【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。   作:SUN'S

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ジャンゴ、贖罪の生活

ベルメールの姐さんを殺し掛けた挙げ句、汚職まみれの海兵とはいえ仲間を操ってアーロンパークを襲ったオレはアーロン一味からココヤシ村の住人の一人一人に至るまで徹底的にボコられ、現在はアーロンの元で贖罪の生活を送っている。

 

「シャハハハ!オレの傷が癒えるまで、たっぷりと扱き使ってやるぞ人間!」

 

「あんまり騒ぐんじゃないよ、全く」

 

そう高らかに宣言するアーロンだが、原作のように人間を憎悪し見下しているようには見えず、むしろベルメールの姐さんやナミ、ベルメールの姐さんのもう一人の義娘のノジコ、ココヤシ村の住人を大切に扱っている。

 

数十年もONE PIECEの世界で生きてきて、ようやくオレはこの世界は現実であり、二度と間違えることの出来ない世界だと気づいた。いや、そもそもオレは分かろうとしていなかったのかもしれない。

 

「ジャンゴ、オレのタコ焼き運んでくれぇ~!」

 

「アイアイサー!」

 

オレはアーロンパークの料理長を務めるはっちゃんの指示に従って、お客さんに彼の作ってくれたタコ焼きを運び、お客さんの食べ終わったタコ焼きの空箱をゴミ箱に入れていく。

 

「ルフィ達はどこら辺かね、今は」

 

そんなことを考えながらすでにアーロンパークを旅立ったルフィ達の行く末を思う。なんやかんやでサンジも仲間入りしてくれたから良かったが、あのままだったらホントにサンジの未来はヤバかったからな。

 

まずジェルマは確実に来るだろうし、強化イベントも何もクリアしていないサンジじゃジェルマには確実に負けて、ゼフのじいさんも大怪我を負うだろうし。

 

「ジャンゴ、巻き藁を用意しろ!!」

 

「アイアイサー!」

 

「チュッ♥️」

 

「それはいらん!!」

 

キレッキレの魚人空手の演武を披露するクロオビとオレに向かって投げキッスしてくるチュウに断りの返事を速やかに返す。

 

そういうファンサービスはお客さんにしてくれ。オレにはヒナ大佐やマキノさんというステキな女性という人がいるんだ!!

 

「ところで。アンタ、フルボディの相棒だったわね」

 

「アイアイサー!」

 

「サー?」

 

「ウッス。すみませんでした」

 

アーロン達と同じように返事した瞬間、ぎろりと睨まれた。フッ、さすがはフルボディを鍛えたベルメールの姐さんだ。めっっちゃくちゃに怖いぜ。

 

「……まあ、いいわ。それよりフルボディは元気にしてるかしら?」

 

「あー、アイツなら海軍本部に転属して、今は強豪海賊のひしめき合う偉大なる航路(グランドライン)を巡回する中将だな」

 

「ずいぶんと出世したわね」

 

なにやら考え込むベルメールの姐さんに首を傾げつつ、オレははっちゃんのタコ焼き配膳のために〝剃〟を使って、せっせと仕事を続ける。

 

 

 

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