俺のマジンアカデミア   作:装者パンドラ

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 続き書けたので投稿。
 やっぱりキャラの喋り方って難しい(汗)
 それではどうぞ!



個性把握テスト

 個性把握テストが幕を上げた。

 

 ──50m走──

 

 自身の個性を活かして好成績を出す者やこのテストには個性が向いていないのか身体能力のみで記録を出している者がいるなか順番は進み・・・

 

「次は轟兄弟。2人とも位置につけ」

 

 遂に俺たちの順番が回ってきた。

 

「相澤先生、スタートの前に使()()()()()()()()()?」

 

「・・・そうだな、轟兄の個性ならその方が合理的か。許可するから早くしろ」

 

 許可を貰った俺は何もない()()から自分の手に一枚の『ボーンカード』を取り出す。

 

「カード?」

 

「あれで何をするんだ?」

 

 周りから疑問の声が上がるが、俺の個性を知らない人は当然の反応だろう。

 

「今回はそれで行くのか?」

 

「この種目なら、この『ボーン』が一番()()を行ける」

 

 焦凍に返答しながら俺はカードを構え、鎧を纏った戦士へとなる言葉を叫ぶ。

 

「『 着装(ちゃくそう)』!」

 

 言葉とともに俺は光に包まれる。光が収まるとそこには、紫の装甲に先端が黄色い尻尾の装飾が複数付いている狐の『ボーン』、『フォックスボーン』を纏った俺の姿があった。

 

「変身した⁉︎」

 

「めちゃくちゃカッケーじゃねぇか!」

 

 『フォックス』を纏った俺はスタート位置につく。

 

「《位置ニツイテ、ヨーイ、ドン!》」

 

 スタートの合図とともに俺はゴールへと()()

 

 ピピッ

 

 相澤先生の持つ端末には『0.5秒』と表示されていた。

 

「速ッ!ってうおぉッ!なんだこの風!」

 

「もう1人もビュンッてすっごい速さでゴールしたよ!」

 

 俺がゴールしてすぐに焦凍もゴールした。焦凍のタイムは『2.5秒』と表示されていた。

 

「やっぱ()()を同時に使うのはまだまだだな。装護はやっぱ速いな」

 

「俺の場合は『()()』を繋げてゴールに跳んでるから走ってるとは言えないよなぁ。それに今回はゴールが見えてるうえに短距離だったから上手くいっただけだよ。焦凍の方こそ、まだまだだって言ってるけど調節が前より上手くなってるじゃん」

 

 俺たちが話してると耳郎と八百万がこちらに来た。

 

「凄いじゃん二人とも!てか装護さっき変身したと思ったらワープしてたけどどういう個性?」

 

「俺の個性は説明するとちょっと長くなるから詳しくはまた今度話すけど、ワープしたのはこの鎧、『フォックスボーン』の力だよ。この『ボーン』は『空間』の属性で、ワープしたりすることが可能なんだ」

 

「めっちゃ凄いじゃん!」

 

「先ほど焦凍さんは両手を構えて風を起こしていましたがどうやったのですか?」

 

「俺は右で氷を、左で炎を出せる。だから右で冷やした空気を左で熱して膨張させてその勢いでゴールまで風で飛んだ」

 

「まぁ!細かな個性の調節まで出来ているのは流石ですわ。私も負けていられません!」

 

 俺たちが話していると他の人たちも集まってきた。

 

「2人ともめちゃくちゃ速かったな!」

 

「僕としたことが得意種目で遅れをとるとは・・・!だがここで止まらず僕ももっと精進しなければ‼︎」

 

 集まってきた人たちが俺たちに話しかけてきてくれたが、相澤先生の視線が鋭くなった。

 

「時間は有限だ。次に行くぞ」

 

 相澤先生の言葉もあり、俺たちは一度話を止めテストを進めていく。

 

 ──握力──

 

 俺は『ドラゴン』を身に纏って握力計を握った。

 

「ふんッ!」

 

 表示された記録は「500kgl」だった。

 

「さっきと見た目が違うけど、いろんな姿になれるの?」

 

「俺の個性で生成した鎧のことを『ボーン』と呼んでるんだけど、『ボーン』はそれぞれ『属性』などの特徴があるから使い分けてるんだ。『ボーン』を纏うだけでも身体能力が上がるから、今回は一番使い慣れてるこの『ドラゴン』にしたんだ」

 

 ──立ち幅跳び──

 

 この種目で俺が選んだのは、緑の装甲に翼が生えており、胸部に鳥の顔が装飾された『木』属性の鷲の『ボーン』、『イーグルボーン』だ。

 

 スタートの合図が聞こえると俺はそのまま空中に飛んだ。

 

「それはいつまで続けることが出来る?」

 

「体力が無くなるまでずっとですね」

 

「そうか。なら記録は『無限』でいいから降りてこい」

 

「無限って有りかよ!」

 

「あいつの個性強すぎるだろ・・・」

 

 ──反復横跳び──

 

 今度は水色の装甲に黒い爪のような装飾のついた『風』属性の狼の『ボーン』、『ウルフボーン』を纏った。

 

 タッタッタッタッタッ!

 

 『ウルフ』の素早さと風を利用してこの種目も良い結果を出せた。

 

 ──ソフトボール投げ──

 

「はぁ!」

 

ボオォォーー‼︎

 

 再び『ドラゴン』を纏った俺はボールを軽く真上に投げ、そして落ちてきたボールに向かって拳を思い切り振り抜いた。ボールは火に包まれながら飛んでいき、記録は『800m』だった。

 すでに投げ終わった俺たちが話していると、緑谷が相澤先生に()()()()()()()()()

 

「なっ・・!今確かに使おうとして・・・」

 

「俺が個性を()()()。つくづくあの入試は合理性に欠くよ。お前のようなやつも合格できてしまう」

 

「個性を消したって・・・そうか!相澤先生は抹消ヒーロー『イレイザーヘッド』‼︎」

 

 やはりヒーローオタクの緑谷は相澤先生の正体に気づいた様だ。

 

「ウチ知らないヒーローだ。装護は知り合いなんだよね?」

 

「相澤先生は直接見た相手の個性を消すことができるんだ。だから個性に頼った戦い方をしてるヴィラン相手には強力な戦力になるよ」

 

「素の身体能力や技量も高いんだろ?親父が良く褒めてたよ」

 

 俺たちが話している最中も緑谷と相澤先生の会話は続き、そして緑谷の二投目となり・・・

 

「SMASH‼︎」

 

 緑谷の()()()()()()()犠牲にした投球は凄まじい勢いでボールを飛ばし、表示された記録は『705.3m』。

 

「先生ッ・・まだ動けます!」

 

「こいつ・・・!」

 

 相澤先生は笑みを浮かべていた。すると焦凍が緑谷の方に向かって行ったので俺も着いていく。

 

「その指、痛いだろ。冷やすからちょっと手貸せ。装護、確か包帯持ってたよな?」

 

「応急処置に使えるものは大体仕舞ってるよ。今取り出すから待って」

 

「あっありがとう・・。えっと・・2人は・・・?」

 

「俺が轟焦凍で、こっちが兄の装護だ。名前でいい」

 

「とりあえず応急処置だけさっさと済ませよう。早くしないと相澤先生に睨まれる」

 

「聞こえてるぞ轟兄。応急処置済ませたらさっさと次にいくぞ」

 

「はっはい!ありがとう2人とも、僕は緑谷出久、よっよろしくね」

 

「「よろしく」」

 

 俺たちが緑谷の応急処置を済ませた後もテストは進んでいった。

 

 ──上体起こし──

 

「これは『ボーン』を纏ったらやりにくいもんな、普通にやるか」

 

 この種目は普通にやって、なんとか平均以上の結果は出せた。

 

 ──長座体前屈──

 

「これもそのままやるしかないか」

 

「いや体柔らかいな!」

 

 この種目も普通にやったが、普段から柔軟ストレッチをやってるからそれなりに良い結果になった。

 

 ──持久走──

 

 俺は今回は、赤い装甲の背にマントを靡かせ、胸部に馬の顔が装飾された『火』属性の馬の『ボーン』、『ホースボーン』を纏った。

 

「今度は馬か?」

 

「長距離を走るならこれかなって思ってさ」

 

 結果的に一位をとることはできたが、流石に八百万がバイクで来た時は焦ってしまった。

 

 そして全種目が終了した。

 

 

 

 

 

「んじゃ、パパッと結果発表」

「ちなみに除籍はウソな」

 

「「「「「えっ・・・?」」」」」

 

 相澤先生はニヤリと笑いながら告げた。

 

「君らの最大限を引き出す、合理的虚偽」

 

「「「「「はーーー!?」」」」」

 

 クラスのみんなの絶叫が響き渡る。

 

「先生あんなこと言ってるけど・・・」

 

「少なくとも、全員見込み無しじゃなかったってことだね」

 

 表示されたテストの結果を見ると俺は一位で、焦凍は2位だった。

 

「流石だな装護」

 

「いや、今回は種目の相性が良かったから良い記録を出せたけど、実戦になるとまだまだ足りないところがあるよ」

 

「それはこれから学べば良いだろ、そのために雄英に来たんだろ?」

 

「それもそうだな」

 

 入学初日の受難は、こうして幕を下ろした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれから制服に着替えて教室に戻った俺たちは、配布された教材を鞄に入れて帰る準備をしていた。

 

「装護、俺たちがテストを受けてる間にお母さんから連絡来てたぞ。『今日はみんな早く帰ってくるみたいだから、全員揃ったら一緒に写真を撮りましょう』だってさ」

 

「分かった、じゃあ俺たちも帰ろうか」

 

「2人とももう帰るの?」

 

「家族が家で写真撮ろうって言ってるから俺たちは帰るよ。みんなが早くに家に帰ってこれるのって珍しいからさ」

 

「そっか、ウチらは女子でまだ話そうってなってるからもう少し残ってから帰るから。じゃあまた明日!」

 

「うん、また明日!」

 

 こうして俺たちの入学初日は終了した。




 ボーンの特徴をなるべく分かりやすく説明出来ているか、書くたびに読み直して悩みます。
 次回から戦闘訓練に入ります。
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