デュエル・マスターズDESTINY ~異世界からの刺客達~ 作:ニコルブリッツ(柏ニコル)
真冬ですね〜
クソさみぃ()
indie a live中佐であるさくらみこは、クリーチャー界でのエマージェンシーを受け、エンリャン高地へと来ていた
みこ「情報では確かここのはずだけど...」
しかしこの付近ほ人影のようなものは一切ない。ここから見えない所にでもいるのかと思い、少しばかり移動しようとしたとき、老人の笑い声が聞こえた。
「ククククク...アハハハハ!」
みこ「!?」
この不敵な笑い声に、みこは違和感を感じた。みこは当たりを見渡して見るが、先程と変わらず人影は一切ない。しかしそれすらも老人に指摘される。
「何処を見ている馬鹿者!ワシはココだ!」
みこは声のした方を向く。するとそこには紫色のチャイナ風の道着を着た老人がいた。いや、その姿を例えるなら「師匠」と言うべきか...
みこは老人に問う。
みこ「お前、何者だ?」
老人は答える。
東方不敗「我が名は東方不敗 マスター・アジアだ。貴様は」
みこ「世界平和監視機構『indie a live』さくらみこ中佐だ」
東方不敗「巫女服を着ているのに軍に所属しておるのか。こっちには変わった奴もいるのか...」
みこ「エマージェンシーを出したのはお前か?だが何のために?」
東方不敗「いかにも。ワシはおそらく、貴様らのトップが来ると予想していたのだが...」
みこ「ニコルに用があるのか?」
東方不敗「まあ、この際誰でもよい。今ワシは『流派東方不敗』の後継者、あるいは派生の武術を生み出す者を探しておるのだ」
みこ「で、先に目を付けたのがみこ達ってこと?」
東方不敗「そして今、貴様が後継者として1番良いと思ったのだ、だが貴様にその資格があるか、身を持って確かめさせてもらおう。では参る!」
すると東方不敗は間を与える隙もなく迫ってきた。なんとか回避はしたものの、
東方不敗「甘い!隙だらけじゃ!」
と、すぐに百裂拳を浴びせてくる。
みこ「やっぱ感じた通りかよ...やるしかねぇ!」
みこは迅速な動きで回避し、東方不敗に近づく。その動きは素早く、すぐに東方不敗に肉薄した。
東方不敗「速い...!」
みこ「これでも中佐だ、なめるな!」
懐から剣を生成し、東方不敗の背中を斬りつけた...
が、その攻撃は、たった1枚の布によって完璧に防がれた。
みこ「何...!?」
東方不敗「フフフ...甘いわ...!この東方不敗を剣で斬ろうなど、2万年早いわ!!」
剣は布でいなされ、東方不敗の強烈な拳がみぞおちに当たった。みこは吹き飛ばされ、崖を激しく激突した。
東方不敗「フン、所詮は女...所詮は巫女...所詮は『一般人』か...」
東方不敗は言った。
体からは血が流れ出し、それは止まることはない。
東方不敗「やはり、貴様には無理だったか」
『無理だった』だと...?
みこ「取り消せよ、今の言葉...!」
東方不敗「取り消せだと?断じて取り消すつもりはない」
みこ「お前に、みこの苦労がわかるのかよ」
東方不敗「...」
みこ「わかるのかって聞いてんだよ!!」
東方不敗「わからぬよ、別世界の人間の事など、だが貴様は所詮『ポンコツな巫女』だろう?」
みこ「はぁ...やはり誰も知らねぇよな」
みこは体から流れる血を一切気にせず、立ち上がり話し始めた。
みこ「みこは昔、確かにポンコツだった。だがある1件以降、みこは真面目に勉強、研究した。そしてその1件を解決しようとした...」
辺りが曇り始める。
みこ「でも、その研究の後一歩、というところで、植物状態となってしまった。それでも、この身を犠牲にしてでも解決しようとした。でも身体は動かなかった。そして、その一瞬で、手柄は『ときのそら』と『さくらみこ』のものとなった...。表では、嬉しさだけが出ていた。しかし裏、心の奥は、それが許せなかった。お前らにはわかるのかよ...後一歩、己の身を犠牲にしてきたのに、最後を他者に奪われる悔しさが...!」
東方不敗「貴様は、一体何者だ...」
みこ「今は『さくらみこ』という名前。だがあの1件の前、過去の自分、みこの本当の名は、己の意志を貫き、研究結果を出したが、最後まで果たせずこの世を去った『四宮桜』だ!!この記憶と苦労、てめぇらにはわかるのかぁぁ!!」
次の瞬間、みこの頭上に雷が落ちたと同時に、地面から赤と青の炎が渦を巻き上げた。そこから出てきたのは、体が黒く染まった『さくらみこ』であった。
みこ「ようやく解放したか...これが『nightmare』の力」
東方不敗「あの力...まずいな」
東方不敗は妙な圧を感じ、神速な移動力でみこと距離をとったが、そんなことみこには関係なかった。
みこは両足を踏み切り、前方へ跳んだ。
東方不敗「そんなのに...!」
東方不敗は地面へ拳を放つと、目の前に石の壁が出てきた。
みこ「みこの拳が真っ赤に燃える...勝利を掴めと轟き叫ぶ...!」
次の瞬間、石の壁は粉々に砕かれた。
東方不敗「なんじゃと!?さらにあの拳は...!」
みこ「爆熱!!ゴッド・フィンガァァァァァ!!!」
みこの拳は東方不敗のみぞおちを捉えていた。しかし、東方不敗も両腕で防ぐが、拳の勢いは止まらない。
東方不敗「おのれ貴様ぁぁぁぁぁ!!」
みこ「東方不敗ぃぃぃぃぃ!!」
みこの放った波動によって、東方不敗は向かい側にある崖に吹っ飛ばされた。その威力は、崖の反対側にも及ぶ程強力だった。
みこ「...!」
数秒後、みこは正気を取り戻した。
みこ「やべ、じいさん!」
みこが東方不敗の元に向かうと、彼の体はかなり傷を負い、壁にもたれていた。
みこ「大丈夫か!?」
みこはすぐに応急処置をした。なんとか一命は取り留めたらしいが、東方不敗はそれ関係なしにピンピンしていた。
東方不敗「やはりお主が適任だったか、その力を持つのには」
みこ「へ?何が?」
東方不敗「拳に出てる紋章を見てみぃ」
みこの拳には桜と龍の描かれた紋章が浮かんでいた。
東方不敗「その紋章は新たな力に目覚めた者が、その武術の掟を定めるのだ、さあ、どうする?」
みこは一瞬考えるが、すぐに口を開く。
みこ「世界統一のために、その武術を使う。汚い真似などせず。それが『龍覇桜龍秘術』の掟...」
すると紋章は一瞬光ったあとに消えた。
東方不敗「『龍覇桜龍秘術』か...それでは、ワシもここを去るとしよう」
すると東方不敗は、持っていた布を竜巻のように巻き上げ、姿を消した。
みこ「なんだったんだろう...」
そう思いながらも、みこはここを後にした...
みこがいた遥か先、ネビュラ山岳地帯に、2つのモビルスーツが立っていた。その名は『ストライクフリーダムウインクゼロ』と『ブラックナイトスコードデスサイズ・ヘル』
そして近くには、白上フブキと高嶺ルイの姿もあった。
フブキ「どう?ここで動かせそう?」
ルイ「完全にプログラムが破壊されているため、何をしても無駄って感じですかね」
フブキ「本部に持ち帰るしか無さそうか」
ルイ「しかし、なぜこれがここに...」
ルイは、そこにあった物の名を呼んだ
ルイ「デビルガンダム...」
そこにあったのは、かつせ史上最恐最悪と言われていたデビルガンダムが、埋もれていたのだ。
兵士「距離3000、熱源あり、数3」
ルイ「タイムリミットですかね」
フブキ「転送、急がせて」
そして熱源がこちらに来る前に転送を終え、ルイとフブキもここを去った