【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。   作:SUN'S

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〝ゴーストプリンセス〟の優雅な茶会

「ホロホロホロ、面白いなお前」

 

「オレはミジンコ以下のゴミ虫です。死にたい…」

 

ズーンとペローナお嬢様の〝ネガティブホロウ〟を受けて地面に突っ伏しながら懺悔の言葉を言うサンジの姿に呆れ、こんなのにオレの〝覇気〟は破られたのかと少し、いや、かなりショックを受ける。

 

「アブサロムもするか?」

 

「オレはネガティブにはならん」

 

「……〝ネガティブホロウ〟」

 

「………………何故、今撃ったんだ?」

 

「えっ、ムカつくから?」

 

ペローナお嬢様は理不尽だと落ち込みそうになるが、なんとか我慢して未だに自分の存在を嘆くサンジの腹を蹴り上げ、無理やり〝ネガティブホロウ〟の効果を解除し、オレは椅子に座り直す。

 

オレの蹴りを受けて何故かまだ悶絶するサンジ。

 

しかし、よくアイツを観察すれば悶絶の真似を続ける理由も理解できる。アイツの真上にはペローナお嬢様が浮かんでおり、サンジは彼女のフワフワしたショートパンツを眺めていやがるのだ。

 

「ウチのプリンセスに色目使うんじゃねえ!!」

 

「おわあっ!?あ、危ねえじゃねえか、このクソライオンがッッ、今オレの頭踏みつぶすつもりで蹴りやがったな!?」

 

「当たり前だ、この色ボケコックがッ!!」

 

「馬鹿野郎、恋はいつだってハリケーンだ!!オレのレディに恋し、そして愛する事という情熱は誰にも止められねえんだッ!!!」

 

「ホロホロホロ、やっぱり面白いぞコイツ」

 

そんなやり取りを続けているとソファにもたれ掛かるように眠っていたニコ・ロビンとナミも目を覚まし、ぼんやりとオレ達に視線を向けている。

 

「……だれ!?」

 

「浮いてるわね、あの娘」

 

あー、忘れてたな。

 

ガシガシと頭を掻き毟りながらサンジに視線を送り、どうにか説明しろと視線で指示を送る。仕方ないという雰囲気を醸し出しているが、クルクルと下半身を竜巻のように回しながら移動していく。

 

……どうやってるんだ、あれ?

 

「アブサロム、紅茶の準備!」

 

「はいはい」

 

「砂糖も忘れるなよ!!」

 

「二つまでな」

 

「今日は十個!!」

 

エグい量の〝ネガティブホロウ〟をオレにぶつけるペローナお嬢様の怒り具合に笑いそうになりながら、オレはティーカップに紅茶を注ぐ。

 

ゲッコー・モリアが仕入れたものだ。

 

「まずは座れ、お前達に聞きたいことがある」

 

「先に攻撃してきたヤツの言うことは信じら「座れよ、私の茶会だぞ」今すぐ座りまあぁぁ~~~~すっ!!ペローナお嬢様あぁ~~~~っ!!♥️♥️♥️♥️♥️♥️」

 

「ホロホロホロ、偉いぞ。誉めてやる」

 

めちゃくちゃなラブコールを贈りまくるサンジに毒気を抜かれ、オレはニコ・ロビンとナミを迎えるために椅子を後ろに引き、そこに座るように誘導する。

 

「それでアタシ達に何を聞きたいの?」

 

「お前達はゲッコー・モリアを倒すためにやって来たのか。それとも偶然にもスリラーバークの停泊する海域に迷い込んだのか。もしもウソを語ればお前達の大事な〝黒足〟のサンジを、男の地獄たるカマバッカ王国に送りつける」

 

「か、カマバッカ!?」

 

「ホロホロホロ、ウチの仲間にカマバッカ出身のヤツがいるから連れていこうと思えば簡単に行けるぞ。私は服も景色も可愛いから好きだけどな」

 

人の業を煮詰めた場所が可愛い?

 

 

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