【完結】ごきげんよう、オレは海軍〝大佐〟のフルボディだ。   作:SUN'S

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フンドシ仮面危うし!?ステキな誘惑に打ち勝て!

シャボンディ諸島に在住する海軍や世界政府の人は新人類(ニューカマー)やスワン海賊団、そしてフンドシ仮面によって引きこもり状態になっている。

 

そのためオレとジャンゴはあまり関わりたくない同郷の友人の素行調査もといフンドシ仮面の追跡という面倒臭い仕事を押し付けられてしまった。

 

「今日はハチミツ着けてねえな」

 

「モザイクは健在だが、良しとしよう」

 

「FOOOOOOOOOOOOO!!!!!!そこのステキなお姉さん、オレと一夜限りのパーリナイを過ごすつもりはありませんか!?あ、ちょ、そんな全力で無視しながら行かないでえぇぇーーーーっ!!!」

 

なんで、こんなの追跡してんだろ。

 

そんなことを考えながらフンドシ仮面の「クソ、こうなったら変身するしかねえ…!」という言葉に彼を避けていたはずの住人は一斉に視線をフンドシ仮面に向けた、そのときだった。

 

フンドシ仮面の手にはメイプルシロップ、そして大量のガムシロップのボトルが握られており、今から全身に塗りたくるようだ。

 

ホントに逮捕しようかな、この変態魚人。

 

「そこの海兵、早くあの変態を捕まえるアマス!ほんとに役に立たない、いっそのこと奴隷として飼ってあげてもいいアマスよ!?」

 

チラッとジャンゴを見たら、めっちゃ怒っている。

 

「……おーい、フンドシ仮面!お前と一夜限りどころか一ヶ月は仲良く話したいっていう天竜人のステキなお姉さんがいるぞぉ~~~~っ!!」

 

「なにぃっ!?」

 

ぐるりと後ろに振り返ったフンドシ仮面の身体はシロップまみれでヌルヌルし、そしてテカテカとシロップ特有のトロみを帯びた状態だった。

 

ハッキリと言えばキショすぎる。

 

いつものようにスライディングして、ちょっと高圧的な態度を取っていた天竜人のお姉さんを追いかけるフンドシ仮面にオレ達は敬礼を送りつつ、だんだんと天竜人の降りてこなくなった世界に満足する。

 

ふつうに天竜人にはムカつくし、シャボンディ諸島に来たときにアイボリーを嫁にするとか偉そうに言ってきた天竜人は今もカマバッカ王国の過激派の縄張りに居るだろうけど。二度とマリージョアに帰られると思うなよ、あのゴミクズがッ!!

 

「あ、仮面バイカー1番当たった」

 

「オレはチェッカー戦闘員だったんだけど」

 

そう言ってオレはシャボンディ諸島のみ限定販売される仮面バイカーチップというお菓子を食べながら集まってきたカードをジャンゴと見せ合う。

 

個人的な趣味で言えば〝仮面バイカーBLCOK〟はカッコいいし、その正統派スタイルに則りつつ、そのパワフルなバトルにオレの燃え尽きたと思っていた少年心がまた熱くなってしまっている。

 

 

 

 




〈フンドシ仮面、遂に女性天竜人も!?〉

シャボンディ諸島で起こった珍事件

とうとうフンドシ仮面の「恋はいつでもハリケーン!」の年齢を問わない恋愛脳は天竜人も守備範囲に入ってしまった模様です。本日未明、五十人を越える天竜人の女性を追いかけ、熱烈な愛を語り続けるフンドシ仮面の目撃情報、多発。

しかし、フンドシ仮面本人も彼女達が本気で嫌がっていると理解しているのか。あまり強引に愛を伝える手段は取らず、むしろ紳士的な態度で接しており、普段のギャップに困惑するといった意見も出ている。

〈仮面バイカーBLCOK(ブロック)/ナンノ・リンタロウ〉

ムシムシの実モデル「殿様バッタ」を食べた転生者。黒色の肉体と赤い目の王のごときオーラを纏う仮面バイカーであり、新世代のバイカーとして注目を集める。また、大人の絶大的な人気を誇る。最大飛行を誇るトビウオ種の〝バトルフィッシャー〟に乗っている。

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