破滅竜が美少女と化した遊戯王GX   作:SOD

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 バトルロイヤル書くの面白いな。
 いっそのことこれをメインに書く新しいタイプの遊戯王を…………いや、流石に冗長か。


VSバトルロイヤル 【激突消耗・強さを知り合っていく第3巡】

 

 

 現在の状況。

 

 

 

 ●万丈目準 LP3500 手札1

 

 竜の逆鱗 伏せ×1

 

 

 

 ●旧溜永ルナ LP1000 手札2

 

 

 

 ●遊城十代 LP4000 手札3

 

 

 E・HERO フォレストマン DEF2000 

 

 E・HERO レディ・オブ・ファイア DEF1000

 

 伏せ×1

 

 

 ●白夜離人 LP3500 手札2(グリーン・ガジェット1)

 

 

 イエロー・ガジェット DEF1200

 

 聖なる輝き

 

 

 デュエルはようやく三巡目。

 ここまで来ると四人の間では明確な有利不利が見えて来ている。

 

 

 特に顕著なのは、旧溜永ルナ。

 ライフポイント1000、場にはカードが一枚も無い。

 

 そして今のターンプレイヤーは。

 

 

 「オレのターンだ!」

 

 

 煽りに煽ったことで目下最大のヘイトを買っている万丈目だ。

 彼女はもうダメかも知れない。

 

 

 (今オレの手札ではあの小娘を倒すことは出来ない。

 しかし、それならこのドローで引き込むまで。

 

 オレは万丈目準。『光と闇の竜』とデュエルの神に選ばれしデュエリストだ!)

 

 「ドロー!!

 

 ーーやはりこのオレが、選ばれしデュエリストだ。

 

 

 『ゴーレム・ドラゴン』を守備表示で召喚」

 

 

 ゴーレム・ドラゴン DEF2000

 

 

 「ゴーレム・ドラゴン……守備表示ってことは、このターンはルナは生き残ったわけか」

 

 

 「いいや、このターンで旧溜永を仕留める!」

 

 「へぇ〜わざわざ守備表示でモンスター出して、このターンで仕留めるねぇ。

 

 そんな大口叩いて、出来なかったら糞ダサいんだけど〜大丈夫そうー? 出来なかったらヨシヨシってしてあげよっかぁ〜〜?」

 

 「キサマに心配されるいわれはない。

 

 ゴーレム・ドラゴンを守備表示で出したのは単純に、聖なる輝きによって表側守備表示で召喚が出来るからやってみただけのことだ」

 

 「お茶目じゃん。万丈目くん」

 

 「……黙れ。ゴーレム・ドラゴンは守備力の方が断然高いのだから、守備表示で出すのは理に適っているだろうが」

 

 「そんなだっさい言い訳は後でイイからさ〜早く進めてよ万丈目ぇー」

 

 「そんなにすぐに敗北したいなら望み通りにしてやろう!

 オレは墓地に存在する『輪廻竜サンサーラ』を除外して効果を発動する!」

 

 「輪廻竜サンサーラだって? 万丈目のやつ、そんなカードいつ墓地に送って……って、オレのエアーマンをサンダー・ブレイクで破壊した時の発動コストか」

 

 「オレは輪廻竜サンサーラの効果により墓地からレベル5以上のドラゴン族モンスターを手札に戻す。

 オレが手札に戻すのは、レベル6のクリスタル・ドラゴンだ」

 

 「そんなちょっと綺麗なだけのドラゴンなんか戻したって意味な〜い」

 

 「手札に戻せるだけならな。

 

 この効果で手札に戻した後、オレは通常召喚とは別にモンスターを生贄召喚出来る!

 

 ゴーレム・ドラゴンを生贄に、再びクリスタル・ドラゴンを召喚!!」

 

 

 クリスタル・ドラゴン ATK2500

 

 

 「おお〜〜! すっげえぜ万丈目。

 さっき破壊されたばっかりのクリスタル・ドラゴンを、1ターンで召喚し直すなんて!!」

 

 「このくらいは当然だ。

 オレは未来のデュエルキングになる男なのだから!」

 

 「くっ……ナマイキにちゃんとカード使いこなすじゃん」

 

 「その減らず口もここまでだ。

 キサマのリバースカードはさっきの白夜離人との激突で使い果たした。もはやクリスタル・ドラゴンの攻撃を邪魔するものは無い。

 更に残りライフは1000ポイント。

 

 これでキサマがこのバトルロイヤルの最初の敗北者だ! 行け、クリスタル・ドラゴン。旧溜永ルナにダイレクトアタック!!」

 

 

 『ーーーー!!』

 

 

 クリスタル・ドラゴン ATK2500

 

 

 (旧溜永ルナは倒した……そして、あとオレが特に倒すべき相手はオレの『光と闇の竜』にも劣らぬ『破滅竜ガンドラ』の所有者白夜離人。

 キサマさえ倒せばオレはーー)

 

 「ざぁ〜んねん! この程度じゃアタシは倒せないんだな〜☆

 

 バトルステップ時、手札から『ジュラゲド』の効果を発動!

  コイツを特殊召喚して、アタシはライフを1000回復する!」

 

 

 「何だと!? 特殊召喚出来る上にライフを回復するモンスター!!?」

 

 ジュラゲドATK1700

 

 旧溜永ルナ LP2000

 

 

 クリスタル・ドラゴン ATK2400 VS ジュラゲド ATK1700

 

 

 「ちいっ! 行け、クリスタル・ドラゴン!!」

 

 

 思惑を外されて、クリスタル・ドラゴンの攻撃対象はルナからジュラゲドへと変更された。

 

 

 旧溜永ルナ LP1300

 

 「はーっはっはっはー☆ やぁ〜っぱりダメダメじゃ〜ん万丈目ぇwってか、攻撃する時よりアタシのライフ増えちゃってるんですけどwww」

 

 

 「……また、止められたか」

 

 

 「カッコつけてコレはマージでダッサイねえ万丈目www」

 

 万丈目を指差してゲラゲラと笑うルナ。万丈目の方は眉間にシワを寄せて何かを考えているようだ。

 

 「やはり、このオレが選ばれたデュエリストだ! だっけぇ? もう一回言ってみてよ万丈目wアハハハハハハハwww」

 

 

 

 「フン。そんなに聞きたければ言って聞かせてやろう」

 

 

  

 「うぅん〜?」

 

 

 「ジュラゲドを倒したことにより、クリスタル・ドラゴンの効果発動。このターンのバトルステップ時にレベル8のドラゴン族モンスターを手札に加える」

 

 万丈目がデッキをディスクから抜いて、一枚のカードを三名に示した。

 

 

 「オレが手札に加えるのは、レベル8ドラゴン族モンスター、『光と昇華の竜(ライトエンドサプリメイション・ドラゴン)』だ!」

 

 

 「あのカードは、万丈目がジュニア大会で何度も使っていたドラゴンの一体! 光の竜!」

 

 

 「リバースカードオープン。罠カード『竜の転生』!!」

 

 

 「ーーっっ! そ、そのカードは……」

 

 

 「オレの場のクリスタル・ドラゴンを除外して、手札か墓地からドラゴン族モンスターを特殊召喚する!

 

 来い! 『光と昇華の竜(ライトエンドサプリメイション・ドラゴン)』!!」

 

 

 光と昇華の竜(ライトエンドサプリメイション・ドラゴン) ATK2600

 

 

 「旧溜永ルナ、何度でも言って聞かせてやる。

 

 このオレが、デュエルの神に選ばれしデュエリスト。万丈目準だ。

 

 

 

 行くぞ! 光と昇華の竜(ライトエンドサプリメイション・ドラゴン)で、旧溜永にダイレクトアタック!!

 

 さあ、この攻撃を躱せるか!」

 

 

 「あったりまえじゃん!! 手札の『クリボー』の効果発動! こいつを捨てて戦闘ダメージをゼロにする」

 

 

 「ーー!!」

 

 

 

 「へっ☆ ほ〜ら防いだぞ〜!

 そっちこそ次の手があるなら出して見ろよ!」

 

 「…………仕留めきれなかったな。

 

 ターンエンドだ」

 

 「おっしゃあ! 見たかぁ!!」

 

 腰の入ったガッツポーズのルナ。そこにさっきまでのおちゃらけた様子はない。

 仕留め切れずにエンド宣言をした万丈目。そこにさっきまでの見下した相手を倒そうとする慢心はない。

 

 

 

 ((コイツ、【オレ・アタシ】程じゃないけど強い!))

 

 

 デュエリストとして、実力を見せるに値する敵に闘志を燃やす心があるのみ。

 

 

 「アタシのターン。ドロー!」

 

 

 万丈目のエンドを受けて、ルナがカードを引く。

 手札はゼロ。ここで無駄なカードを引いてしまえばそこまで。このデュエルでは敗北だ。

 

 「魔法カード『生命削りの宝札』を発動!

 カードを三枚ドロー!!」

 

 

 だが、そんなつまらない結末などもはや誰もが許しはしない。

 

 

 「………………アタシは、ニュードリュアを攻撃表示で召喚!!」

 

 

 ニュードリュア ATK1200

 

 

 「ニュードリュア。バトルシティで伝説のデュエリスト、マリク・イシュタールが使用したモンスター!

 

 さっきのジュラゲドと言い、クリボーと言い、白夜離人のガジェットモンスターと言い……今日はずいぶんと伝説のモンスターを見る日だ……」

 

 

 「行けニュードリュア! いい加減その鬱陶しい火遊び女をブッ殺せ!」

 

 「火遊び女って……レディ・オブ・ファイアだよ!」

 

 ニュードリュア ATK1200 VS E・HERO レディ・オブ・ファイア DEF1000

 

 これまで、誰でも戦闘破壊出来る程度のステータスであるがゆえに後回しにされてきたレディ・オブ・ファイアがついに標的にされた。

 

 

 『あっちの光る竜の攻撃力には遠く及ばないからこその、苦し紛れの攻撃といったところかしらね』

 

 

 「どの道、万丈目の場には『竜の逆鱗』がある。攻撃力のより守備力の低いニュードリュアでは、攻撃表示で出すほか無い。

 

 しかし彼女のあの表情……よっぽど他の二枚の引きが良かったのか……或いは全く別の思いかな?」

 

 

 「レディ・オブ・ファイアが戦闘で破壊されたこの瞬間、罠カード発動。『ヒーロー・シグナル』!

 

 デッキからレベル4以下のE・HEROを特殊召喚する。

 

 来い! 『E・HERO オーシャン』!!」

 

  

 

 E・HERO オーシャン DEF1200

 

 

 「オーシャン……! ここに来てついに、十代の場にフォレストマンとオーシャンの二体が揃ったか!」

 

 

 「カードを一枚伏せて、永続魔法『漆黒の太陽』を発動。ターンエンドだっ!」

 

 

 

 「オレのターン、ドロー!」

 

 

 遂に遊城十代に、オーシャンとフォレストマン。そして融合のカードの三枚が揃った。

 更にルナのエンド宣言により、ターンは十代に以降する。

 

 

 

 「スタンバイフェイズ。オーシャンの効果発動!

 墓地からエアーマンを手札に戻して、召喚!」

 

 E・HERO エアーマン ATK1800

 

 エアーマンが三度舞う。

 次の十代の行動は……!

 

 

 「エアーマンの召喚成功時効果発動。

 再び魔法・罠カードをHEROモンスターの数まで破壊する方を選ぶぜ。

 

 オレが破壊するのは、万丈目の『竜の逆鱗』と伏せカードの二枚だ!」

 

 「今度はオレのカードを集中して破壊しに来たか!

 

 オレの伏せカードは運命の発掘。よってカードを一枚ドローさせてもらう!」

 

 「へへっ。

 けどこれで、万丈目のフィールドはモンスターのみ!

 

 そろそろオレも攻めさせてもらうぜ!!」

 

 

 (遂に来る! 漫画版遊城十代の切り札、プラネットシリーズの一角『E・HERO ジ・アース』が!!)

 

   

 いままでずっと鳴りを潜めていた十代が、攻めることを宣言。

 手札から一枚のカードを取り出して、ディスクに装填した!

 

 

 「エアーマンに、速攻魔法カード『マスク・チェンジ』を発動!!」

 

 

 「…………何……??」

 

 

 マスク・チェンジ 速攻魔法

 【条】HEROモンスターを対象に発動。

 

 【効】対象モンスターを墓地へ送る。

 対象がフィールドから離れれば、対象と同じ属性を持つ「M・HERO」をEXデッキから特殊召喚する。

 

 「来い、『M・HERO ブラスト』!」

 

 

 M・HERO ブラスト ATK2200

 

 

 「ブラストの効果発動。特殊召喚に成功した場合、相手モンスター一体を対象に攻撃力を半分にする!」

 

 「何だと!?」

 

 万丈目が一人驚愕の声を上げた。

 無理もない。なにせ今この状況でブラストより攻撃力が高いモンスターは万丈目の光と昇華の竜(ライトエンドサプリメイション・ドラゴン)ただ一体のみ。

 

 「光と昇華の竜(ライトエンドサプリメイション・ドラゴン)の攻撃力を半分にするぜ!」

 

 「くっ……遊城十代っ!」

 

 

 

 光と昇華の竜(ライトエンドサプリメイション・ドラゴン)ATK1300

 

 

 「オーシャンとフォレストマンを攻撃表示に変更。バトルだ! ブラストでライトエンドに攻撃!」

 

 

 「くっ……攻撃宣言時、ライトエンドの効果発動! 自身の攻撃力を500ポイント下げて、相手モンスターの攻撃力を1500下げる!」

 

 

 「ああ、その効果は知ってるぜ!」

 

 光と昇華の竜(ライトエンドサプリメイション・ドラゴン) ATK800 VS M・HERO ブラストATK700

 

 

 満を持して登場したブラストは、ライトエンドの反撃を受けて爆殺。十代のライフが初めて削られた。

 

 「ぐっ……!」

 

 遊城十代 LP3900

 

 「行け、フォレストマン!」

 

 光と昇華の竜(ライトエンドサプリメイション・ドラゴン)ATK800 VS E・HERO フォレストマン ATK1000

 

 万丈目準 LP3200

 

 「キサマ……っっ!

 オレのフィールドを更地にするわ、ライトエンドを真っ向から破壊するわ…………!

 オシリスレッドの癖にずいぶんと味な真似をしてくれるじゃないか!!」

 

 

 「へへっ! 楽しいデュエルだぜ! なあ、万丈目!

 

 それから、オーシャンで離人のイエロー・ガジェットにも攻撃だ!」

 

 

 E・HERO オーシャン ATK1500 VS イエロー・ガジェット DEF1200

 

 

 「カードを伏せて、ターンエンドだ!」

 

 

 

 満面の笑みでエンド宣言をする十代。

 

 一方で、次のターンプレイヤーである離人はなんとも言えない面持ちだった。

 

 

 「…………マスク・チェンジ……いや、それは良いとして。

 え、この世界の遊城十代って融合使わねえ感じ……??

 

 いや、戦略としてはオーシャンとフォレストマンで場持ち良くしつつエアーマンで魔法・罠破壊したり足りない戦力の補強したりとか、ぐうの音も出ねえほど理に適ってるんだが………………」

 

 

 

 

 

 

 (『何ていうのかしら……さっきのターンを見てると、融合デッキとして()()()があるのよね』)

 

 

 

 

 

 「………………そうか。分かった」

 

 『え? 何が?』

 

 「お前が言ってた違和感の正体だ。

 

 あの遊城十代のデッキ……フェイク・ヒーローだのヒーローズボンドだのヒーロー・シグナルだの。そして今のプレイング。

 

 アイツの戦い方、()()()()()()()()()()()()ことに注力された持久戦の戦い方。

 『瞬発力が生命』とまで言われた融合デッキとは真逆のスタイルなんだ。

 

 

 少なくとも……アイツはどの『遊城十代』にも合致しない、リスク管理のデュエリストってわけだ!」

 

 

 『ああ、なるほどね。だから彼のデッキに違和感を感じたのね。

 

 攻めっけがあまり無いもの……』

 

 

 (そうだ……足りない。

 あの遊城十代には、オレの知る原作版・覇王版・漫画版。そのどれにもあった最も大切な個性が)

 

 

 

 

 「直感と引きで攻めていくような……惹きつけるモノが足りてないんだ」

 

 

 

 

 

 ●万丈目準 LP3200 手札1

 

 

 

 ●旧溜永ルナ LP1300 手札0

 

 ニュードリュア ATK1200

 漆黒の太陽

 伏せ ×1

 

 

 

 ●遊城十代 LP3900 手札3(融合)

 

 

 E・HERO フォレストマン ATK1000 

 

 E・HERO オーシャン ATK1500

 

 伏背×1 

 

 

 ●白夜離人 LP3500 手札2(グリーン・ガジェット1)

 

 

 聖なる輝き  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ほんと、まったく思ってたのと重ならないな。この遊戯王GXは!」

 




読者予想! 勝つのは誰か?

べ、別に結末迷って日和ったんじゃないんだからね!

バトルロイヤルの勝者を予想しよう。本当にそうなるかもしれないからね

  • 選ばれし者 万丈目準
  • 傍若無人メスガキ 旧溜永ルナ
  • 使用デッキはマスク 遊城十代
  • もう少し目立ったらどう? 白夜離人
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