【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。   作:SUN'S

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〝世界会議〟の護衛にフルボディを添えて

ゴア王国のアホ王ステリーの護衛を無理やりガープ中将に押し付けられたオレは久々に会えたジャンゴを引き連れ、タラコみたいな唇を釣り上げて笑うアホ王に空気の玉を指弾で打ち出す。

 

「いでっ!あだっ!?こぺぇっ!!?」

 

大々的に世界会議に赴くために開催されたパレードの最中だっていうのにアホ王はバカみたいに頭を弾かせる。チラホラとオレの指弾を見えているヤツもいるが、基本的にクソカスの天竜人に手出ししていないので無関心を貫いている。

 

まあ、オレは指弾を撃つけどな!

 

人の上に股がってふんぞり返ってる天竜人に向かって指弾を撃つ。ジャンゴはルッチの視線を一瞬だけ感じ、苦笑いを浮かべる。

 

「えーっ、まずは集まってくれた事に感謝を」

 

そう言って赤い土の大地(レッドライン)を昇るエレベーターを背中に語り出したのはアラバスタ王国の王様だった気がする。ジャンゴに小声で聞けば「コブラ王だよ、思い出したのに穴だらけだな」と言われた。

 

そう、それだ。

 

確かコブラ王だった。

 

そんなことを思い出しながらオレは指弾を撃てばルッチは〝「飛ぶ」指銃〟を撃って対抗してきた。あの野郎、オレの指弾を打ち消しやがった。

 

ビュンッ!  バシュッ!

 

ビシッ!  パンッ!

 

「いい加減にしろやァッ!!!」

 

「お前ら鬱陶しいぞッ!!」

 

空気の弾丸の飛び交う会場に痺れを切らした護衛気取りのバカの怒鳴り声に会場が、シーンと静まり返ると同時にオレとルッチは怒り心頭で抜刀しようとしたバカ共の頭にパンチを繰り出して黙らせた───ように他の奴らは見えたんだろうけど。

 

実際はバカ共を殴るまでにルッチの〝指銃「黄蓮」〟による攻撃を受け、オレの繰り出したのは〝ショットガン〟と呼ばれる最速最短を打つラッシュブローだった。

 

「「失礼。喋るゴミが居まして」」

 

「「「(こ、怖えぇ……!!?)」」」

 

ギロリとオレを睨み付けるルッチに、にんまりと余裕の笑顔を向けて同じ言葉を呟いてやる。やべえな、ちょっと頬や腹に掠りかけた。

 

まだCP0に行って鍛え直されたルッチとは一度も戦ったこと無かったから本気で殴りそうになってしまった。しかし、それにしてもだ。

 

あのラッシュはシキやドフラミンゴ並みだな。

 

「ドンキホーテ聖、お怪我は?」

 

「あ、ああっ、私は大丈夫だ」

 

オレに視線を向けるドンキホーテ・ミョスガルドの視線は化物を見るような目だ。どうやら彼の目にはオレとルッチの攻防が僅かに見えていたようだ。

 

まあ、それぐらい他の護衛も見えているか。

 

「フルボディ、頼むから止めてくれ!万国で疲れた身体が更に軋むから…!」

 

「オレも戦いたかったんだがなあ」

 

シャーロット・カタクリ、おそらく現時点でまだオレより強い男だ。ソイツと戦えばシキやカイドウとも対等に渡り合える強さを得られると思ってたんだけどな。

 

 

 




〈ショットガン〉

出典・はじめの一歩

速水龍一の必殺技

最速最短を打つ左右の連打を高めたパンチ。ストレート系のパンチの中で超至近距離で放つラッシュに適した最速のパンチだが、フックやアッパーには使えない。

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