【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。 作:SUN'S
ミホークと激闘を繰り広げ、ようやく彼を打破することが出来たオレを待ち構えていたのは怒り心頭のアイボリーとマグマの噴き出すサカズキ元帥だった。
「フルボディ、貴様なにしちょうがか!」
「フルボディさん、流石に怒りますよ」
「あ、あー、ごめんなさい」
チラリと海面に浮くミホークに近づくジャンゴに助けてくれと合図を送ってみるが、ふいっと顔を逸らして無視しやがった。た、確かに黙って戦ったのは悪かったけど、こうなるのは分かってただろ?
そんなことを思いながらオレは血だらけの身体で正座し、サカズキ元帥のサウナより熱いマグマの熱量を浴びつつ、どうにか許して貰う方法を考える。
しかし、何も思い付かない。
「お前は降格じゃあッ!」
「降格!?」
「お前はワシの期待を裏切ることはなかった。が、さすがにこがな被害を出しちょるお前を将校に据え置くままにしておくことは出来ん…!」
そう言うとサカズキ元帥はオレの「海軍大将」という肩書きを下げることでマリンフォード近海の壊滅的な地形崩壊を咎めたことにするつもりらしい。
「今日からお前は海軍〝大将〟ではなく、ただの海軍〝大佐〟じゃけえ。お前より階級が上のサニー・アイボリーに付いて回れ!」
「大佐…大佐ですか!?」
「なんじゃ?不服か」
「イエ,マリモッ!!」
ブンブンと頭を振ってサカズキ元帥の言葉を聞き入れる。ここまで右折左折の紆余曲折まみれの人生だったが、まさかもう一度名乗れるようになるとは…!
「言うてみい、お前は誰じゃ?」
「オレは、海軍〝大佐〟のフルボディです!」
「ん。お前はそう名乗っとる方があっちょる」
それだけ言い残してサカズキ元帥は満足げにうなずき、そのまま帰ってしまった。良かった、これで終わ「フルボディさん?まだ、私との話し合いが終わってないですよね?」……どうやらアイボリーのお説教もあるようだ。
「フルボディ、ホントにハチャメチャすぎるぜ」
「嬉しい褒め言葉だ」
「ジャンゴ氏も私のお説教を聞きたいんですか?」
「いや、結構です」
にっこりと微笑んだアイボリーに首を振って否定するジャンゴは気絶しているミホークを抱えている。〝かめはめ波〟を撃って死ななかったんだな、良かった。
そう思うオレの頭をペチペチと叩いて怒っているアイボリーに何度も謝りながら、新しく身に付けることの出来た「ドラゴンボール」の〝気〟について試したいことが沢山あるにはあるけど。
ただ、まあ、流石に今回は自重しよう。