【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。 作:SUN'S
ズタボロの格好で歩くオレとルッチは自然と注目を集めてしまい、なんとも言えない気持ちになりながら早足でココロのおばあちゃんの待つ場所を目指していた、そんなときだった。
オレ達は海パン一丁のリーゼントヘアーの変態……いや、ルフィの仲間になる〝
「クルッポー。お前の知り合いだ、なんとかしろ」
「違う。断じて違う。仮に知り合いでも変態とお互いに股間を丸出しで出歩くモザイク魚人と仲良しなんて知られたくねえよ」
「クルルルル!?」
「───ッ、どうしたんだ。ハットリ!?」
突如、騒ぎ始めたハットリを心配するルッチ。
オレもハットリに視線を向けた瞬間、ふとオレ達を隠すように空は陰り、いや、一瞬で間合いを詰めてきた変態によって影が出来たんだ。
「ジャハハハハッ!ウォーターセブンってのは随分と話の分かるヤツがいるな!ついでだ、オレの仲間のジャンゴも紹介してやる!」
「アアァァーーーウッ!!ホーディ、中々にイカした野郎じゃねえか!でもオレの家族に発情するのはやめねえとぶん殴るぜ?それならオレも知り合いのルッチを紹介してやるよ!」
「「やめろ、変態に紹介するのはやめろ!?」」
バシン!と同時に変態共をぶん殴り、オレとルッチは息も絶え絶えに逃げようとする。しかし、あれだけ派手に殴り合ったせいか。変態共は平然と立ち上がり、ズンズンと近付いてくる。
「待て、せめて普通に紹介してくれ」
「ああ、任せろ。コイツはジャンゴ、云わずもがな。あのエロいことにしか使えないマジの催眠術を使えるヤツだ」
「普通に紹介してくれよおぉぉ……!」
オレの悲痛な叫びに憐れみの視線を向けるルッチとハットリだが。へへへ、次はお前らの番だぞという視線を返しておいた。
「アウッ!そいつぁスーパーにヤバいヤツじゃねえか!あとでオレにも使ってくれ!!…と、その前に次はオレの番だったな。コイツはロブ・ルッチ、かなり腕前の良い船大工だ。いつも腹話術で話してるのはムッツリだからだ」
「おい、誰がムッツリだ!?」
「ちなみに言ってたのはパウリーだぜ」
「クルッポー。あとで泣かす」
そんなことを話しながらオレは麦わらの一味の仲間になるフランキーに会えた喜びを噛み締める。ただ、もっと欲を言えるなら服は着ていてほしかった。
「ホーディ、オレとルッチは病院に行くから……ホントに悪さだけはするなよ?」
「ジャハハハハッ!安心しろ、オレの今の目的はココロさんとフランキーの妹分だ!」
「いい加減にしねえとブッ飛ばすぞ!」
晴れやかな気分も変態に会えば崩れてしまうんだろう。なんとも言えない疲労感に苛まれながらオレ達は病院を目指して、水路を移動することにした。