【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。   作:SUN'S

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〝輪廻の輪を越える者たち〟

サボが革命軍に帰って数日ほど経った頃。

 

オレなりに調べてみたものの。転生者のコミュニティは複数存在しており、主人公やイケメンキャラのお嫁さんになりたい過激派ヒロイン達や主人公の師匠ポジションにいる転生者達の証言によれば原作キャラの曇った顔に興奮を感じる変態集団がいるそうだ。

 

「『汝、絶対悪(ラスボス)たれ』って、まんまだな」

 

「たまに二次創作で見掛けるけど。リアルでやるヤツが現れるのも転生者っぽいよな。ただ、コイツだけ存在感がヤバイのは事実だ」

 

そう言って証言と共に差し出された似顔絵を指差すジャンゴに思わず同意してしまう。

 

だって、どう見ても言峰綺礼みたいな神父に、奈落フェイスレス志々雄真実といった他作品の悪役、ラスボスにライバルなど何処かで見覚えのある奴らの似顔絵なのだ。

 

もうトリコ関連の個性豊かな転生者ヘラクレスンだけでもお腹一杯なのに、まさか他にもラスボスの真似事しているやつがいるのかと幸先が不安になる。

 

「まあ、悪魔の実の能力による変身か外側を改造して似せている可能性もあるだろ?フルボディだってコスプレした集団をあの時に見たろ?」

 

「確かに、居たには居たな。でもアイツらはコスプレしてるだけで能力は持ってなかっただろう。……いや、ひとりだけ変なのがいたか?」

 

「みんな変なのだったが?」

 

あのときってのは、頂上戦争の時なんだろうが生憎とジャンゴの催眠術でまだ半分ほど朧気だったりするのは内緒だ。多分、すんごい思い出すのに疲れるし。

 

「ヒトヒトの実モデル〝言峰綺礼〟とか?」

 

「ンフッ」

 

「えっ、これで笑えるのか?」

 

オレの呟きに想像してしまったのかジャンゴは飲んでいたコーヒーを吹き出している。あんまり汚すなよ、と苦言を吐きながら資料を纏めて引き出しの中に仕舞い、どうしたものかと考える。

 

「そういえばホーディはどこにいるんだ?アイツも転生者コミュニティに出入りしてるから話を聞きたいんだが。ホールケーキアイランドに居たんだろ?」

 

「ホーディなら海底で反省中だそうだ。シャーリーの嬢ちゃんに浮気やナンパがバレて絶賛監禁されてるってアーロンに教えられた」

 

「あー、じゃあホーディは後回しだな」

 

「ちなみに浮気相手はビッグ・マムとサンジの姉、それからビッグ・マムの娘達をナンパしまくっていたところをジンベエに捕まり、今に至るって話だ」

 

アイツはゼウスか何かなのか?

 

「ジャンゴ、ビッグ・マムって美人なのか?」

 

「ビッグ・マムはおばあちゃんだぜ」

 

「オレにはホーディの守備範囲の広さが分からん」

 

「安心しろ、オレも同じだ」

 

そもそも結婚してるだろ、アイツ。

 

 

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