【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。 作:SUN'S
「〝ゴムゴムのォ〟……〝
「効かねえよ、オレは怪人だ」
ルフィの代表的な技を頭突きで弾き返し、張り手と同時にルフィの顔面を掴んでスリラーバークの波止場にぶん投げる。後ろで「テメー、何しやがる!?」と斬りかかってきた三人の剣士の剣戟を躱す。
「マリモとアホ共は退けェ!!」
「ソイツは悪手だ、ブッ飛べ…!」
「があ゛ァ゛ッ!?」
「サンジくん!?」
「さ、サンジィィーーッ!!?」
ゾロ達の間を駆け抜けて〝
「主戦力はスリラーバークに投げた。お前達も追い掛けたければ追い掛けろ。もっともオレ達の船は一つの街に等しい規模を誇る大戦艦だ」
そう言ってオレはスリラーバークに跳び移り、いつでも戦えるように出来るだけ傷つけないように投げ飛ばしたルフィ達の間を通り抜け、テトラポッドに腰掛ける。
ぞろぞろと集まり始めたゾンビ兵にいち早く気がついた〝狙撃手〟ウソップの鉛玉を受け、何体か倒れるが直ぐに起き上がり、ルフィ達を取り囲み、だんだんと追い詰めていく。
「〝ゴムゴムのォ〟……!!」
「〝二刀流〟ッ!!」
「〝
「「「龍肩肉〝巻き〟〝ムチ〟〝シュート〟!!」」
しかし、そう簡単に麦わらの一味が諦めるわけもなく。己の持つ広範囲で相手を薙ぎ倒す技を選択し、三人は未だに気絶しているヨサクとジョニー、チョッパーを基点に大技を放った。
「〝ゴムゴムのォ〟……〝
オレの知らない技を使ってきたルフィに驚きつつ、彼の攻撃を弾こうとした次の瞬間、ルフィの拳を受け止めた筈の左手に凄まじい衝撃を感じ、オレの左半身は衝撃を流しきれずに後ろに弾ける。
「うざってえッ!!」
「うおぉああぁあっ!!?」
だが、すぐにオレは切り裂くように左手でルフィの身体を弾き返し、ゾロとサンジに向かって吹き飛ばす。まったく、ズキズキと骨身に浸透する衝撃を使えるなんてオレは知らねえぞ。
そんなことを考えながらルフィに視線を向ける。ほんの一瞬だけルフィに大きな影響を与えた知らねえヤツが〝見聞色の覇気〟で見えた。
おそらくルフィの無鉄砲さが薄れてるのは、その何者かの影響だろ。とくにルフィはパンチに関してだけ異様に教え込まれてやがる。
「ルフィ、コイツはオレがやる!」
「ロロノア・ゾロ、お前の相手は別だ。自分の祖先とでも戦ってこい!!」
「あァ!?オレの祖先、どういう意味だ!?」
「自分で確かめろ!」
二本の刀を鞘に納めて一刀流のスタイルで斬りかかってきたゾロの剣戟をピストルの銃身で受け止め、そのまま屋上に投げ飛ばす。
こういった武器を使っているという何気ないアピールはフェイントにも応用できるため戦闘中に示すのは意外と必要だ。
……今、不味いことを言った気がするような?
いや、きっと思い過ごしだな。