【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。   作:SUN'S

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〝鼻毛真拳〟と書いて〝スーパキング〟と読む

そろそろカイドウとケンカしたいなと考える今日この頃のある日、オレの元に招待状が届いた。なんでも『最強の真拳使いを決める』という大会だそうだ。

 

それに、ひょっとしたらサボの記憶を封じたり甦らせたヤツがいるかも知れない大会だ。なにより強いヤツと戦える機会は多いほど嬉しい。

 

「ジャンゴも使えるよな?」

 

「オレはギャグ要員じゃねえよ?」

 

「そのアゴヒゲでギャグじゃねえってお前」

 

「ぶん殴るぞテメー!?」

 

そんなことを話しながら休暇届を書こうとした瞬間、ドンッ!とオレの執務机に大量の紙束が叩きつけられ、にこりと微笑んでいるアイボリーがそこに立っていた。

 

「フルボディさん、私に黙って何処に行くつもりですか?ジャンゴ氏もこの人のケンカ好きを知っているんですから止めて下さい」

 

「あー、悪かった。でもオレは被害者だぜ?」

 

「ふたりは親友ですよね」

 

「はい」

 

オレの事でアイボリーに責められるジャンゴに申し訳ないと思いつつ、アイボリーに提出された大量の書類に目を通していく。海軍本部の食堂改築案、軍艦の増設、何度目か分からないガープ中将の捜索願など多岐に渡る内容だ。

 

まあ、最後の書類は無視しておこう。

 

「ところで、フルボディさんの言う〝真拳〟って何なんですか?私は見たことがないので、他の人達の目撃した事しか知らないのですが」

 

「〝真拳〟は超能力に近い拳法だ。例えばオレの〝手術真拳〟は医療関係の事象を具現化し、その気になれば手術室を作り出して執刀できる」

 

「???」

 

「まあ、要するにフィーリングでイケる拳法だ」

 

「あの、余計に分からないんですけど」

 

オレの説明にクエスチョンマークを浮かべて困惑するアイボリーに苦笑いを向けながら「そういう高次元の格闘技だと思えば良いんだよ、オレ達には体得すること事態が難しいからな」とジャンゴがフォローしてくれた。

 

「ちなみにオレの他に世界政府や海軍本部にも数人ほど〝真拳〟使いは所属しているぞ。ダルメシアン中将とか〝アニマルMIX真拳〟を使うし、ワンゼ料理長も〝ラーメン真拳〟を体得している」

 

「頭が痛くなる話ですね、なんだか」

 

「オレの知らないところでまた変な交流が増えてる気がするのは気のせいか?」

 

二人ともオレやジャンゴと同じく転生者だっていうのは内緒にしておこう。こういうのは会ったときに知るのが面白いんだ。

 

「ラーメンが食べたくなってきたな」

 

「お昼にラーメンですか?」

 

「仕事帰りに寄るのもありだろ」

 

そんなことを話しながらオレ達は仕事を続ける。さすがにまだルフィ達はカイドウと戦っていないだろうし、もしもカイドウと戦うときは呼んでもらわないとな。

 

 

 




〈ダルメシアン〉

ダルメシアンに転生した男

海軍本部に所属する海軍将校。フルボディとジャンゴと同じく転生者だが、二人のように目立つ事件を起こすことなくコツコツと実績を積み重ねる堅実派。イヌイヌの実を食べている疑惑もあったが、ただ趣味で『ダルメシアン』のマスクを被っている。

「ONE PIECE」の世界では珍しい完全ギャグ補正体質のため、彼の周囲では生死に関する事件は起こらず、無血解決する凄腕の海兵として尊敬されている。また〝アニマルMUX真拳〟という融合系の真拳を体得している。

〈アニマルMIX真拳〉

出典・ボボボーボ・ボーボボ

紫炎龍かまらの必殺技

肉食動物と機械を融合させる拳法。融合の発動と解除は任意で行えるため、防具や武器と動物を融合させて共に戦うなど応用が様々なところで役立つ。

〈ワンゼ〉

ワンゼに転生した男

世界政府の食堂を支配する料理長。独自に編み出した〝ラーメン拳法〟を操り、お残しする職員のお仕置きに奮闘する真面目な役人。原作では目の飛び出た男だが、何故かサンジの〝整形ショット〟後のイケメンフェイスだったりする。

〈ラーメン真拳〉

出典・ボボボーボ・ボーボボ

メンマの必殺技

ラーメンを美味しく作り出す拳法。無からラーメンの麺を作り出し、最高品質のスープや具材を取り出せるラーメン関係の出来事ならば全て起こせる。ただし、食材なので戦闘には使えない。

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