勇者王と魔法使いよ、この世界の希望となれ    作:UUUーU UーUU

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今回は地上編(ハルトたちと愉快なニケたち編)だよ!
え?ガイガーはどうなったかって?今頃タクティカルおばさんのところにいってタクティカルタクティカルしてると思うよ。


チャプター0-3 巡礼者と魔法使い

地上のどこか

ここに3人の巡礼者(ピルグリム)が焚き火を囲んいる。

スノーホワイト「どうだ?そっちの状況は。」

紅蓮「以前として平和だよ。そして、何も成果は無い。」

ラプンツェル「こちらも同じです。」

スノーホワイト「そうか。こちらもだ。」

スノーホワイト「それと、魔力切れが起こしたからハルトに注意された。」

紅蓮「なんじゃと?」

スノーホワイト「これはファントム退治につかってくれ。とのことだ。」

紅蓮「っ」ギクッ

ラプンツェル「っ」ギクッ

スノーホワイト「どうした?腹が痛いのか?」

紅蓮「いやぁ……え?あれはそういう物だったのか??」

スノーホワイト「……そういえばお前たちには私から指輪を渡したな。」

ラプンツェル「………紅蓮?使ってしまいましたか?」

紅蓮「あ、ああ……水やりに便利だと思ったら……急に倦怠感が襲ってきてな…その翌日水やりをしようとしたら水が出てこんかった…」

ラプンツェル「わ、わたしも土葬を行う際にも使って……」

スノーホワイト「私は肉を焼いたりしてたな。豚の丸焼き。上手に焼けたな。」

紅蓮「お主は相変わらず食欲があるなぁ……」

ラプンツェル「……えっと、魔力切れになっているのならハルトさんのところに行ったほうが良いのでは?」

紅蓮「………」

紅蓮は考えていた。自分が育てている大根などを。しかしまだ収穫時期でも無いから良いかと思った。そしてあわよくばハルトとまた剣を交わすことができるのではないかと少しワクワクしている。

紅蓮「そうしたほうが良いねぇ。じゃ、行くとしようか。」

紅蓮「ところでスノーホワイト。ハルトの場所はわかるのか?」

スノーホワイト「ああ。あっちだ。」

セイレーン「ハルト、起きて。」

ハルト「うぅ……もうちょっと寝かせて……」

セイレーン「起きて!」

ハルト「まってよ……まだ寝かせてくれよ……」

セイレーン「」ぷるっちぃ〜〜ん

セイレーン「ふんっ!!」

ばさぁっ!

ハルト「うわぁぁっ!!」

先ほどまでハルトは布団にくるまっていてミイラの状態であったが、セイレーンは布団を引き剥がし、くるまっていたハルトは回転しながら柔らかいベットに衝突。やっと目が覚めた。

ハルト「うぅ……ふわぁぁ〜〜……ふぃ〜。どいしたぁ〜?」

セイレーン「お客さん。」

ハルト「ん?」

スノーホワイト「やあ。数日ぶりだな。」

紅蓮「久しぶりだな。ハルト。」

ラプンツェル「お久しぶりです。」

ハルト「……………」

ハルト「お前らぁぁ!!!」

がしっっ!!

ハルトは紅蓮とラプンツェルに飛びついて抱いた。

ハルト「お前ら久しぶりだなー!!!100年くらい前ぶりか!!?」

紅蓮「ぐ、ぐるしぃ……」

ラプンツェル「ハ、ハルトさん……そ、そんなに抱きしめられては……いろんなところがっ///」

ハルト「ラプンツェル。お前は黙ってろ。セイレーンたちにそういう知識はあまり付けさせられないからな。」

ラプンツェル「はぁぁ!!?」

スノーホワイト「ハルト。2人の魔力が切れたから魔力をくれ。」

ハルト「おう良いぞ!で?って………」

ハルト「姿変わってね?2人とも……」

紅蓮「あぁ、思考転換したらこうなった。」

ラプンツェル「私は覚醒?してこうなりました。」

ハルト「え?え?え??どういうことだ?」

ラプンツェル「えっと……話が長くなるのですが……」ちらっ

ラプンツェルはセイレーンを見た。

ラプンツェル「彼女は?」

ハルト「俺の友達。」

ラプンツェル「では、彼女を私たちの話が聞けないように遠くへ行かせてくれませんか?」

セイレーン「は、はい!で、では私は…」

ハルト「おいおい、別にそんな話じゃないだろ?」

ラプンツェル「……できればハルトさんだけに話したいことなので。」

紅蓮「うむ。」

スノーホワイト「……あれか。」

ハルト「………セイレーン。この話、聞くなよ?ヘンゼルとグレーテルは?」

セイレーン「木こりしてる。」

ハルト「なら、話を聞かないでくれってお願いしてきてくれ。」

セイレーン「わかったわよ。」

セイレーンは部屋から出て行った。

ハルト「……じゃ、話してくれないか?」

ハルト「お前らが…別れて行動するようになったのか。」

屋外

セイレーン「………………」

セイレーンは、ずっと空を見ていた。青かった。

セイレーン(……ゴッデス部隊…………私たちも共闘するはずだった……第二世代として……)

セイレーン(……エイブ、シンデレラ……?どこにいるの?)

 

「ラプンツェルぅぅぅぅぅぅーーーー!!」

 

セイレーン「!?」

突然、ハルトの怒号が響き渡った。

セイレーンは急いでさっきの部屋に行くと……

ラプンツェル「イタタタタタタタタタタ!!!!!」

紅蓮「ラプンツェル……少し慎め……」

スノーホワイト「それよりも早くご飯くれ。」

紅蓮「お前もだスノーホワイト……」

セイレーン「えっ?何があったの?」

目の前に広がっていたのはハルトが聖女に腕十字固めをしている場面だった。

ハルト「こいつXXXXXXXXX?って言いやがった!!」

セイレーン「はぁぁぁ!?///」

ラプンツェル「だって男性1人に女性が複数!一つ屋根の下で!!」

ハルト「お前なぁぁ!!レッドフードの入れ知恵か?!おい!話せぇ!話せばジャーマンスープレックスで許してやる!」

ラプンツェル「レ、レッドフードは……関係ありません!あれは!」

ハルト「あれは?言ってみろ。」

ラプンツェル「………」

ラプンツェル(言えない……引き出しにあったあんなビデオを見たことを……///)

スノーホワイト「そういえば、テレビを壊していたな。」

ラプンツェル「スノーホワイトぉぉぉーーー!?」

ハルト「ほぉう?少し見えてきたぞ?あっちな方面のビデオ見たから興味が沸いた…とかだろ?」

ラプラス「」ぎくっ///

ハルト「そういうのはなぁ……ちゃんと保健体育の授業を受けてからにしろ!!」

紅蓮「そっちか!?」

ラプンツェル「わ、私の学校ではそんな教育受けておりません!」

ハルト「マジかよ……」

セイレーン「……それよりも離した方が良いんじゃない?」

ハルト「あっ、そっか…すまんなラプンツェル。あとで保健体育教えるから覚悟しろ」

ラプンツェル「お、教える!?///」

ハルト「ダメだこりゃ………」


紅蓮「おさけぇ〜〜〜もってこぉ〜〜い〜〜」

ラプンツェル「こ、この形状!まるでXXXです!あぁ!///」

スノーホワイト「んっんっんっ!」もぐもぐむしゃむしゃ

その後、3人のピルグリムは飯を一緒に食べることになったのだが……

紅蓮は泥酔…

ラプンツェルはラプンツェルをし……

スノーホワイトは……食べていた。

セイレーン「……あれ……ゴッデス?なの?」

ヘンゼル「なんか思ってたのと違う……」

グレーテル「グレーテルもそう思う。」

ハルト「確かにゴッデス部隊は…表向きはかっこよかったかもな。だが裏は……」

ハルト「酒好きになった紅蓮…変な方向へ性への理解がシフトしたラプンツェル……昔から変わらない食欲のスノーホワイトなんだよ……」

セイレーン「あれ?紅蓮さんって…昔は酒好きじゃなかったの?」

ハルト「昔は切れるナイフみたいだったんだぜ?」

ヘンゼル「えぇ……あれが?」

紅蓮「ひっく…ひっく………ふぇぇ〜〜、おさけぇ〜〜」

ハルト「ああ。あれがだ。」

ヘンゼル「じゃあラプンツェルさんは?」

ハルト「あいつは元々教皇候補だったんだけど人類のためにニケになった。だが……誰かのせいか、もしくは運命か…あれなビデオを見たせいであんなやつに……」

ラプンツェル「ハァ……ハァ……///」

グレーテル「スノーホワイトは?」

ハルト「あいつは……昔は愛嬌があって食欲旺盛で妹みたいな感じだったが……今は食欲旺盛なやつだな。」

スノーホワイト「ふぉい、ひほへへひるほ。」

ハルト「まず食べてから話せよ………」

セイレーン「………あれ?私の知ってる限りではあと3体…」

ハルト「……………」

スノーホワイト「……んっ゛ぐ。」ごくん

スノーホワイト「ドロシーは……よくやってる。レッドフードは……どこかへ行き、リリスお姉…リリーバイスは…死んだ。」

セイレーン「えっ!?最強が!?」

ハルト「…………」

ラプンツェル「あっ、リリスといえば……昔手合わせしてませんでしたか?ハルトさんと。」

ヘンゼル「本当ーー!?」

ハルト「お、おう。手合わせしたぞ。」

セイレーン「どうせハルトが負けたんでしょ?」

スノーホワイト「いや。互角だ。」

「「「は?/え?」」」

紅蓮「おー、あの時かぁ〜。あの時は恐怖で動けんかったよ!」

ラプンツェル「まぁ……絶対なパワーと摩訶不思議な技のぶつかり合いで周辺のラプチャーが襲いながらも2人とも薙ぎ倒してましたもんね。手合わせで……」

セイレーン、ヘンゼル、グレーテルは目を丸くしてハルトを見る。こんなハルトがあの原初にして最強のニケと互角ということが信じられなかった。

ハルト「あの時は魔力に余裕があったから良かったよ。今じゃ昔より半分は減ってる。」

スノーホワイト「なんだと?」

ハルト「ああ。直径1kmくらいにバインドの魔法を複数かけてるからな。」

ハルト「それでラプチャーとか抑えてる。」

ラプンツェル「抑えたラプチャーはどうするんですか?」

ハルト「たまにセイレーンたちが一掃してる。」

ラプンツェル「すごいですね……そういえば彼女たちはいつ造られたのですか?」

ハルト「……言わないか?」

ラプンツェル「え?」

スノーホワイト「……なぁセイレーン、ヘンゼル、グレーテル。」

スノーホワイト「いつから一緒にいる?」

セイレーン「だいたい100年……いえ、それよりちょっと後?かな?」

スノーホワイト「……わかった。」

スノーホワイト「ハルト。お前は言わなくていい。」

ラプンツェル「わかったのですか?」

スノーホワイト「あまりわからないことがわかった。」

ラプンツェル「っ、」ズコーー!

ラプンツェル「わからなかったのですか!?」

スノーホワイト「ああ!」

とキメ顔で肉を頬張った。

スノーホワイト「ふぇ?ふぉれはふぁんのひくにゃんふぁ?」

ハルト「イノシシだ。」

スノーホワイト「んっ。生でも食えるか?」

ハルト「……」

嫌な顔をしながらスノーホワイトに目線を向ける。

スノーホワイト「なるほど。食べれるんだな。」

ハルト「お前正気かよ……」

スノーホワイト「そうだが?」

ハルト「えぇ……」

紅蓮「ふぃ〜〜……あぁー、酔いが覚めてきたよ……」

紅蓮「さて、魔力を供給してもらおうかの?」

と指輪を見せる。

ラプンツェル「あっ、そのことを忘れていました……」

スノーホワイト「ふぁふぁしはひゃったからふぇふにひひほぉ。」

紅蓮「まず食べてからにしてくれ。」


紅蓮「さて、魔力も貯まったことだし、我々はまた行こうかの。」

ラプンツェル「そうですね。」

スノーホワイト「では、私はあっちに行く。」

ラプンツェル「では私はあっちへ。」

紅蓮「私は畑に戻るよ。」

ハルト「紅蓮ーーー!」

紅蓮「?」

ハルト「ほらよ。これ。」

ハルトが持ってきたのは紅蓮が飲み終えた酒瓶だった。だが中身がまだある。

紅蓮「っ!?これは!?」

ハルト「コピーしたんだよ。同じ味だが、俺たちの家に来た土産だ。もってけ。」

紅蓮「………」

目をキラキラさせながらお酒の甁を見る

紅蓮「ハルト……お主、またコピーできるか?」

ハルト「できるけどそれがどうした?」

紅蓮「……」

紅蓮は俯いて言う…

紅蓮「スノーホワイト、ラプンツェル……」

紅蓮「しばらく、私はここにいようと思う……っ!!!」

スノーホワイト「そうか。」

ラプンツェル「そうですか。」

ハルト「は?」

紅蓮「いやー、ちょ、ちょうど?お主に畑の作り方?というのも教えようか…」

ハルト「種無いから作れないぞ?」

紅蓮「こ、ここに種が……」

ハルト「お前はただいっぱい酒を飲んでみたいだけだろ?」

紅蓮「っ!」ギクッ

ハルト「まぁ……良いけど……」

ハルト「その代わり、酔いすぎるなよ?あと、しばらくっていつまでだ?」

紅蓮「1週間ほどだ。」

ハルト「……大丈夫なのか?」

紅蓮「私が育てているのは大根だ。しかものここに来る前に種植えしたばかり。大根はだいたい50日くらいが収穫。なら1週間くらいここにいても大丈夫だろう?」

ハルト「……本当に良いのか?」

紅蓮「……………」

紅蓮(くっ!私は今……誰かと無限に酒が一緒飲めるという楽しみと生命を天秤にかけている……!!どうすれば……どうすればぁぁっ!!)

紅蓮「……」

ハルト「……そんなに悩むなら、どっちもやれば良いじゃないか。」

紅蓮「は?」

ハルト「セイレーン。コーティングのウィザードリング貸してくれ。」

セイレーン「はいはい。」

ハルト「ありがと。」

ハルト「紅蓮。ここからお前の畑までどのくらいだ?」

紅蓮「……だいたい5週間くらいだが?」

ハルト「なら1日だ。」

「「はぁぁ!?」」

紅蓮「そんなことできるのか!?」

セイレーン「嘘……」

ハルト「できるよ。だって俺は魔法使いだぜ?」にこっ

ハルト「なら、どっちも叶えなきゃお前の望みは叶えられない。」

紅蓮「……でもどうやって?」

ハルト「これ。」

ハルトはウィザードリングを取り出す。

ハルト「テレポーテーションウィザードリング。行ったことのある場所へ自由に行き来できるリングさ。」

紅蓮「な、なんだと!!!!?」

セイレーン「そんなものあるの!?!?」

セイレーン「ってか、それつかってアークに…」

ハルト「無理だよ。これは使用者の行ったことのある場所にしか行けないんだ。」

ハルト「俺は地上のアーク周辺には行けるが、アーク自体には行けないんだよ。」

紅蓮「まぁ……私らとて入り口しか案内してなかったから私が使っても無理な話か……」

セイレーン「そうなのね……でもなんでコーティングのウィザードリングを?」

ハルト「紅蓮の育ててる野菜に魔力でコーティングして保存する。」

セイレーン「へー、そんなこともできるんだ。」

ハルト「まぁ、もともとこういう使い方だからな。セイレーンの場合は喉に魔力で言霊や信号をシャットアウトして言葉を発せれるようにしてるからな。」

紅蓮「魔法というものは便利だねぇ……」

ハルト「んじゃ、紅蓮に指輪をつけて…」

紅蓮「左手にはつけんのか?」

セイレーン「なっっ!!///」

ハルト「馬鹿。つけるのは右手だ。」

ハルトは紅蓮の右手中指に指輪をつける。

ハルト「じゃ、行くぞ。」

と紅蓮の肩を抱き寄せて右手を手形をしたドライバーにかざす。

 

『テレポーテーション』

 

すると魔法陣が足元に現れて2人は消えていった。

数分後

紅蓮「んっ!んっ!んっっ!」

ヘンゼル「んぐっ、んぐっ!」

グレーテル「んっ、んっ、」

「「「ぷはーーー」」」

紅蓮はハルトの魔法によって野菜は保存され、テレポーテーションで帰ってきた。そして紅蓮は周りのバインドで抑えているラプチャーを切る代わりにお酒をコピーしてほしいと提案。ハルトはそれを飲み込んで魔法使いの家に剣士が居候した……のだが……

ヘンゼル「ひっく……むりぃ」

グレーテル「ひっく、ひっく……むぅ……」

「「ぐぅぅ…………」」

紅蓮「おやぁ?寝てしまったのかぁ?」

ハルト「お前なぁ……飲み過ぎだって……」

紅蓮「嫌じゃぁ〜〜〜!飲みたいーー!」

と駄々をこねる。

ハルト「おい。そんな可愛い顔して駄々をこねても何も出ないぞ。」

紅蓮「いーやーじゃぁ〜〜〜〜!飲むぅ〜〜」

ハルト「やばいな…セイレーン。声でなんとかできないか?」

セイレーン「はぁ?アンタがやんなさいよ。」

ハルト「えっ?なんでそんな機嫌悪いの?」

セイレーン「うっさい!!」

げしっ!

ハルト「痛っ」

紅蓮「ふふっ、仲が良いのは良いことだ。」

セイレーン「仲良く無い!無いから!!」

紅蓮「そんなに恥ずかしがらなくても良…」

セイレーン「"黙って!!"///」

紅蓮「むごぉっ」

セイレーンは力を使って紅蓮の口を閉じらせた。

セイレーン「あっ……ご、ごめんなさい…」

するとすぐにそれは解けた。

紅蓮「ぷはっ、すごいなお主。私を黙らせるとは。」

セイレーン「いやっ、……えっと……」

ハルト「セイレーン。休んでろ。今日は変だぞ?」

セイレーン「うるさい!アンタのせいよ!!!」

げしぃっ!

ハルト「痛っっ!!」

紅蓮「………」

紅蓮は少し呆れながらも手に持った酒を飲み干した。

紅蓮「…………」

夜、紅蓮は満月を見ていた。セイレーンやヘンゼル、グレーテルはもう寝ているころだが……後ろに妙で懐かしい気配を感じた。

紅蓮「おや?こんな時間に起きているとはな?」

ハルト「そりゃ、そうだよ。2人っきりで話したいことが山ほどあるからな。」

紅蓮「この女ったらしめ

ハルト「ん?」

ハルト「何か言ったか?」

紅蓮「いや?何も言っておらん。」

ハルト「んじゃ、隣に座らせてもらうぜ。」

紅蓮「うむ。」

月を見ている紅蓮の隣にハルトが座る。肩が当たるぐらいに近い。

紅蓮「………なぁ?近すぎやしないかい?」

ハルト「?」

紅蓮「……まぁいい。お主は昔と変わらななくて安心だよ。」

ハルト「嫌味か?」

紅蓮「そうじゃな。」

紅蓮「はははっ!」

ハルト「ははははは!って笑うな!」

紅蓮「……変わらないぬなぁ……」

ハルト「お前は変わったな。」

紅蓮「色々あったのだよ。ハルト。」

ハルト「……助けに行けたら…良かったんだが……その、……」

紅蓮「言葉に詰まるようなら言わなくていい。」

紅蓮「誰だって言いたくないことはあるものだ。」

紅蓮「……誰にも………な。」

ハルト「………」

ハルト「ドロシーは…今どうなってる……?」

紅蓮「私にはわからん。」

紅蓮「スノーホワイトなら多少はわかるかも知れぬが、あれから数十年が過ぎた……。」

紅蓮「私とてドロシーが心配なのだ。あんなことがあったからな。」

紅蓮「……でも、今でもドロシーが元気ならば、、私達が前に進めている理由になるかもな。」

ハルト「理由?」

紅蓮「……人類の希望の象徴……ゴッデス。」

紅蓮「彼女も、その意味をわかっているはずだ。」

紅蓮「今の私達はやりたいことをやっているのだが……胸に秘めてるのはいつも同じ……」

紅蓮「クイーンを倒す……」

紅蓮「この手で……この剣で……首を…っ」

ハルト「………ぷっ…!」

紅蓮「何を笑っておる…?」

紅蓮はハルトのことを鋭い目をしながら睨みつける。

ハルト「いやぁ〜……お前も変わってないなって。」

紅蓮「は?」

ハルト「お前、覚えてるか?俺と最初に会った日。」

紅蓮「……………」

過去

航空母艦内

リリス「ハルトさん。これが紅蓮よ。」

紅蓮「………」

ハルト「……あのぉ〜リリーさん?なんで首根っこ鷲掴みしてるの?」

リリス「暴れるから。」

ハルト「えぇ……」

紅蓮「おい。こいつは人間ではないか。こいつがお前より強いのか?」

リリス「ええ。強いわよ。パワーや知識以外なら。」

ハルト「おい!俺は超人じゃないんだぞ!?」

指揮官「まぁ、一応強いのは確か……だしな。現にラプチャーを串刺しにして燃やしているからな。」

ハルト「ラプチャーの串焼きってか?」

指揮官「ははははは!!www」

指揮官「確かにそうだ!wそうかもしれないなww」

リリス「指揮官……」

紅蓮「なら、証明してみせろ!お前が本当にこのリリーバイスよりも強いということをな!!」

紅蓮(ブラックシャドウ)は獲物を狩る目をしてしかも船内で抜刀の体制に入る。

ハルト「はいストーップ。」

 

『バインド』

 

魔法陣が現れて紅蓮の手足に鎖のようなものが巻き付いて拘束する。

紅蓮「っ!」

何度も力を入れても全然壊せない。

紅蓮「なんなんだこれは!!」

ハルト「魔法。」

紅蓮「はぁっ!?!?」

リリス「そうねー……まぁ、驚くのも仕方がないわよね……」

指揮官「うんうん。」

紅蓮「おい!こいつは人間か!本当に人間なのか!!」

ハルト「はぁ……俺は一応人間で……魔法使いさ。」

紅蓮「魔法使いぃ?」

ハルト「おう!それと、最後の希望さ。」

紅蓮「言っている意味が理解できん……」

ハルト「………」

ため息をつくと同時にとてとてと少女が歩いてきた。

スノーホワイト「あっハルトさん!また魔法見せてください!」

ハルト「おぉ〜、スノーホワイト〜、元気かぁ〜?よーしよしよしよしよし〜〜」

スノーホワイト「わっ!髪がぐちゃぐちゃになっちゃいます〜〜!」

レッドフード「お?おいおい〜、なぁにイチャイチャしてんだ〜?」

スノーホワイト「レッドフード〜〜!髪がぐちゃぐちゃになっちゃいます〜〜!」

レッドフード「へぇ〜?ならっ!」

レッドフード「そぉ〜れぇ〜〜!!!」

ハルト「うわっ!!や、やめろぉぉーー!」

レッドフード「おりゃおりゃおりゃ〜〜!!」

ハルト「うわぁぁぁーー!!!痛い!痛い痛い!抜ける!抜ける抜けるー!」

レッドフード「あははは!!」

紅蓮「…………」

紅蓮(なんだこいつら……)

ドロシー「ハルトさん?」

ハルト「ん?どーした?」

ドロシー「私の楽しみにしていたお茶が無いのですが…これはどういうことです?」

ハルト「…………」目逸らし…

ドロシー「どういうことです?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ………

ハルト「……飲んじゃいました……」

ドロシー「ふんっ!!!」

ハルト「ゴフッッッ!」

レッドフード「おー!見事なラリアット〜!」

ハルト「ぐへぇ……」どさっ

ドロシー「ふんっ!」

リリス「ドロシー?どこへ行くの?」

ドロシー「まだ作戦会議まで時間があるのでお茶を用意したいので。」

リリス「あら。いってらっしゃい。」

スノーホワイト「ハルトさん。大丈夫ですか?」

ハルト「だ、大丈夫……前に鉄製の床に頭が埋まった時よりはマシだよ……」

指揮官「あー、あの時か。ハルト君がドロシーにラッキースケベをしちゃって床に埋まった時の話か。あれは腹を抱えて笑ってしまったよw」

リリス「笑いごとじゃないでしょう指揮官。」

ラプンツェル「あ、あのぉ〜?通りすがりで怒っているドロシーを見たのですがまたハルトさんですか?」

ハルト「おい!なんで俺なんだよ!まぁ…確かに俺なんだが…」

ラプンツェル「今回は何をしでかしたんですか?」

レッドフード「ドロ茶を飲んじまったからだよ。」

ラプンツェル「?」

スノーホワイト「?」

リリス「?」

指揮官「?」

ハルト「?」

レッドフード「あっ、これは流石にわかんねーか。つまりお…」

ハルト「言わせるかぁぁぁーーー!!」

レッドフード「む゛ぉっっ!」

リリス「あら……ジャーマンスープレックス………」

指揮官「見事に決まったな。」

紅蓮「………」

紅蓮「早くこれをどうにかしてくれ……」

リリス「あっ、すっかり忘れてたわ…」

リリス「ハルトさーん。これ解いてあげてー?」

ハルト「あっ、忘れてた……」

紅蓮「…………」

ハルト「あの時の目、さっきと同じだったよ。絶対に獲物を逃さないって感じの。」

紅蓮「………それよりも私は目の前の喜劇が理解不能だったよ…」

ハルト「まぁ、あれは俺が悪かったよ……ドロシーの入れたお茶って美味しいからさ。つい飲みたくなってな……」

紅蓮「……私の入れたお茶はどうだった?」

ハルト「美味しかったぞ?」

紅蓮「なら、ドロシーと私の入れたお茶。どっちが美味しい?」

ハルト「うーん……優劣をつけ難いんだよな。」

ハルト「ドロシーの入れたお茶はなんか上品?みたいな感じだけどお前の入れたお茶は毎日飲みたくなるような感じなんだよな。」

紅蓮「………」

ハルト「どうした?」

紅蓮「もう寝る。」

ハルト「そうか。じゃ、俺も寝るか。」

ハルト「ん?紅蓮、お前外で寝るのか?」

紅蓮「お主もわかっておろう?私はニケだ。野営には慣れてる。」

紅蓮は酒を手に取って飲む。

ハルト「じゃあ俺のベットで寝るか?」

紅蓮「ブーーーーーーーーーー!!!!」

紅蓮「げほっ!げほっ!」

紅蓮「ハルト!?お前っ!///」

ハルト「だって寒いだろ?」

紅蓮「いや……ちが…すぅーーー…

紅蓮「…………わかった。だが私は床…」

ハルト「いや、俺が床で…」

紅蓮「お主は馬鹿か!!」

ハルト「いやなんでそうなる!?」

紅蓮「あぁ〜〜///」

紅蓮「やはりお主は近い!近すぎるのだ!もう少し距離感をだなぁ………///」

ハルト「俺はもてなしたいだけなんだけどな……」

紅蓮「もてなしはいい……いらないぞ。」

ハルト「……あったかいぞ?」

紅蓮「いいと言っているだろう!このお節介!」

ハルト「えぇ……」

紅蓮「……おやすみ。」

ハルト「……ああ。おやすみ。」


チュンチュン……

紅蓮「……んぅ…もう朝…ん?」

紅蓮はベットの上に寝ていた…

紅蓮「………」

紅蓮「!?」

紅蓮(まさかハルト!寝たのか!?私と!?いや!違…いや……あやつならやりかねん……いや!いやでも……///)

頬を赤らめて顔を手で覆ってしまう。

紅蓮「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜//////」

紅蓮「ん?」

紅蓮はメモ書きがあるのに気づいた。

 

寒そうだったから俺の部屋のベットで寝かせた。俺はセイレーンの部屋のベットで寝るから安心して眠れ。

 

と書かれてある。

紅蓮「……ふっ、」

紅蓮「そうか…そうだったか………」

紅蓮「……………」

紅蓮「………そうか……….」

と少し残念そうな顔をしながらドアを開けると双子がセイレーンの部屋の前でここは通さない!と言わんばかりに手を広げている。まるでアリクイの威嚇のようだ。

紅蓮「……何をしておるんだ?」

ヘンゼル「いやー……その……」

グレーテル「開けちゃダメ。」

紅蓮「……何があった……?!」

ヘンゼル「ダ、ダメ!ダメなの!」

紅蓮「す、少し見るだけでも!」

紅蓮は双子を潜り抜けてドアを開けようとするが押さえられる。

だが力及ばず、ドアが開く。見えた先には……

 

ハルト「すぴーーーー………」

セイレーン「…………」

『フリーズ』

 

ハルトがセイレーンのベットの中で寝ていて、それをセイレーンが隣で瞼一つも動かさずに凝視していた。

紅蓮「……おーい、セイレーン?」

反応無し。

紅蓮「…魔法か?…」

ヘンゼル「いや、使ってないと思うよ……?」

グレーテル「多分、驚いて固まってるだけ。」

 

セイレーン「………」

『フリーズ』

 

紅蓮「………はぁ〜……やはり、ハルトは変わらんな……それも変わってほしいものだが……」




あとがき
その後、意識を取り戻してハルトを地面に突き刺したセイレーン…
セイレーン「………//////」じゅ〜〜〜……
紅蓮「大丈夫か?」
セイレーン「(大丈夫じゃない……全然大丈夫じゃない……)」
紅蓮「安心しろ。ハルトはラッキースケベというものだが、ああ見えて人の処女は取らんよ。保証する。」
セイレーン「そういう問題じゃない!!!!////」
セイレーン「なんで許可無く入ってくるのよ!!///」
セイレーン「おかげでびっくりしたし!サイテーーー!!!///」
セイレーン「ああ!もう!ハルトの馬鹿!大馬鹿!変態!///」
紅蓮「なら許可すれば一緒に寝るのか?」
セイレーン「そりゃあもう大歓……」
セイレーン「じゃない!じゃないじゃない!じゃない!!!!」
セイレーン「あぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!もうっっ!!」
セイレーン「ハルトのバカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
セイレーンの声が響き渡る。途中、地震のようなものがあったがすぐに止んだ。
紅蓮「おや、ラプチャーが捕まったようだな。」
ヘンゼル「私たちはセイレーンのこと見てるから紅蓮さんよろしくー。」
紅蓮「ああ。任せておけ。」



紅蓮「ふぅ〜、帰ってきたぞー。」
グレーテル「早いね。」
紅蓮「……まだそんな状態か?」
セイレーン「〜〜〜〜〜〜///」
ヘンゼル「そういえば紅蓮さんってハルトとどういう関係〜?」
紅蓮「私か?私は……」
紅蓮「………友人…以上、ってところ……なのか?」
ヘンゼル「じゃあ好きなのー?」
紅蓮「別に?」
紅蓮「まぁ…好きには好きだねぇ。」
ヘンゼル「……それは友達として?男性として?」
紅蓮「……………」
紅蓮「………………」
紅蓮「…………………」
紅蓮「友達としてだよ。」
ヘンゼル「へぇ〜〜〜〜?」にやにや
ヘンゼル「ねぇねぇ、グレーテル?ハルトって罪な男だねぇ〜w」
グレーテル「そーだねーw」
紅蓮「おい!なんで私が勝手にハルトのことが好きと決めつけておる!やめい!」
ヘンゼル「わー!紅蓮さん怒ったー!」
グレーテル「逃げろー」
紅蓮「あっ!ま、待て!!」




ハルト(俺は?)

過去編みたい?(RED ASH)

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