中学校、放課後にて
「へいき、へっちゃら」
そんな事を呟いている女の子がいる。俺の親友だ
他にもいるけど
「大丈夫...そうじゃないよね。手伝うよ」
「えっ、ダメだよ雄介くん。今の私に関わっちゃ」
「親友が困ってるんだ。なによりそんな顔で言われても俺としては説得力ないと思うな。さ、一緒にやろう。そうすれば早く終わる」
「...ありがとう」
翌日、当然のように俺のところにも色んな人が来る
「なんでお前はあんな疫病神にひっついてられる!」
「そうよ!もしかして同情誘って付き合おうとか考えてるの?うわっ...」
「そんな事ないよ。ただ俺が"響"の親友だからだよ。親友が親友の手助けしちゃダメかな?それよりさ、君たちこそどうしてあんな酷いことできるの?」
心にある言葉をぶつける
書いてあった言葉はバカだの死ねって
「あんな酷いことするのはどうかと思う」
「なっ、お前にどうこう言われる筋合いはねぇよ歌代!」
「雄介くん!もういいから...もう...私に関わらないで...」
「響、響の言葉を借りるならへいき、へっちゃらだよ。それに大丈夫」
サムズアップしてみせる
これで響を守れるなら、俺は喜んで殴られる
いや、喜んでなんて嘘だけど
「君たちがこれ以上響に手出しするって言うなら警察に通報するよ?」
「警察?証拠もないのにどうやって?信じてくれるわけねぇよ」
「そうよ!アハハ!」
「証拠ならあるよ...響、雄介くん。大丈夫?」
「うん、心配してくれてありがとう。"未来"」
「未来まで...どうして」
未来は今にも泣きそうな顔で言う
「2人がこんな目にあってて、違うクラスだからって放っておけないよ...それに、証拠だったら先生に頼んでカメラの持ち込みを許可してもらって撮ってあるよ」
「未来...」
「これを警察に出せば少なくとも私たちを信じると思うな。なにより雄介くん、警察の知り合いがいるの知らないの?」
なっと誰が言っただろう。風鳴弦十郎さん。凄く強くてなにより人を守ることに関しては人一倍強い男だ。
風鳴と言ってるから風鳴翼とも関係があるが俺自身は関係ない
「チッ、行こうぜ」
行ってしまういじめっ子達
ひとまずは安心かな
「ふぅ...雄介くん!どうして危ないことしたかな!?響もつらいならそう言ってよ!私たち親友でしょ!?」
「ごめん、未来と雄介くんが私のせいで危険にさらされるって思ったら頼れなくなって...本当にごめん」
「響。これ、知ってる?」
サムズアップして見せる
「えっと...大丈夫とかグッドってやつだよね?」
「うん。でもね、他の言い方があってサムズアップ。満足した人だけができる行為って聞いてるんだけど。響、これから本当に大丈夫なら、へいき、へっちゃらって言いながらコレもしようよ。だったらそこから手を取ってあげられるからさ」
「雄介くん...うん!」
早速サムズアップして見せる響
「2人でイチャイチャしててなんだか私、除け者?」
「わわ、ごめん未来。未来もありがとね」
「うん。未来が来なかったら俺もやられてたからさ。心の底から感謝してる」
そして
「響、これからは私か雄介と一緒に帰ること。1人ではいないこと。いい?」
「えぇ!?う、うん」
「そうだね。響、これからどこから狙ってくるか分からないし。危険は少しでも減らした方がいい」
「ほんとに...ありがとう。2人とも」
急に抱きついてくる響。こうして仲が深まったが...翌日、あんな事が起きるなんて思いもよらなかった
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