ちょっと待って! 私の下の階級に猪熊柔がいるんだけど……!   作:怪盗218

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42話 役者は揃った

「ふーん、ここが開催期間中過ごす部屋か。3人で寝起きする分には十分すぎるわね」

 

韓国の首都ソウル特別市の南東部、漢江(ハンガン)南岸にある松坡(ソンポ)区に建設されたオリンピック選手村。私は、その選手村内で私達に割り当てられた部屋をぐるりと見渡して、開口一番そう口にした。

 

「ほんとう。窓から海も一望できるし、とても過ごしやすそうね。桐生さん、猪熊さん、先に二人で好きなベッドを選んでちょうだい」

 

三上は部屋に備え付けられている大きな窓のカーテンをさあっと開いた後、私達を振り返ってそう促した。

 

「え、そんな、駄目ですよ、三上さん。三上さんの方こそ、先に選んでください」

 

「良いから、良いから。私は控え選手で、二人は正選手なんだから、そちらが優先よ。私の事は気にしないで」

 

恐縮する柔ちゃんにそう返した三上は、引きずってきたキャリーケースを隅に置いて、そのケースの中から風呂敷包みを取り出し、壁際に置かれているテーブルの上に置いた。

 

「ふふふ。日持ちするお菓子を家からたくさん持ってきたの。ここに置いておくから、二人とも好きな時に食べてね」

 

「あっ、それなら私もサークルの友達から茶葉をたくさんもらってきていますから、ここに置いておきますね」

 

柔ちゃんも自身の旅行鞄の中から茶葉の入った缶を取り出して、棚の上に置かれている電気ケトルの側に置く。

 

「それって、空港の屋上で凄く長い横断幕を広げていた女性? 私も見ていたけど、動作に一本芯が通っているような綺麗な動きで、思わず見惚れちゃった。あの子も柔道をやっているんだ」

 

「ふふふ。彼女は、今回のオリンピックには間に合いませんでしたけど、4年後にはきっと日本代表になっているほどの逸材ですよ」

 

私は三上にそう応えるが、柔ちゃんは苦笑しながら首を振る。

 

「茜さん、それはいくら何でも気が早いわよ。富士子さん、この間初段を取ったばかりじゃない」

 

「それはそうだけど、彼女は一種の天才だから直ぐに頭角を現すわよ」と口にしながら私は、3つ横に並んだベッドの強度を確認するように、そっとベッドのフレームに手を触れる。

 

「ふーん、段ボールじゃないんだ……」

 

「ぷっ。何言っているのよ、桐生さん。ベッドが段ボールで出来ていたら潰れちゃうじゃない」

 

「まあ、そうなんですけど……。あっ、それよりこれ、さっき食堂を覗いた時に目についたんで、まとめて貰ってきたの。せっかくだから二人にもあげるわね」

 

私はスーツのポッケから、3㎝四方ほどの小さく薄いパックをいくつも取り出して、二人に手渡す。

 

「……何これ、茜さん? 極薄0.03mm……? 何が0.03㎜なのかしら?」

 

0.03mmをやけに強調するかのようにパックの表面に印刷されているそれを不思議そうに裏返したり透かしたりしながら見つめる柔ちゃん。三上も何か分からないみたいで、私から受け取ったそれを手に持ったまま、しきりに首を傾げている。

 

「ああ、それ、コン〇ームよ。無料みたいだったから、貰わないと損かなと思って」

 

「「――コッ、コン〇ーム!?」」

 

私の言葉に、一瞬で顔をゆでだこのようにした2人が声を揃えて大声を張り上げる。

 

「そっ、コン〇ーム。ちなみに0.03mmってのは――」

 

「――ちょ、ちょっと待って! 説明はもう良いから! ほら、柔ちゃんなんて、お風呂でのぼせたみたいな顔になっちゃってるじゃない!」

 

確かに柔ちゃんは、頭から湯気が立ち昇っており、まるで長風呂をした後のお風呂上がりのような様相を呈している。まあ、そういう三上もさほど大差ないんだけど。

 

私達に注目されてようやく柔ちゃんは我に返ったのか、突然手に持ったパックを私に押し付ける様にして「――い、いらないわっ! こんなのいらないからっ!」と私に突っ返してくる。

 

「ええ、どうして……? アスリートにとって避妊は大事だよ? あ、もしかしてサイズが合わない? 松田さんなら多分Mサイズで良いと思うんだけど……、念のためにLサイズにしとく?」

 

「――サ、サイズの問題じゃありませんっ! ――!? 待って! どうして茜さんが松田さんのその……ごにょごにょ……なんて知ってるの!?」

 

「いやー、知っているというか……、まあ、女の勘ってやつ?」

 

私の言葉にあからさまにほっとした表情をする柔ちゃん。しかしそこで、三上が蒸し返すように「え、松田さんって……、もしかして猪熊さんの彼氏? きゃー、羨ましいわぁ!」と声を上げたものだから、再び柔ちゃんがあたふたし始める。

 

「ち、違います、三上さん! 私と松田さんはそんな関係じゃあ……!」

 

へー、まだそんな事言っているんだ。それじゃあ、とばかりに私は即興で考えた自作の歌を口ずさむ。

 

「……コホン。突然の夕立に~~駆け出す二人~~♪ 電話ボックスの前で繋いだ手~~♪」

 

突然歌い始めた私に、柔ちゃんはきょとんとした表情で顔を向ける。

 

「きゅ、急にどうしたの、茜さん? そんな歌詞の歌なんて……聞いた事……な……い――!? まさか茜さん、見てたの!?」

 

「え、何を見ていたって……?」と、すっとぼける私に、柔ちゃんは「あ……、な、何でもないわ……」と明後日の方を向いたので、私は更に歌う。

 

「……このまま雨が続いたら良いのに~~♪ 肌が触れ合う程の距離で~~互いにそう思ったぁ~~♪」

 

そこで一呼吸置いた私に、あの日の甘酸っぱい光景が脳裏に浮かんだのか、目を爛々と輝かせた三上が続く。

 

「水滴が滴る電話ボックスの前で見つめ合う二人~~♪ どうしてもっと雨が続かなかったんだろう~~♪」

 

さすがにそこまでやると柔ちゃんも気付いたようだ。今度は柔ちゃんは、頭から湯気ではなくマグマのような怒気を発しながら激高する。

 

「――やっぱり見てたんじゃない!! 三上さんまで一緒になってひどい!!」

 

 

 

「まったくもうっ。あの日、合流した皆の視線がおかしかった理由がようやく分かったわ。見てたんなら、言ってくれたら良かったのに! 皆して私をからかって!」

 

「あーん、ごめんなさいってば、猪熊さん。あんまり胸がキュンキュンしたものだから、つい!」

 

三上が両手を合わせ拝むようにして、照れ隠しの反動なのかぷりぷりした様子の柔ちゃんに謝罪している。そんな共犯者の平身低頭な様子を横目に、主犯である私はさしたる反省もせずに(いや、はっきり言って微塵も反省していない)、荷ほどきに取り掛かっている。柳澤監督から、柔道の試合会場を下見に行くためのバスが、今から1時間後に出ると言われているから、あまり時間がない。

 

「ほら、柔ちゃん。三上さんも十分反省しているようだし、もう許してあげなよ」

 

「……どうして一番の原因である茜さんが他人ごとのように言っているのか、意味が分からないんだけど」

 

柔ちゃんのジト目を無視して、私は結局二人から突き返されたコン〇ームのパックの仕分けをする。

 

「あいつなら多分このサイズじゃ駄目ね。……こっちかな?」

 

様々なサイズのコン〇ームの中からXLサイズの物だけをより分け、置き忘れて帰国しないようにと自分のキャリーケースの内ポケットにそれをいそいそとしまい込む私。その様子を目にして、三上と柔ちゃんが目を丸くしている。

 

(……ね、ねえ、猪熊さん。桐生さんって、彼氏さんがいたんだ? ちょっと意外なんだけど)

 

(い、いえ、そんなはずは無いと思うんですけど……。茜さん、私の家に下宿して暮らしていますけど、そんな気配は今まで一度も……)

 

「ん……? なんか言った?」

 

こちらを伺うように見つめている二人に声をかけると、二人はびくっと肩を震わせる。そのまま二人は無言のまま見つめ合っていたが、意を決したように柔ちゃんがおずおずと問いかけて来た。

 

「あ……あの、茜さん、その……恋人が……いたんだ? し、知らなかったなぁ、私」

 

「え、……恋人? そんなの私にいるわけ無いじゃない」

 

いきなり何を言い出すんだ、この子は。毎日、下宿先である猪熊邸と短大の往復しかしていない私に恋人を作る時間なんてあるわけが無いという事は、柔ちゃんが一番知っているだろうに。

 

「で、でも……それは?」と、柔ちゃんは私が先ほどコン〇ーム(XLサイズ)をしまい込んだボストンバッグを指差す。その隣では、三上がうん、うんと、やはりボストンバッグに視線を固定したまま頷いている。その様子を見て私も、ようやく二人が何を気にしているのかを察し、合点が言ったように頷く。

 

「ああ、……これ? これは富士子ちゃんへのお土産――」

 

「――やめなさいっ!!」

 

ええ……。どうやら私の考えに柔ちゃんは賛同してくれなかったようだ。それはもう怖い顔で、「全部もとの場所に返してきなさいっ!!」と、柔ちゃんは食って掛かってくる。

 

そんなぁ……。富士子ちゃんにもしもの時のためのコン〇ームを渡しておく事は、『YAWARA!』の原作に介入する意味で、とても大事な事なのに……。

 

しかし、両手を腰に当てて仁王立ちで凄んでくる柔ちゃんに逆らう勇気が無かった私は、すごすごとコン〇ームを元あった場所に戻しに行くのだった。

 

 

 

ゆっくりと流れる雲の切れ間から差し込む陽光が、オレンジ色の光を海に投げかけている。実家でいつも眺めていた日本海と比べると色彩が異なる様に思えるのは、目の前の海が黄海だからだろうか。

 

選手村入寮2日目。私達の姿は、漢江(ハンガン)南岸の海沿いの防波堤の上にあった。

 

「昨日体育館でジョディと会えて良かったわ。どうやって連絡を取ったら良いか悩んでいたから」

 

「こちらこそだわね。ヤワラにアカネ、それにアンまで日本の代表として来ているなんて思わなかったね」

 

「私は桐生さんの控え選手として来ているだけだから、正選手じゃないですよ、ジョディさん」

 

背後から並んで駆けているジョディと柔ちゃん、三上の会話の声が届く。結構なスピードが出ているが、そこは皆一流のアスリート。さして息を乱す事も無く会話している。

 

「アカネさんはやっぱり52kg以下級なんですか? 残念です。私、アカネさんと戦いたかったのに……」

 

「だって私、減量出来ないんだもん。それより、カナダの48kg以下級がナディアだったとは知らなかったわ」

 

私が不満そうに口を尖らせているナディアに答えていると、小柄な彼女の隣を駆ける長身の選手が彼女を嗜める。

 

「ナディア、キリュウが出ないからと言って油断するなよ。日本はどの階級もメダルを狙える強豪国。キリュウがいないからと言って油断していると、足をすくわれるぞ」

 

「分かってますよ、クリスティンさん! 絶対に48kg以下級で金メダルを獲るんだから!」

 

「あはは、日本の48kg以下級はそう簡単に倒せる相手じゃないよ、ナディア。まあ、頑張りなさいっ! ――はい、ダッシュ!」

 

「――! あっ、待ってくださいよっ、アカネさん!」

 

一団のペースメーカをしていた私が速度を上げた事で、ナディアや柔ちゃん達も加速して私に追いすがってくる。もちろんクリスティンも。

 

そう、クリスティン。クリスティン・アダムスだ。原作では、カナダのジョディ・ロックウェルに並ぶと言って良いほどの柔道巧者であり、かつ好感度の高い61kg以下級の選手だったが、その登場は本来ならソウルオリンピック後カナダで開かれたジョディの結婚式のタイミングだったはず。

そして原作ではその結婚式の余興として彼女は柔ちゃんと試合をし、それ以降、彼女達が試合をした描写は無い。どちらかというと彼女は伊東富士子のライバル的存在と言えるだろう。事実、ソウルオリンピックの4年後に開催されたバルセロナオリンピックでは、彼女は伊東富士子と激しい戦いを繰り広げる事になる。

 

話を戻そう。原作では、彼女はソウルオリンピックは怪我で代表選手に選ばれなかったという描写があったが、どういうわけか、この世界では代表選手に選ばれている。もっとも、ソウルオリンピックには61kg以下級は存在しないため、72kg以下級としてだが。

 

うーん、日本代表の72kg以下級に富士子ちゃんが選ばれていたら、原作より一足早く二人の対決が見られたかもしれないのに。残念だ。いや、急ぎ過ぎてもいけない。彼女も一歩づつ成長している。ただでさえ時計の針を進め過ぎた自覚があるのだから、これ以上は望むまい。

 

「ヤワラ、アカネ、アン! 明日の開会式でまた会うね!」

 

選手村の入り口でジョディ達カナダ陣と手を振り別れた私達は、もう少しだけ選手村の周囲を散策しようと、青々とした木々が生い茂る公園内をゆっくりと歩き出す。この公園は選手村のすぐ側にあるだけに、私達のように選手村から足を延ばしたアスリートの姿がちらほらと見える。そして私は、公園を散策し始めて直ぐに気づいた。

 

「柔ちゃん、Mが来たよ」

 

「M……?」

 

「ほら、あっち」と私は散策道から枝分かれした小さな道を指差す。そこには、こちらを見つけてやあっと手を振る松田さんの姿が。私の言葉が聞こえていたのか、彼は私達の所にやってくるなり疑問の言葉を口にする。

 

「Mって何のこと?」

 

「ああ、Mは――「――茜さんっ!」」

 

私が松田さんに応えようとすると、顔を真っ赤にした柔ちゃんが私の口を塞ごうと飛びついて来る。おそらく昨日の部屋でのやり取りの事を思い出したのだろう。だけど私は彼女の妨害を無視して続ける。

 

「Mは当然松田さんのイニシャルに決まっているじゃない。何言っているんですか、松田さん? あれ、どうかした、柔ちゃん?」

 

「ああ、そっか」と呑気な返事をする松田さん。そして私の言葉にきょとんとしていた柔ちゃんだったが、彼女は徐々に私にからかわれた事に気づいたのか、頬を羞恥ではなく怒気を含んだ赤みに変貌させていく。

 

「――茜さんっ!」

 

「わっ! めんご、めんごってば、柔ちゃん!」

 

柔ちゃんをからかいすぎた事に気づいた私は、詰め寄ってくる彼女から逃れる様に周囲をばたばたと逃げ回る。「何しているの、あれ?」、「さあ……? あ、あはは……」という松田さんと三上の声が耳に届いていた。

 

 

 

「いやー、ソウルに着いて早々に柔さん達に会えて良かったなぁ」

 

「松田さん、今日の朝着いたんですね。朝ごはんはちゃんと食べましたか?」

 

「ああ、食べた、食べた。空港の中にクッパの専門店があってさぁ……」

 

「クッパ、美味しいですよね! 選手村の朝食にもクッパがあって、私も朝からおかわりしちゃいました」

 

「あ、私も、私もっ! 辛さを選べるのが、いかにも韓国に来たって感じよねぇ」

 

「……。松田さんは、これからどちらに取材に行かれるんですか?」

 

「ああ、午後からは水泳の鈴本選手の取材を――」

 

……。私の前を松田さんと並んで歩く柔ちゃんは、私の言葉を無視して松田さんとの会話を続ける。そのそっけない態度に、私は隣の三上によよよと泣き崩れる様にしがみ付いた。

 

「えーん、三上さーん。柔ちゃんが私を無視するよぉ。しくしく……」

 

「自業自得でしょ、桐生さん」

 

「そっか……。やっぱり自分の彼氏を勝手にMサイズだなんてけなされたら不快に思うよね」

 

「いや、そこじゃないからね。ていうか、絶対にそんな事猪熊さんに言ったら駄目よ?」

 

柔ちゃんからは塩対応だが、松田さんを交えてそれなりに歓談しながら森林公園を歩く事しばし。左右に樹木の立ち並ぶ狭い遊歩道を抜けると、そこには広い芝生広場が。

 

その芝生広場の一角。お揃いのトレーニングウェアを着込んだ体格の良い女性が5人、足を延ばしてくつろいでいた。あれはもしかして……。

 

向こうもこちらに気づいたようだ。金色の短髪が目に眩しいひと際体格の大きな女性が立ち上がり、仲間とおぼしき周囲の女性に声をかける。彼女達はこちらを好奇の目で見つめ、連れだって近づいて来た。

 

ソビエト連邦 女子柔道陣。やはりソウルに来たか、無差別級代表 テレシコワ。そして52kg以下級のフルシチョワ。残り3人もそれぞれ72kg超級、72kg以下級、48kg以下級の代表選手だ。

 

強烈なオーラを醸し出しながら近づく彼女達に松田さんが気づく。咄嗟にカメラを構える所はさすがだが、腰が引けているのは減点材料か。

 

「5人……か。こっちは4人。ちょいと不利だけど、まあなんとかなる……かな」

 

正面に立った彼女達を見やって私がそう呟くと、カメラを構えた松田さんがぎょっとした顔を私に向ける。

 

「――ちょっ、桐生さん! 今、俺を人数に数えなかったかっ!?」

 

「数えるに決まっているじゃない。よしっ、松田っ! 先鋒は任せたっ!」

 

「――任せるなっ!」

 

唾を飛ばして叫ぶ松田さん。まあ、冗談はこれくらいにしておこうか。私は、眼前で不敵な笑みを浮かべている小テレシコワに言葉を投げかける。

 

「ハーイ、フルシチョワ。開会式もまだなのにこうやって顔を合わせるなんて、なかなか運命的ね」

 

「そうやって余裕の表情をしていられるのは、私と当たるまでだ、キリュウ」

 

へえ、英語が上達しているじゃない、フルシチョワ。隣では長身のテレシコワが柔ちゃんを見下ろしながら何やら語り掛けている。耳慣れない言葉の中に『ムサベツキュウ』という単語が含まれている所をみると、彼女達も彼女達なりの自己紹介を終えたようだ。

 

「何してるんですか、三上さん? 三上さんもいずれ対戦するかもしれないんですから、今からメンチ切っとかないと、本番で舐められちゃいますよ?」

 

私は、背後に隠れる三上の背中を押して無理やり前に押し出す。

 

「メンチなんて切らないからっ! ていうか、私がこの人達と対戦するはずないでしょっ!?」

 

いやいや、そうとは限らないでしょ。三上は私に何かあった時のための52kg以下級の控え選手なわけだし、そうでなくても……。

 

ま、いっか。何がどうなるかは現時点で神のみぞ知るってやつだし。

 

さあ、カナダチームにもソビエトチームにも出会えたし、いよいよ自身3度目のオリンピックの開幕ね。

 

くーー、やってやるぞぉっ! 私は鼻息荒く拳を握り締めるのだった。

 

 




例の品の配布が話題になったのは、ソウルオリンピックからだったそうですね。
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