【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。 作:SUN'S
ジャンゴとオレは如何にも海賊という見た目に変装し、海賊万博に潜入している。普段の白いスーツも良いが、こういうラフな格好も好みだ。
「もっと踊ろうぜェ~~~っ!!!」
「いよっしゃあぁぁーーーっ!!!」
そして、オレ達は海賊の奏でるミュージックに合わせてダンスを踊っている。東の海にいた頃はよくダンスの島に遊びに行っていたが、最近は全然踊れてなかったからな。息抜きには持って来いだぜ。
そんなことを考えながらジャンゴと競うようにステップを踏み、グルグルと胸の前で両腕を回転させながらリズムに乗り、ド派手に身体を揺さぶって全身を使って踊ることに明け暮れる。
チラリと露店で串焼きを買っているスモーカーを見つけたが、サッと視線を逸らされた。そういえば二人も潜入しているんだったかと思い出しながら、オレとジャンゴは陽動を兼ねて更にダンスを踊りまくる。
「フェフェフェ…!楽しそうじゃねえか、オレも混ぜてくれよ!」
「「「おやびいぃぃんっ!!」」」
「フォクシー!?」
「とんがり鼻のオッサンか!」
ズザアァッ!とオレ達のダンスに乱入してきた〝国盗り〟フォクシーの存在にダンスを見ていた海賊達は盛大に盛り上がり、グイングインと身体を揺らして独特なダンスを踊るヤツに負けじとオレとジャンゴもまたダンスに集中していく。
クッ、なんて華麗なフットワークなんだ。
「フォクシー!」
「「「フォクシー!!」」」
ビシッと人差し指を天に向かって掲げるフォクシーの掛け声に応える観客のノリの良さにオレはニヤリと笑い、ジャンゴを見ればオレの考えが分かったのか。オレとジャンゴの二人でフォクシーを担ぎ上げ、そのまま三人まとめて観客席にダイブする。
「おいおい、ずいぐんとド派手な祭りじゃねえか!オレ様抜きでやろうなんざ許さねえぜッ!!」
「「「うおおぉぉーーーっ!!キャプテン・バギーがダンスバトルに乱入したぞ!」」」
「フェフェフェ…!こりゃまた大所帯になってきたな?」
「アンタのせいだろ?」
「こういうのもたまにはアリだな!」
ルフィ達が海賊船で競争を行っており、オレとジャンゴがダンスで陽動している間にスモーカーとたしぎ殿はシキとダグラス・バレットの捜索を続けている。
しかし、そう簡単に見つからないのか。
定期的に強い〝覇気〟が漏れている。
「「まだまだ踊るぞテメー等!!」」
だが、オレとジャンゴの役目はこの海賊万博に来ている海賊達の意識を出来る限り集めること。このまま踊りに明け暮れていればいいのさ。