【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。   作:SUN'S

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〝嘲笑う科学者〟

ルフィ達とビッグ・マム海賊団の雑兵を倒しながら通路を進んでいるとヘンテコな扉を見つけ、ゆっくりと開けようとしたが力任せにルフィが蹴破った。

 

「シーザー・クラウン!?」

 

「シュロロロロロ。随分と遅い到着じゃねえか。だが、そこの海兵と魚人が加わるのを看過してやるほどオレ様は優しくねえぞ?」

 

「おっさんとジンベエは良いヤツだ!」

 

「ジンベエは優しいけど。そのアゴヒゲはベルメールさんに撃ち殺されても仕方ない重罪犯してるわよ?さっさと捕まれば良いのに」

 

オレはシーザー・クラウンの存在に驚きの声を上げると同時に貶す言葉を吐かれ、ルフィに庇われるもナミにドストレートの事実を告げられてメンタルにダメージを受ける。い、いや、オレがバカだったせいだ。

 

原作遵守もいいが、オレも彼らも生きている。

 

この世界はフィクションじゃねえんだ。アーロンの改心だって有り得ることだし。なんならフィッシャー・タイガーがあんなゴリゴリマッチョの化け物に変貌した転生者なのも仕方ねえことなんだ。

 

「おっさん、シーザー無視していいぞ」

 

「お、おう」

 

「ふざけんなァ!?オレ様を無視すんじゃねえ…!ったく、ホントにコイツが『ゴムゴムの実』を食べてなけりゃ手助けなんぞしねえのに……」

 

「まだ言ってるわ。ルフィがゴム人間だからって、いったい何があるのよ?」

 

「こんなところで言えるかァッ!!!?」

 

シーザー・クラウンの言葉に思い当たる秘密を知っているため、オレもおおっぴらに言えない気持ちを理解できる。が、あそこまで警戒するところを見るに、やはりルフィは原作通りに「解放の戦士ニカ」なんだろう。

 

ただ、オレの知識は変身するところまでだ。

 

カイドウと殺り合って勝利した側は知らない。きっと原作だとルフィは勝っているんだろうが、此方は転生者の影響でパワーバランスが狂っている。

 

「それから、そこの海兵にも言っておくがオレ様に文句や分不相応な態度を取りやがったら絶対に殺すからな?ついでに『今度こそオレ様に跪かせてやる!』とピンク髪の海兵にも伝えとけ!」

 

「にししっ。シーザーじゃフルボディには勝てねえだろ、おれは勝ったことあるけど!」

 

「あァん!?オレ様が勝つに決まってるだろ!?」

 

「どっちもアホで助かるわ。あとアゴヒゲは立ってなさい」

 

「……うっす…」

 

ルフィとシーザーの口論を聞きつつ、オレはナミに言われるがまま部屋の端に移動して大人しくする。おそらく、これからカポネ・ベッジと会議するはずだが、オレのせいで拗れたりしねえよな?

 

「アンタ達はいい加減やめなさいよ!!!」

 

「天才の頭脳を叩くなァッ!?」

 

「いでぇっ!?」

 

………………疲れるなあ、速く帰りてえ。

 

 

 

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