こちとらチャタり始めたJoyコン使って頭ダンターグみてーな戦闘狂に毒まで盛って泣く思いしてやっとこさ進んだっつーにお前だけ難易度おっかしいだろ!?
ソウルライクなら!!形態変化は2度で終わっとけよフザけんな!?
しまいにゃストーリーモードでボコるぞ貴様!?
……って感じでイラついたので初投稿です。
意味が解らなかったらみんなもナインソール買って私と同じ地獄を見よう。
なお、
ラストダンジョン。俺達七英雄の最後の砦。
それは術研究施設や儀式場の残骸が飲み込まれて漂う、大地無き異空間。
俺達が飛ばされた先の旅で見つけた異世界の技術を(主にワグナスが)解析して辿り着いた場所だ。
俺達はこの世界を経由して元の世界に帰って来た。
ワグナス曰く、この異空間に漂う施設はどうやら俺達の世界由来の建造物だと考えられるそうだ。
超術学研究所かそれとも別の国か、あるいは俺達が居た時代よりももっと昔の事なのか。
暴走を起こした次元転移によって、施設が異空間に飲み込まれたのだろう……という事らしい。
だからこそこの異空間は元の世界に
さてこの異空間、物理的な法則がどーなってんのか良く分からないけど地面が無い。
飲み込まれた施設や土地がバラバラに、浮島みたいに浮いていて、たまに渡れるようになっている。
浮島の上は特に支障もなく歩けるから重力は働いているらしいのだけど。
理屈はワグナスにもよーわからんらしい。
異空に放り投げて落ちて行った物がどうなるかは誰にも分からない。
回収なんて以ての外。
……ので、ゴミ捨て場に最適なのである。
「んンンンンンン……!!!」
ぐぐぐぐっ、と開放体ダンターグの上半身が力いっぱい引き絞る弓の様に強くねじれて行く。
その巨体の筋肉に浮き出た血管が凄まじい力の蓄積を教えてくれる。
グルグル巻きにされた封印の上から鷲掴むその手の中から、小さくピキっとヒビが入るような音が聞こえた気がする。
――そして、開放。
「うおおおおおおおおらああああああああアアアッッッッ!!!!」
雄叫びと共に解き放たれたそれは、ブオオッ!!という重い風切り音を伴って、まるで流星の向きを逆にしたように異空間の歪んだ空へと吹っ飛んで行った。
一体どれだけの勢いで投げられたのか。一瞬で豆粒よりもさらに小さくなり、そして消えていく。
――8人。
宝石鉱山で死んでいった奴らの顔が、そしておっちゃんの顔が俺の中に浮かんでいた。
「あの宝石は、あっちゃいけない」――おっちゃんの最後の言葉だ。
道のりは険しかったけど、無事完遂できてホッとした。
……今思えば、術に明るく天属性も扱えるワグナスなら、普通にどうにかしてたかもしれないなあ……まあ良いか。
そもそもどこにいるかも知らんし。
「ありがとう、ダンターグ。本当に助かった」
「構わねえさ。こっちもこっちで世話になるんだ」
腕をグルグル回しながらダンターグが笑う。
彼にとっては、この後が本番のお楽しみだ。
@ @ @
ラストダンジョンを出た辺りからなかなか吹雪いて来た。
出立前に買った防寒具とムーの毛皮の外套で寒さはしのげているけれど、視界が劣悪だ。
ダンターグは開放体でいるからかケロッとしている。
……考えてみれば、こいつも上半身裸に鎧つけてる様なもんだよな。
寒冷地ではこのスタイルが流行ってんの??
そもそもこの姿のダンタークに『寒い』という感覚はあるのだろうか?
……無いだろうなあ。俺も開放体になったらそう言う感覚随分鈍くなるし。
当の本人は、周りを見回して小さく舌打ちなんかしている。
「ウザい天気だ……いつもの事だが」
「いつもなのか……モンスターもまばらだ。まあ、こんな所じゃ食うモンも少ないか」
「俺もここでは『吸収の法』が無ければヤバかっただろうよ。
こういう日はなるべく陸の方を歩いて位置を見失わないようにしていたが……アイツらは海に出て戻って来れなくなったらどうしてるんだろうな?」
「帰巣本能とかで何とかしてたりするんじゃないのか?渡り鳥とかには、頭の中にコンパスを持ってる奴も居るってどっかで聞いた事がある気がする」
「ほぉ―……そりゃあぜひとも吸収したい能力だな。渡り鳥なんて今まで考えた事は無かったが……それに、お前の『死神の目』みたいな物も欲しいな。魂じゃなくて、強さが分かる目とか心当たりないか?」
「ムチャクチャ言わないでくれよ……」
ああ、懐かしいなこの感じ。
『吸収の法』運用初期に、どのモンスターの特殊能力をモノにしようか悩んでモンスターの情報をまとめた資料を漁ってた頃を思い出す。
今はそう言う感情持たなくなったなぁ……あんま無秩序にやると今度は開放体が不安定になっちゃうし。
強い奴と獰猛な奴だけ取り込んでるダンターグの選択が、実は一番最適だったりするんだよな。
開放体を育てるなら、能力で見るんじゃなく本人の気質と一番近い奴だけ取り込んだ方が安定する。
それが分かったのは異界に追放されて随分経った後だったが、その時よりずっと前からダンターグは吸収する対象を概ね限定していた。
そのダンターグが今になって能力の方に興味を示し始めるなんて、まるで順序が逆でちょっと面白い。
@ @ @
『死神の目』を解放して右手にコンパスを持ちながら、分厚い氷の張った大氷海を移動する。
とは言っても、俺は開放体ダンターグの背に乗ってナビゲート役だ。畏れ多すぎて非常に落ち着かない。当の本人は全く気にしていないようだけども。
ダンターグの肩越しに、あっちに何体こっちに何体と指差して、ダンターグが気分で行く方向を決めた。
そして辿り着いてみたら、ダンターグの威容に脱兎する奴らばっかりだった。
その度にダンターグが軽く舌打ちしながら「ハズレか」と呟いて、また歩き始めるの繰り返しだ。
「……不思議なモンだな、魚や微生物には反応しないとは。奴らに魂は無いのか?」
寒さを物ともせず、リラックスしながらブラブラのしのし歩くダンターグが暇つぶしに声を掛けてくる。
「どうだろね……気合出してよおく見ようとすれば
動物も下等すぎると怪しいんだよな……トカゲとかさ」
「それ、本当に見てるの『魂』か?」
「さあ……?とりあえずそう認識、というか解釈してて今の所支障はないし……
なんなら『魂の定義』とか『証明』とかから科学的に入ってみる?頭痛くなる自信あるぜ俺」
「クク、俺もそんなのはゴメンだな。ムズかしい事はワグナスやボクオーンにやらせときゃあ良いんだ。そしたらノエルが俺達に解かりやすく翻訳してくれる」
「ノエル聞いたら泣くぞそのセリフ……」
ある意味七英雄で一番苦労している彼は、いったい今どこで何してるんだろうと想いを馳せる。
俺とかダンターグみたいに世話掛けちゃってるメンツから離れてるから、もしかしたら今は羽を伸ばしてたりするだろうか?
そうだと良いな、と思う。
負担を掛けている事は自覚してて、それじゃあマズいと色々頑張ってみたりした事もあったけど、やっぱり最後はノエルに負担を掛けてしまってた……なんて事が度々思い出せる身としては。
「
「デカいトカゲは流石にあわれ過ぎるだろ。……ダンターグが見たって場所の方に向かってみる?」
「そもそもどこで見たか覚えちゃいねえな。今いる場所も怪しいってのに」
「……だよなぁ」
しかしとりあえず、お前のおかげで迷う事も食いっぱぐれる事も無さそうだ……とダンターグが豪快に笑った。
それからしばらくブラブラすると、吹雪いてた天候が少し大人しくなってくる。
それでも視界は劣悪だったが、外套についた雪を落とす頻度は減ってきた……そんな中だった。
「……あれ?」
ポツンとあった魂を指差して、そこに向かっている最中。
白い視界の向こうに、何か大きな影のようなものが薄っすら見えるのである。
「……くは」
ダンターグの口角がとても愉快そうに歪んでいるのが、後ろから見ても良く分かった。
――それは、凍った海を映したような蒼い鱗を持つ
攻撃的なトゲトゲとしたフォルムに、怪しく赤く光る眼がこちらを睨む。
大きな翼を一度はためかせ、四肢をドシンと踏みしめて、大きな大きな雄たけびを上げた。
ダンターグの威容を見てなお、闘志を漲らせるその姿。
言うまでもなく、『合格』だった。
答えは分かり切っていたが、簡単に確認した。
「――サポートは!?」
「いらん!手を出したらお前でも許さねえ!!」
「了解!じゃあ、なんか来たら邪魔しないように追っ払っとく!!」
俺が飛び降りるのとダンターグが雄たけびと共に
@ @ @
最初の一撃は、両者同時のぶちかましによる激突から始まった。
そこからはどちらの力が上か、体が上かと比べ合いをするかの如く、激しい物理の応酬が乱舞する。
さながら怪獣大決戦の様相だ。
邪魔が入らないように軽く周りを見渡しながら、俺は外套についた雪を今一度払い落とした。
ダンターグのメイン攻撃はその巨体によるぶちかましと、大地を踏みしめる四肢による踏みつけや蹴り攻撃だ。
人間の胴体が上に乗っているが、その両腕は使わない……と言うより、使えない。
このサイズによるぶつかり合いだと、あの両腕ではいささか力不足なのだろう。
かつてダンターグの代名詞だった
あの巨体と力に耐えうる
その両腕が振るわれるのは、噛みついて来た
そんな手数乏しいダンターグだが、流石にその一撃は重い。とてもとても重い。
巨体とは重さ。そして重さとは破壊力だ。
驚くべきは、そんなダンターグを相手にして
唸りを上げながらその鋭い爪をダンターグに叩きつけている。
「――ッハアッ、やるじゃねえか!!お返しだオラアッッッ!!」
本当にうれしそうに笑いながらその巨体をフルに使った砲弾のごとき突撃が、爪を振った事でわずかにバランスが崩れた
対する
さすがにモロに効いたようだ。素早く体勢を立て直すが、多少体幹がグラついていた。
俺は軽く瞠目すると、判り切っていた事を心の中で反芻した。
――うん、両方バケモノだ。
向こうも向こうだ。アレを食らってグラつくだけで済ませるとか何なんだ。
一体何を相手にしてこの氷海を生きて来たのだろう。
明らかに過剰戦力だと思うのだけど。
「……ああ?」
ダンターグが怪訝な声を上げる。
逃げる為ではない。一種のルーティーンなのだろう。
術力が
ワグナスが天術で同じ事をやっていたな。
『光の壁』の氷バージョンか。
「小細工か……悲しいぜ、力比べはおしまいか?もっとも、そんなモノでどうにかなると思われてんなら随分と舐めてくれたものだよなあっ!!」
触れれば凍り付くその壁を、何も気にする事なくダンターグが突っ込んで行く。
一切怯むことなく激突し、明らかな氷のダメージが目に見えても、ダンターグは楽しそうに笑っていた。
――
ガムシャラだった。
殴りかかってくるダンターグを振り払うかのように首を振り回し、尾を振り回し、爪を振り回し、くらいついた。
ダンターグはその全てを受け、よろけはすれど、血を流しはすれど、怯まずに重い攻撃を反撃でぶちかます。
離れない。離したくても、ダンターグは全く離れないのだ。
「――ッははあっっっ!!!」
随分と興が乗ってきたようで、しまいにはサイズ差のあるその両腕をも振り回し、
あまりのバーサーカーぶりに、
うん、怖いよね。見てるだけの俺も怖いもんアレ。クソ怖い。
とにかくこの窮地を脱出するために必死になったのだろう。
「っオラアッッッ!!!」
そこにダンターグがヘッドバットを合わせた。
バギィっ!!と音を立てて
……ええ……??
牙より硬いんですかその頭……??
困惑しきりの俺の眼前で、さらにのぶちかましが決まりその巨体が吹っ飛んだ。
「これはもう決まったな」と思うと
「あっ、こら逃げるな貴様ああッッッ!?」
ぶちかまし後の隙でよろめいていたダンターグが慌てて後を追うが、ギリギリ間に合わない。
遠距離攻撃が無いのは、クィーンを相手にしたあの時から今もなお引き継ぎの様だった。
……手を出すなと言われたし、そうでなくてもイジメの様相になってしまってはいたけれども。
――ズシャッ!!
――ギャアアアアアッッッ!!!!
……まあ、俺はダンターグの味方であるので。
俺の振り切った『冥』の爪による一撃が
巨体が氷海に激突した事でそこに大きなヒビが出来るが、それでもなお分厚い氷は
「でかしたぜクジンシー!!」
今の攻撃は許されたようで何よりだ。
ダンターグのサイズで砲弾を作ってぶっ放したら、こういう事になるのかもしれない。
決着の断末魔が辺りに響き渡る――
何回やっても何回やっても易公が倒せないよ。
あのドラゴンボールみたいな突進が何回やっても捌けない。
後ろに下がって矢を撃っても赤攻撃で詰められる。
パリィ連打も試してみたけど呪符攻撃には意味がない。
だから次は絶対勝つために、僕は身代わりだけは最後まで残しとく。
(残せないよ)
……易公戦3日目突入。つまり次も遅れます。
なんであの世界の科学者は主人公含めて武闘派ばっかりなの。
感想は、ちょっと区切りが出来たら返します。
わかっておったろうにのうワグナス。
ゲーム禁解禁したらこう言う事になると……