【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。   作:SUN'S

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〝神〟と〝青龍〟と〝超越者〟

ワノ国「花の都」の上に浮かぶ鬼ヶ島の更に上空にて、人類の限界を乗り越えた三人の高まり続ける〝覇気〟は世界を軋ませ、世界が悲鳴を上げるほどに凄まじい闘気を滾らせてお互いを睨み合う。

 

その身に宿るのは〝異世界の魂〟────。

 

その身に宿るのは〝太陽の権能〟────。

 

その身に宿るのは〝破壊の爪牙〟────。

 

フルボディもルフィもカイドウも三人三様の異なる人生を歩み、幾度となく勝利と敗北を経験し、幾度となく挫折と再起し、その度に強くなり、三人の明らかに其処が限界だと思われた強さを、一人が乗り越えた瞬間、伝染するようにまた一人と踏み越え、お互いがお互いを高めて臨界点を粉々に破壊してしまった。

 

「ウォロロロオォーーーーッ!!!堪らねえなァ…!テメェらに出会えたこの日をオレは生涯忘れることはねえだろうぜッ!!」

 

ドッッッゴオォォンッ!!!

 

開戦の狼煙を真っ先に上げたのは、やはり全世界の海において〝世界最強〟の称号を冠する四皇の一角たるカイドウだった。彼は金棒を振りかざし、正史とは違う形で〝解放の戦士〟と成ったルフィに剛打を叩き込んだ。

 

「効かねえなァ……〝ゴム〟だから!!」

 

しかし、髪と服の白くなったルフィはカイドウの剛打を受けたというのに、ニカッ!と笑みを深め、そのまま金棒の衝撃を蓄えた両手の掌打をカイドウの土手っ腹に力強くめり込ませ、強烈な一撃を見舞った。

 

凄まじい衝撃波を巻き起こして吹っ飛ぶカイドウから標的をフルボディに変えたルフィに向かって、フルボディも笑みを浮かべて突撃する。

 

「だりゃあっ!!」

 

「あひゃひゃひゃっ!!やっぱりフルボディはすんげえな!こんだけパンチを避けてるのに、じいちゃんみたいに身体にダメージが来るぞ!」

 

「オレはそのガープ中将の弟子だぜ、ルフィ!」

 

〝界王拳〟と〝八門遁甲〟を同時に解放したフルボディの攻撃を異常な〝弾力性〟でダメージを受け流し、痛快なラッシュと共に攻撃に転じるルフィのパンチの豪雨をフルボディは正確に防ぎ、瞬時に殴り返す。

 

「オレも混ぜやがれ、テメェらッ!!」

 

その洗練された攻防をカイドウはたった一振りの攻撃で粉砕し、僅かに避け損ねたルフィの身体を掴み、フルボディに目掛けてルフィを金棒の如く振り抜く。

 

当然ながらゴム人間のルフィは振り下ろされた反動で身体が伸び、そのまま地面に激突しようとした、そのときだった。

 

びよおぉぉ~~~~んっ!!!

 

地面にぶつかった瞬間、地面が弾んだ。

 

「あァん!?」

 

「〝超人系〟は周囲に影響を及ぼすだったか?」

 

驚愕するカイドウと納得するフルボディの間を真っ白なルフィが通過すると同時に伸びていた腕が二人の胴体に衝突し、暗雲を突き抜け、星空の見える場所まで二人を空高く弾き上げる。

 

 

 

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