【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。 作:SUN'S
「貴様等、オレの好意を無下にするか!」
「遅すぎるぜ、
「その程度の蹴りなんぞ何千と受けてきたわ!!」
「ぐおらぁっ!?」
さっきまでの余裕綽々と云った表情を怒りに染めながらジャンゴに小太刀を振り抜こうとするディエスの手首を殴り上げ、顔面に後ろ回し蹴りを叩き込む。だが、オレの蹴りはディエスの頭突きで威力を相殺され、力任せに投げ落とされる。
「落ちろ、〝
「余所見してんじゃねえよクソジジィッ!テメーの敵は此方にも居るんだよォ!!〝テキサス・コンドルキック〟ッ!!!」
「んがあ゛ア゛ァ゛ッ!!?貴様ァッ!!」
オレは背中から海面に衝突するも直ぐに〝飛ぶ拳圧〟を放ってディエスの斬撃を弾く最中、〝六式〟の〝剃〟を使って急速落下してディエスの背中にニードロップキックを見舞うジャンゴに笑みを浮かべてしまう。
さすがはオレの相棒…!
「ヌォラッ!!〝ジェットアッパー〟だァッ!!」
線路のレールを踏んでオレは再び空に跳び上がり、何度も背中を蹴られながら落ちてくるディエスの顔面を渾身のアッパーでカチ上げる。
だが、その程度で終わるほど現実は甘くはない。
苛立っているのが手に取るように分かるディエスは「えぇい、ちょこまかと小賢しいッ!」と叫び、小太刀を逆手に構えながら旋回した瞬間、オレとジャンゴの身体に無数の切り傷が刻まれる。
クソ、やっぱり剣士とは戦るには傷つきすぎたか?
そんなことを内心で思う反面、どうしようもなく強いヤツと戦えることにオレはワクワクしながら順手に小太刀を構え直すディエスに飛び込む。
「まずは貴様だッ───〝
「グッ、そりゃそうか!」
「テメぇッ!」
急加速して迫り来るディエスの攻撃を片手と両足を駆使して弾くジャンゴの庇うように空気を蹴ってディエスの小太刀をナックルで受け止め、かなりムカつくディエスの顔面にパンチをめり込ませる。
「〝
「あっ、ぐがア゛ァ゛あ゛ッ!!?」
「フルボディーーーっ!!」
突如、左肩を起点にオレは身体を斜めに断つ凄まじい衝撃を受けながら真後ろに吹っ飛ぶ。ジャンゴの叫び声から察するにかなり深傷を負ったのは確かだな。
ただ、なによりすげえのはディエスの攻撃は〝見聞色の覇気〟で見えていた。ハッキリと感じて見えたのに、さっきの一撃をオレは
「ハアッ、ハアッ…!すげえ傷だな、これ…」
オレは傷口を押さえながら呟く。ここまで酷い怪我するのはジュラキュールと〝白ひげ〟と戦ったときぐらいだな。ああ、マジでこの世界は面白いな!!
「なあ、ジャンゴ」
「どうした」
「しっかりと着いて来れるか?」
「ハッ、当たり前だろ。オレはお前の親友だ」
ゆっくりと両手の拳を握り固める。
「オレに従いやがれ、ガキ共オォォーーーッ!!」
オレ達のやり取りにキレたディエスは小太刀を滅茶苦茶に振り回しながら斬撃を無尽蔵に飛ばし、オレ達を押さえつけるように叫ぶ。
「「誰がテメェみたいに世界にビビり散らかして、一人じゃまともに歩けもしねえジジイに従うよッ…オレ達の駆け抜ける道に入ってくんじゃねえエェーーーーッ!!!」」
全身に迸る〝武装色の覇気〟と〝
〈テキサス・コンドルキック〉
出典・キン肉マン
正義超人・テリーマンの必殺技。
荒ぶるコンドルのごとく跳躍し、ダブルニードロップを相手の背面や頭部に叩き込み、如何なる相手もブッ飛ばすテリーマンの大技。
〈ジェットアッパー〉
出典・リングにかけろ
日本ジュニア代表選手・河井武士の必殺技。
さながらジェットごときアッパーカットを放つパンチ。その速さは音速に達し、より低く鋭いスイングで振るえば凄まじい破壊力を生み出す。
〈ライトニングボルト〉
出典・聖闘士星矢
1秒間に数億発のパンチを一撃に集束し、銀河を打ち砕く絶大な破壊力を持つ獅子座最大の奥義である。
〈ペガサス彗星拳〉
出典・聖闘士星矢
ペガサス流星拳の乱打を一つに集め、凄まじい貫通力と破壊力を持った一撃必殺のパンチ。