【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。   作:SUN'S

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〝登竜門を昇る〟

ページワンの張り巡らせた〝ガムのクッション〟を踏みつけ、縦横無尽に頭突きを叩き込み、一方的な戦闘を行ううるティの動きを調整し、ページワンは彼女が怪我を負わないように神経を研ぎ澄ます。

 

「……〝視えた(・・・)〟!」

 

しかし、うるティのコンビネーションを上回る勢いで驚異的な成長を遂げるルフィにページワンは悔しげに表情を歪め、うるティの移動先を〝予知(・・)〟した動きを見せるルフィの攻撃を分離していた〝ガムの破片〟を集め、ルフィのパンチを柔らかな障壁で防ぎ、うるティを守る。

 

「ペーたん、受け止めてでありんす!」

 

ページワンはクッションの反動を利用して、自身の懐へお嬉しそうに飛び付いてきたうるティを受け止め、いわゆるお姫様抱っこの格好になり、グリグリと顔を埋め込む勢いで頬擦りしている。

 

「クソ、惜しいっ!」

 

「全然惜しくねえよ。お前らに姉「お姉ちゃんでありんす」……お姉ちゃんを触らせるわけねえだろうが。何より〝見聞色の覇気〟も使いこなせてねえお前らに負ける道理はねえぞ」

 

「誰に言ってやがる、マスク野郎ォ…!」

 

「ユースタス屋、挑発に乗るな。ああやって冷静さを乱して、オレ達の攻撃を先読みしてるんだよ、麦わら屋も少しは冷静に戦えるようにしておけ」

 

そう冷静沈着に現状を理解するトラファルガー・ローは肩に担いだ大太刀の柄に手を掛け、居合いの構えを取る。が、瞬時にページワンは地面を蹴って、ローに向かって畳を蹴り飛ばす。

 

スラリと抜刀すると同時に撫でるように畳を切り裂き、ローはルフィとキッドに対して「オレはこの程度の攻撃を受けるほど弱くないぞ」とドヤ顔を向ける。

 

その顔にカチンと来たルフィとキッドの二人は意地でもうるティとページワンの攻撃を避けるために〝覇気〟を高める。

 

「〝ゴムゴムの〟ォ……!」

 

「〝磁気(パンク)〟…!」

 

散らばった城の鉄筋や武器の残骸を集めるキッド、再び〝ギア2〟に変化して攻撃の動作を行うルフィにページワンが〝ギア3〟のごとく身体の体積を増やして二人を相手に防御の構えを取った。

 

「お姉ちゃんはオレの後ろに下がってろ」

 

「ペーたん♥」

 

「……反応に困るからやめてね?」

 

うっとりとするうるティにページワンは素直に反応に困ると伝えるものの。イヤそうにしているわけではなく、本当に反応に困っているだけである。

 

そんな二人のやり取りを遮るように攻撃を仕掛けるルフィとキッドだったが、二人の攻撃はページワンの身体にぶつかると同時に衝撃を吸収され、そのまま反対側に弾かれ、吹き飛ばされる。

 

 

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