【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。   作:SUN'S

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影男撃破、巨人(ギガント)ルフィ!

「キシシシ!!オレの〝影男(シャドーマン)〟と真っ正面で殴り合えるのは百獣海賊団の奴らぐらいだと思っていたが、こりゃあ考えを改める必要があるな!」

 

「〝'ゴムゴムのォ〟……〝巨人(ギガントマン)・バズーカ〟ァッ!!」

 

オレと影男が一歩も退かずに殴り合う姿を楽しそうに眺めるギザ歯のオッサンの右手に捕まった〝影〟は段々と弱っているように見える。クソ、こんな真っ黒なヤツに時間を使ってられるか…!

 

もう一度、バズーカを使うために両腕を後ろに引き伸ばす───真似をしてオレは影男の身体に腕と足を巻き付け、グンッ!!と頭を後ろに伸ばし、振りかぶった頭を一気に叩きつける。

 

「〝巨人(ギガントマン)の大鐘〟ッ!!」

 

一回、二回、三回、兎に角、オッサンの出した影男をブッ倒すために何度も頭をぶつけていると影男の形が崩れ、ドロドロになってオッサンの足元に戻った。

 

「ハアッ、ハアッ、勝ったぞ!」

 

「ガッシリと動きを封じて頭突きか。バカなりに考えた結果としては…まあまあだな。あのまま殴り合っていたところで決着は無かったしなァ…約束は守る。これは返してやるよ、お前の〝影〟だ」

 

「おおっ!オレの影が戻った。いやあー、良かった良かった。オッサン怪しいから戦わされるだけ戦わされて騙されるかと思ったよ」

 

「キシシシ、オレはウソは嫌いだよ。それより麦わらのルフィ、お前の仲間の暴れ具合はどうにかならねえのか?」

 

そう言ってオッサンは外を指差すけど。窓の高さがオッサンに合わせられてるからオレには見えねえし、仕方なく腕を伸ばして飛び上がる。

 

ゆっくりと窓に手をついて下を見る。

 

ウソップとフランキーが何かをゾンビに投げつけて倒して、あっちではナミとロビン、サンジがライオンのオッサンと知らないヤツと何処かに向かってるし。ゾロはブルックを担いで同じところ走ってるな。

 

「チョッパーとヨサクとジョニーがいねえ!?」

 

「アイツらか?」

 

「「ルフィの兄貴イィーーーッ!!」」

 

「うほあぁぁーーっ!?ルフィイィーーーッ!!」

 

後ろに振り返れば大量のゾンビと楽しそうに追い駆けっこしているチョッパー達がいた。なんだ、わりと大丈夫そうだな。そんなことを考えながら窓枠に座り込み、オレは手を振るチョッパー達に手を振り返す。

 

「キシシシ、お前の船員は騒々しいな」

 

「ニシシ、面白いだろ?」

 

「キシシシ!!あとで迎えを送ってやる。それまでに適当に城の中でも走って仲間を集めてこい。そうしたら〝悪夢〟の異名を持つ、このゲッコー・モリアが麦わらのルフィの相手を直々にしてやる」

 

オッサンは「オレの娘に色目を使う、あの金髪野郎は誰だ?」と影男と戦わせていたときより、おっかない顔でサンジの事を呟いていた。

 

「おい、サンジに怪我させたら許さねえぞー!」

 

オレの言葉に反応することなく。

 

オッサンは廊下を進んでいき、暗闇に隠れるように消えた。あれで同じ王下七武海なんだよな、全然アイツと強さが違う気がする。

 

 

 

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