【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。   作:SUN'S

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「最悪の世代」

「カハハハハ。此処は最高の戦場だ」

 

不敵な笑みを浮かべ、鉄の巨人の両腕を広げて構えるバレットにルフィとハンコックが駆け出し、続くようにキッドとキラー、〝大食い〟ジュエリー・ボニーが、〝魔術師〟バジル・ホーキンスが、〝海鳴り〟スクラッチメン・アプーが、ウルージが、トラファルガー・ローが襲い掛かる後方で巨大な城塞へと変身したカポネ・ベッジが一斉砲撃を繰り返す。

 

「オレが認めてやる!お前達は『最悪』だァ…!」

 

バレットのその宣言を合図に更に激しさを増した戦場に「最悪の世代」達の其々が得意とする攻撃をバレットめがけて放つ。

 

「〝ゴムゴムの〟ォ……〝JET大蛇砲(カルヴァリン)〟ッ!!!」

 

「吹っ飛べ鉄屑が!〝磁気大魔牛(パンクコルナ・ディオ)〟ッ!!」

 

ルフィは〝ギア4「スネイクマン」〟に変身して撃つ〝ゴムゴムのJET大蛇砲(カルヴァリン)〟が音速を突き破ってバレットの胴体にめり込み、急加速して次々とルフィの拳が身体中に突き刺さり、バレットの巨体を空中に突き上げ、その攻撃を後押しするようにキッドの作り上げた鋼鉄の闘牛が更にバレットを空高く押し上げる。

 

「〝ROOM(ルーム)〟…!」

 

そのチャンスを逃さすローは瞬時に〝シャンブルズ〟でバレットを覆い隠している鉄の巨人に移動し、愛刀の〝鬼哭〟の切っ先を突きつけるように構え、過剰な〝覇気〟を刀身に注ぎ込んで鉄の巨人を突き刺した。

 

「グアァァァアアァアッ!!?」

 

この戦いが始まって以降、バレットがはじめての絶叫を上げる。ローの〝覇気〟は〝「飛ぶ」斬撃〟としてバレットの肩口を切り裂き、巨大な鉄の要塞に亀裂を作り出したのだ。

 

「このまま後に続け、お前ら…!」

 

再び〝シャンブルズ〟でローが入れ替わる。

 

「御助力感謝する…!〝因果晒し〟ッ!!!」

 

「〝鎌阿音撃(カマアソニック)〟ッ!」

 

そう言って僧侶の様な衣服を纏った大男が自由落下する鉄の巨人に正拳突きを叩き込み、キラーの繰り出した内部に浸透し切り裂く斬撃が外装を切り裂き、更に正拳突きの衝撃が伝播し、鉄の巨人の外装を粉砕し、力任せに引き剥がす。

 

「音の方、これで届きなさるか!」

 

その攻撃を繰り出したのは異常に分厚く巨大に膨れ上がった筋肉を纏い、先程までローが立っていた場所に転移したのはウルージだった。

 

「バッチリだぜ、オッサン。その密室でオレの音を逃がす術は一つもないだろ〝(ドーン)〟ッ!!!!」

 

次に攻撃を仕掛けたスクラッチメン・アプーの音撃が鉄の巨人の内部にいる筈のバレットを襲い、ほとんど密閉された操縦席で荒々しい爆音が鳴り響き、鉄の巨人の身体がぐらつく。

 

「〝藁備手刀〟!これで動きは封じたぞ」

 

バジル・ホーキンスが藁人形の姿で告げる。

 

「遅れるでないぞ、小娘…!」

 

「誰に言ってやがる…!」

 

そんな口喧嘩を挟みながらバレットを押さえつけるバジル・ホーキンスの藁を駆け上がり、ボア・ハンコックとジュエリー・ボニーが〝武装硬化〟した美脚を力強く渾身の力を込めるために振り上げる。

 

「くたばれクソ野郎、〝老化衝撃(オイルショック)〟…!」

 

「〝大芳香脚(パフューム・フェルム・マグナ)〟ッ!!!」

 

ジュエリー・ボニーの振り下ろした蹴りが鉄の巨人に触れた瞬間、急速に錆びて風化を始める。それと同時にボア・ハンコックの繰り出した踏みつけに近い蹴りが風化した部位を蹴り砕いた。

 

海賊万博を壊滅させた鉄の巨人は「最悪の世代」と〝海賊女帝〟の攻撃によって完全に大破し、遂に生身のダグラス・バレットが解き放たれる。

 

「カハハハハッ!!オレの鎧を砕きやがったか…!」

 

しかし、それでも尚も彼の戦意は衰えない。

 

 

 

 

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