

 

「「「いや、あんたが燃えてるんだよおぉぉぉーーーーっ!!?」」」

 

ドジっ子も極まれば災害だな。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。