【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。 作:SUN'S
本部に来ちゃった。
オレを心配して着いてきてくれたアイボリーに感謝しながら眉間に皺を寄せるセンゴク元帥、醤油煎餅を片手に「ブワァーッハッハッハッ!!」と爆笑するガープ中将に挟まれて、オレは昇進の話を長々とされている。
「フルボディ、貴様の強さは既に大将クラスに匹敵するというのに
「拘る理由、ですか?」
東の海に拘る理由はサンジの仲間入りのためにオレが必要だったからだよな、確か?いや、でもサンジの仲間入りはオレが潰したから、どうなるんだ?
「現在は東の海に拘る理由は無いですが、シンプルに天竜人みたいなカスにアゴで使われたら確実にぶん殴ると思うので昇進したくないであります!!」
そうオレは高らかに宣言した。
「な?面白いじゃろ、こいつ」
「そんな理由が通用するか馬鹿者が!?」
そんなこんなと話は進み、オレは海軍少将ではなく〝中将〟になってしまった。ジュラキュールとガチバトルしたのが原因とはいえ異例の出世にやっかみは無いだろうかと不安になる。
「まずはワシの部下として研修じゃな」
「えー、いやだー」
「『いやだー』とはなんじゃ『いやだー』とは!?仮にもワシはお前の師匠じゃぞ!!もっとはしゃいで喜ばんか!?」
バガァンッ!とガープ中将に頭を殴られた瞬間、オレは床を突き抜けて二階、一階、地面の中へとめり込まされた。こういうところがいやなんだよな。
そんなことを考えながら地面を殴って脱出し、オレの突き破った穴を通ってセンゴク元帥達の待っている部屋に戻った瞬間、金色に輝く仏像に出会った。
えぇ、なにこれぇ……?
「少しは反省せんかガープッ!!」
両手首を重ねて放つ掌打は凄まじい衝撃波を生み出し、オレはガープ中将の巻き添えを食らってマリンフォード近海まで弾き出される。
「この程度の衝撃波で吹っ飛ぶとはワシのいない間は訓練を怠ったなフルボディ!」
「ただの少将に元帥の一撃を耐えろってのか!?」
「当然、当たり前じゃあアァーーーーっ!!!」
オレ、こんなパワフルおじいちゃん達と本部勤務になったら仕事しないといけないのか。このままだとアイボリーが不安になるよ、どうしよう。
いや、まずは二人を止めるほうが先だな。
「ストップしろや、おじいちゃんズぼぁ゛ッ!?」
「「……何をやっとるんだ、お前は?」」
颯爽と格好付けて二人の間に飛び込んだまでは良かったが、拳骨と掌打に挟まれ、ようやく塞がり掛けていた傷が開き、オレは地面に倒れた。
もう、なんなの?
このおじいちゃん達、どんだけパワフルなわけ?