勇者王と魔法使いよ、この世界の希望となれ    作:UUUーU UーUU

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作者だよ!
新年あけましておめでとう!そして今年もこの作品をよろしくお願いします!
さぁ、我々指揮官が最初に通る道!
レッツゴー!


チャプター1-0 侵食

ゴォォォォォォォォーーーーーー………

揺れている。

作戦区域に向かう輸送機内、エンジンの音で揺れている。

カチッ

指揮官(かちっ?)

ドガァァァーーンッ!!

マリアン「BA-01ダウン!BA-01ダウン!」

マリアン「答えてください!つ、墜落しました!」

マリアン「BA-01ダウン!BA-01…」

マリアン「…繋がらない…!指揮官!アークが応答しません!」

マリアン「指揮官……?」

マリアン「…!!」

マリアン「心配停止!」

マリアン「AED…!AED!!」

マリアン「チャージ!…ショック!」

ドン!

マリアン「もう一度!」

ドン!

指揮官「……………」

指揮官「うっ……

マリアン「指揮官!」

マリアン「私の声が聞こえますか?聞こえるなら笑ってみてください!」

ぼやけて見える……

マリアン「指揮官!大丈夫ですか!指揮官!!」

指揮官(マ……マ…リ…アン……?)

マリアン「指揮官…!私がわかりますか?指揮官!」

指揮官「……」にこっ

マリアン「ふう…!所属先を言ってみてください!」

指揮官「中央、政府…、ニケ管、理部…」

マリアン「横になったまま、手を頭の上まであげてください!」

言われるがまま手を頭の上まであげる。

マリアン「っ!STRクリア!よかった!大丈夫ですか指揮官!」

指揮官「みんなは……」

マリアン「………」

みんな死んだのか……私以外………

マリアン「現在、、輸送機は対空火器よって墜落。…部隊は今、シルバーガン部隊…いえ、私たちしかいない状況です。」

指揮官「…そうか……」

立ちあがろうとするが…

マリアン「指揮官!目覚めたばかりなので安静に…!」

指揮官「いや……だ、大丈夫だ……うぐっ……」

爆破で体中が痛い……頭がくらくらする……痛い……

指揮官「はぁ…はぁ………」

マリアン「っ、ラプチャー!?」

どうやら爆破の音で近づいてきたらしい……

マリアン「指揮官はここで待っててください!安心してください私が守ります!」

マリアン「マリアン!戦闘モードへ移行。」

マリアン「エンカウンター!!」

マリアンはマシンガンを手に取って数機のラプチャーを相手する。多分先遣隊という物だろう。」

 

ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!

 

マシンガンの銃口から火を吹く。

放たれた弾幕はラプチャーの体やコアをことごとく破壊していく。

そして後ろからゾロゾロとラプチャーたちが来ている。

ラプチャーたちが攻撃してきてマリアンの体に当たる。

そいつらもマリアンのマシンガンで一掃していった。

マリアン「クリア!非戦闘状態に移行します。」

マリアン「よし、指揮官!大丈夫ですか?!」

どうやらひと段落ついたらしい。私を心配する声がする。

指揮官「マリアン、君も大丈夫か?」

マリアン「はい。大丈夫です。」

見てみると、頭部や脚などが怪我をしている。

私はマリアンのおかげで少し回復したので立ち上がる。

指揮官「マリアン、怪我をしてるぞ。包帯を巻く。」

マリアン「指揮官?ニケは…」

マリアン「………」

マリアン「お願いします。」

と優しく微笑み、包帯を巻かさせてくれた。

 

シュルッ

 

マリアン「ふふっ、ありがとうございます。」

指揮官「これでよし。歩けるか?」

マリアン「はい。ではランデブーポイントへ移動しましょう。」

指揮官「ああ。」

あれから数分、マリアンと一緒にラプチャーを頑張って倒しながら道を切り開いていった。

マリアン「もうすぐランデブーポイントですが、調子はどうですか?」

指揮官「ありがとう。気にしないで…」ふらっ

マリアン「あっ」

マリアン「っと。」

指揮官「っ!///」

マリアンのあれが当たる。

マリアン「大丈夫ですか?」

指揮官「あ、あぁ……」

マリアン「もう、辛いなら言ってくださいね?」

指揮官「す、すまない…」

マリアン「では、指揮官が大丈夫なように私が支えていきますね。」

指揮官「いつもありがとう。」

マリアン「はい。」

マリアン「ではランデブーポイ……」

マリアンの目の光学レンズには複数のラプチャーの反応があった。

マリアン「指揮官。前方にラプチャーの反応。迂回は不可能と思われます。」

マリアン「ですので指揮官は身を低くして隠れてください。」

マリアン「すぐに終わらせます。」

と戦闘モードに移行した。

その後、少し負傷しながらも前方のラプチャーを撃破。

私はマリアンにまた包帯を巻いた。

マリアンはニケには効果は無いと言っているが、それでも私は共に…2週間付き添ってくれた人が怪我していることを見過ごせなかった。

マリアン「…ありがとうございます。」

といつものような優しい声で、笑顔で言う。

私は、彼女が側にいれば、大丈夫な気がしてきた。

マリアン「あれ?誰もいない……」

私たちはランデブーポイントへついたが…誰もいない。

マリアン「まさか輸送機が墜落して作戦が変わった?」

それはないと思うという発言をしようとするが…

 

ダダダダダダダダ!!!

 

銃声が鳴った。

マリアン「射撃音!いきましょう!」

 

2人のニケたちがいる。もう一方は正確な射撃を。もう一方は不満を漏らしながらグレネードランチャーを撃つ。

アニス「もうっ、いつまで待てば良いのー」

ラピ「合流するまで。」

アニス「死ぬまでじゃないよね?」

ラピ「合流するまでよ。」

アニス「さっき見たでしょ!?墜落するとこ!!」

ラピ「…」

アニス「あの爆発から生き残れるわけないじゃない!」

ラピ「まだ死亡報告は入ってきていない。」

アニス「その報告がくるまでずっとここにいるの?」

ラピ「ランデブーポイントはここ。ここを離れると作戦がダメになるかもしれない。それと…」

アニス「もうダメだと思うわ。」

ラピ「…それと」

マリアン「合流します!」

ラピ「!!」

アニス「うわ!びっくりした!!」

マリアン「マリアンです!指揮官と共にランデブーポイントに合流しました!」

アニス「えっ?あの爆破で生き残ったの?本気?」

とアニスは人間、指揮官のほうを見て「ニケはともかく…人間は…本当に人間?てか、本当に指揮官?」と思った。

ラピ「ちょっと失礼します。」

ラピ「指揮官認識コード、アクセス。」

ラピ「…………」

ラピ「分隊04-Fの指揮権、変更完了。」

アニス「ちょっとラピ!変なやつ信用していいの!?」

ラピ「ラプチャーが来てるわ。それと、この指揮官を信用しなきゃ……死ぬわよ………」

と冷静な顔をしながら言った。(だが、私から見ると少し暗く見える)

アニス「それはそうだけど……」

ラピ「前指揮官は命令を下せるような状況ではないため、別途の命令権引き継ぎプロセスはありません。一刻を争う状況です。詳しい説明は戦闘が終わってからにします。」

指揮官「よし、わかった。」

ラピ「マリアン。所属と兵科は?」

マリアン「シルバーガン分隊所属、兵科は機関銃射手です。」

アニス「…ちょうどいいわね。」

アニス「で?どうするの?指揮官様!」

ラピ「命令をお待ちしております。」

指揮官「前方にいるラプチャーを殲滅だ!」

ラピ「ラジャー。」

アニス「よーし、いっちょやってやりますか!」

マリアン「はい!」

それから戦闘体制に入り、多数のラプチャーと交戦。

 

ズガガガガガガガガガ!!!

 

マリアン「くっ!減らない!」

指揮官「マリアン!今は仲間がいる!マリアンはマシンガンで注意を引きながら撃破して!」

マリアン「は、はい!」

指揮官「グレネードランチャーを持っている子!君はマリアンの援護をしながらラプチャーの足を止めて!できる?」

アニス「やってやるわよ!」

指揮官「アサルトライフルを持っている子はラプチャーのコアを狙って!」

ラピ「了解。」

 

ズガガガガガガガガガ!!!

ダダンッ!ダダンッ!

ポンッ…ドォォーン!!

 

ボガァァァァァァァァァンッ!!

ドガァァーン!!

 

ニケたちが私の指揮に応えてくれたおかげで、前方のラプチャーは一掃された。

アニス「楽勝だったわね。」

ラピ「ラピとアニスです。急な要請に応じていただきありがとうございます。」

マリアン「ところで、どうして指揮官を地上へ?」

マリアン「まさか……」

アニス「そ、前の指揮官様は死んだわ。」

マリアン「……」

アニス「対人火器をラプチャーにぶっ放して、「ラプチャー!人類の敵!」とかなんとか言ってね。」

マリアン「守れなかったんですね……」

アニス「違うわ。私たちは指揮官様を守る。何があっても。この命に変えてもね。でもね…」

アニス「自分から死のうとする人を守るのは無理。」

アニス「ったく……これで帰れたら何回目の指揮官よ……」

マリアン「……」

アニス「ま、そういうことね。」

ラピ「失礼ですが。名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」

指揮官「○○だ。」

ラピ「アニス。データベースと照合して。」

アニス「はいはーい。……ん?」

ラピ「どうしたの?」

アニス「この指揮官様……2週間前に士官学校出て、幾度か任務を失敗してるらしいわね……」

ラピ「……そう。」

アニス「てか、最初の任務で特異型ラプチャーと出会って部隊壊滅寸前……」

ラピ「それは仕方がないわ。」

アニス「ま、私たちもやばかったしね……てか、2週間かぁ……」

ラピ「どんな任務をしてきたの?」

アニス「初めての任務で資源調達の時に特異型ラプチャーと交戦。その後はまた資源調達とかで失敗したりしてるわ。」

ラピ「………………」

なんとも言えないような顔をしながら考える。

ラピ「はぁ〜〜〜…」

指揮官「そ、そんなにだめか……?」

マリアン「大丈夫ですか?指揮官?」

と頭を撫でてくれた。

ラピ「………」

アニス「なに?嫉妬?」

ラピ「黙って。」

ラピ「とりあえず、近くの市街地まで移動しましょう。」

ラピ「ここは危険です。」

マリアン「わかりました。行きましょう指揮官。」

ラピ「戦闘終了。被害状況は?」

アニス「私は大丈夫。」

マリアン「……」

指揮官「どうした?」

マリアン「いえ、少し体調が……」

ラピ「メンテナンスを行うわ。上着を脱いでもらえる?」

指揮官「っ…!?」

マリアン「こ、ここで…ですか?」

と頬を赤らめる。

アニス「何頬を赤らめてんのよ。」

マリアン「だって……指揮官もいるし…」

アニス「何言ってんのよ!私たちニケは血も涙もない戦闘兵器なんだから。」

アニス「…女として見るわけないわよ。」

アニス「ねっ!指揮官様。」

指揮官が横を向いてみないようにしている。

マリアン同様、頬が赤くなっている。

アニス「指揮官様?」

指揮官「そそそそそそそそそそそそそそそそ…うう、うぅ…//」

アニス「うっわぁ…そういう目で見るんだ……」

指揮官「っ!?いや!そそそそそんな!」

ラピ「心拍上昇。しかも汗が出ています。」

アニス「やっぱりそういう目で……」じとー

マリアン「あっ、もう大丈夫です。ちょっと不慣れな環境で誤作動が起きたようなので…」

ラピ「脱いで。」

指揮官「っ!?///」

アニス「ちょっと?いちいち反応しないでよ。」じとー

マリアン「で、でも…」

ラピ「誤作動が起きた場合、メンテナンスは選択事項では無い。必須事項よ。」

と淡々と言う。

マリアン「わ、わかりました……」

アニス「さ、指揮官様はあっち向いててー。」

しばらくして…

ラピ「異常なし。」

マリアン「ほら言ったじゃないですか…」

アニス「見えてるわよ?」

マリアン「えっ!?」

アニス「ジョーク。ジョーク。!」

マリアン「」むっ

???『………へ……すか?』

ラピ「?」

シフティー『アークから地上へ!聞こえますか?ラピ!アニス!』

ラピ「こちらラピ。シフティー、聞こえる?」

シフティー『あっ、やっと繋がりましたね!状況はどうですか?』

ラピ「新しい指揮官と合流して座標も確認して、今作戦遂行中。」

シフティー『はぁ〜よかった!輸送機との連絡が急に途絶えてしまい、びっくりしました!』

アニス「ちょっとしっかりしてくれる?敵陣のど真ん中に輸送機送ってどすうするのよ?」

シフティー『はい?』

アニス「輸送機は鉄くずになったよ。おかげで完全にしくじるところだっ…」

シフティー『待ってください!?該当地域のラプチャーは対空火器を保有していません!それで送ったのですが………?』

アニス「…は?」

ラピ「シフティー。輸送機のブラックボックスデータを送ってほしい。」

シフティー『え…ただいま分析中です!終わり次第すぐに送ります!』

ラピ「ええ。お願い。」

シフティー『はい。少しお待ちください!』

シフティー『さて、それでは……○○様初めまして。私はアーク情報部に所属するオペレーター、シフティーと申します。』

シフティー『これから作戦をサポートします!よろしくお願いします!』

指揮官「ああ。よろしく頼む。」

シフティー『はい!!』

マリアン「ここです。」

私たちはラプチャーを撃破しながらランデブーポイントへついたが……ニケ1人もいない。

妙に静かだ。…

アニス「先発隊はおろか、誰もいないわね、、、。」

マリアン「います。捜してみましよゎう。」

ダッ!

マリアンが1人で歩き出した。

シフティー『…ラピ。』

先ほどよりも気持ちシフティーの声が下がっている。

シフティー『今から輸送機のブラックボックスデータを解析したものをテキストデータで送ります。』

ラピ「ラジャー。」

ラピの眼球がわずかの間だけ点滅した。そして銃のセーフティーを解除して銃口をマリアンに向ける。

ラピ「…マリアン。…止まって。」

マリアン「はい。」

ラピ「あなたが輸送機を撃墜したの?

アニス「は?」

指揮官「は?」

マリアン「いいえ。」

ラピ「二度も輸送機の内部で爆発が起きた。」

ラピ「今回の作戦で使うはずだった爆弾よ。外部からの起爆信号無しでは絶対に爆発しないわ。」

ラピ「そして……その起爆信号の識別コードは、マリアン。あなたよ。」

指揮官「!?」

指揮官は信じられないと言わんばかりに目を見開いてマリアンを見る。

マリアン「いいえ。」

指揮官は少しホッとした。

ラピ「目的は何?」

マリアン「ここです。」

ラピ「答えて。答えなければここで処分する。」

マリアン「ここです。」

マリアン「ここです。」

マリアン「ここです。

マリアン「ここです。ここです。ここです。ここです。ここです。ここです。ここです。ここです。ここです。ここです。ここです。」

マリアンの目が紅くなり、声にノイズが走る。

指揮官「マリアン!!」

シフティー『侵食反応!?いつから!』

ラピ「ちっ。」

指揮官「な、なにが……」

シフティー『ラプチャーに中枢神経を奪われました!』

マリアン「ここここここここここここででででででででですすすすすすすすすすすす。」

シフティー『コーリングシグナルを感知!阻止してください!』

指揮官「……………!」

指揮官はわからなかった…いままで一緒に…

ラピ「撃ちます!命令を!」

ゴゴゴゴゴゴォォォォォン

シフティー『前方からハイクラスのエネルギー反応!』

シフティー『この振動パターンは……ブラックスミスが来ます!』

マリアン「ここここここここここここででででででででですすすすすすすすすすすす。」

指揮官「……何が来ると言った…?」

シフティー『コードネーム・ブラックスミス!タイラント級モデルの一つです!地上に上がったニケを捕まえてラプチャーの部品にする特殊モデルです!』

マリアン「ここここここででででですすすすすすすす………」

 

ガシッ

 

どこからか現れた触手がマリアンを掴んであっという間に建物の向こうへ姿を消した。

アニス「ああっ!吸収された!!」

ラピ「行方不明になった先発隊は多分あれにやられたのでしょう。」

ラピ「でも、まだ間に合うかもしれません。マリアンも先発隊も。」

アニス「ラピ。何を…!!」

ラピ「ブラックスミスは捕獲したニケをしばらくの間保管します。時間的には生存している可能性が高いと思われます。」

ラピ「…どうなされますか?」

アニス「どうって何よ!!?逃げなきゃ!」

指揮官「……」

 

マリアン「指揮官。」

 

指揮官「マリアンを助ける。」

アニス「本気!?死んじゃうよ!!」

ラピ「ラジャー。」

アニス「ちょっとラピ!今は指揮官様の命が…」

ラピ「アニス。やってみよう。いえ、やらなくちゃ。」

ラピ「それと、指揮官の命令よ。」

と決意を固めた目をしている。

アニス「………いいよ。やりましょう!」

ラピ「シフティー、サポートをお願い。」

シフティー『は、はい!まずシミュレーションの結果は…』

シフティー『…わかりました!ただ今より、タイラントモデル03、ブラックスミスとの交戦に入ります!』

シフティー『エンカウンター!』

ラピ「指揮官。指示を!」

指揮官「ラピは動いて敵の注意を!アニスはラピに集中的に攻撃させないようにグレネードで脚を壊して!」

ラピ「ラジャー。」

アニス「注文の多い指揮官様だこと…!」

 

ポンッ!ポンッ!

ドガァァン!!ドガァァァァンッ!!

ラピ「っ!」

ダッッ!

ラピはブラックスミスの注意を引き、ブラックスミスは攻撃しようとするがアニスのグレネードによって脚が執拗に攻撃される。

ラプチャー自身もそれでは蜂の巣になることはわかっているのでアニスのほうにも攻撃しようとするがラピがアサルトライフルを的確に狙ってくる。

触手をやろうにもグレネードをポンポン撃ちまくっており、二手に別れているためどっちに触手を伸ばせば良いかわからなくなってきた。

ブラックスミス「ギィィィィィィィィィィィィィィィッ!!」

ブラックスミスは声を荒げた。瞬間、コアが少しわかりやすくなりラピがそこを狙うために停止して撃つ。

 

ガァァンッ!

 

多少弾かれたがダメージが通っているようでブラックスミスはさっきよりも暴れ出し、アニスのいるところへお尻を向ける。

指揮官「アニス!」

アニス「はいはい。」

ポンッ!

 

ボガァーーンッ!

 

ブラックスミスのお尻が爆発した。

ラピ「そこ!!!」

 

ダァァァァァンッッ!!

 

パキンッッ!

 

コアに命中。ブラックスミスは機能停止となり、倒れると同時に砂が舞う。

指揮官「ふ、ふぅ……」

指揮官は尻餅をついた。

指揮官「っ!マリアン!!」

正面に向かう。

シフティー『シミュレーションの結果は12.4%でした。お見事です、指揮官。』

ラピ「生存者を確認します。」

ラピ「先発隊は全滅。全員部品が剥がれてしまいました。」

アニス「マリアンは?」

ラピ「生きては、いる。」

ラピがコアが壊されて倒れたブラックスミスの方向を見る。そこには左足と右腕が欠損しているマリアンの姿がある。

マリアン「ここです。……こ……こ……で…」

アニス「………手遅れね。もう脳まで侵食が転移してる…」

シフティー『脳が破損したニケは処分するのが規則です。』

シフティー『軍法により、ニケの処分は指揮官が行わなければなりません。』

ラピは指揮官に向いて歩き、自分の自決用の拳銃を手渡した。

ラピ「自決用の拳銃です。人間でも使用できます。」

ラピ「至近距離から撃ってください。」

指揮官「……………」

アニス「私が…やろうか?」

指揮官「……」

ラピ「ダメよ。ニケがニケを処分することはできないもの。」

指揮官はマリアンに向かって歩いた。

そう、ルールだから。そう決まられているからやらないと…と……決意を…固めた…

 

カチャッ

 

指揮官「………」

銃口を向ける。

だが……

撃てなかった…

いままで一緒にいた仲間が…隣にいた人が……

指揮官の頭の中では、この2週間で起きたこと走馬灯のように思い出していた…

 

初めての任務からいたニケ…出会ったガイガー…ニケのみんな…そして……

そばで支えてくれたマリアン……

 

撃てない……撃ち、たくない…撃ちたく…

 

ラピ「指揮官。グズグズしている暇はありません。このまま放置すればイレギュラーになる可能性が高くなります。」

 

撃ちたく……ないよ…ぉ…

 

指揮官は力が無くなるように銃を下に下ろそうとした。

ラピ「指揮官!」

 

カチャッ……

 

誰かが銃を掴んだ。マリアンだ…

指揮官「っ…!」

マリアン指揮…官……ここ…です……。」

この場にいる全員が驚いた。侵食されても…脳までに侵食されてもなお、自分の意思で動けるのだから…

マリアン「指…揮官、ここ、です。」

次第に指揮官の手に滑るように手を移動していく。

そして、引き金に置かれている人差し指を包むように握り、親指が指揮官の人差し指にくる。

マリアン「包帯……嬉しかった…です……」

指揮官「っっ………!」

マリアンはゆっくりと目を閉じる。

 

パァァンッッ!

 

ラピ「……マリアン。処分確認。」

シフティー『沈黙確認。』

シフティー『現時刻をもって、捜索作戦を終了します。アークにお戻りください。』

通信を背に、指揮官はマリアンの頭に包帯を巻いていた。

巻き終わるとアークへ向かうために歩き出した。

アニスはマリアンに目を向けた。

アニス「……くそっ。」

そしてアニスもアークへ帰還するために歩き出した。

4人がいた場所には1人を残して…街であった場所へ残し…任務を終えた場所は、マリアンがいた場所に…日光が優しく照らされていた。




捜索作戦後
指揮官室
指揮官「………」
どこか寂しい。部屋…
数時間前に司令部に行って、あとはテストをして……新しいニケ、ネオンと出会った。
指揮官「……」
今日は、一生を過ごした気分だった……
あと、シュエンCEOにも会ったが…嫌なやつだった。
指揮官「………」
今日はお酒でも飲もう…



コトッ
とぽぽぽっ……
指揮官「……」
ぐびっぐびっ…
コンッ……
グラスの音が響く。
新しい部隊になったが、それでも、なにかが足りない気がする…
マリアン「指揮官。」
指揮官「……」
グビッ…!
指揮官「ふぅ……」
指揮官「………」
指揮官(任務が立て続けで、私も疲れた……寝よう。)
ふと、ガイガーが頭を過ぎる。
指揮官「…………なんていえば良いんだろう…マリアンのこと…」

過去編みたい?(RED ASH)

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