第1話 2つの出逢い
★注意
・自己満足作品
・作者は素人で駄文です。
・オリジナル展開あり
・自己解釈やオリジナル設定が強め
・文章は短い
・駄文すぎる為、不快になるかもしれません。
・これらが許せる方々は不快になるかと思いますが楽しんで頂ければと思います。
第1話
ハッピーエンドを目指す少年と龍神の名を冠する刀
皆さん、ようこそ。私は[浅間蘭]と申します。
これから私が見せますのは、ハッピーエンドを目指す少年が一振りの刀と、少女達との出逢いをキッカケに始まる苛烈な戦いの物語。
稚拙で大変読みにくいと思われますが、どうかこの物語を温かい目で見守ってください。
「ンノォオオオオオオオオオオオオ!!!!」
白いTシャツ、袖口に白いラインが入った紐付きの半袖パーカー、黒い半ズボンを着用する少年・・・・・[桜刀 エンド]は、お気に入りのゲームで自分史上最多の連敗記録を更新してしまった。
その数なんと30回。
エンドは真夜中なことを忘れて叫んでしまい、それは半径約数十mにも及んでしまった。
「クソッたれ!! 俺が何をしたってんだぁ!!
俺はあのちょっと放任主義で、炊事洗濯掃除ができない両親を持っても頑張ってきたんだ!! なのにこれはないじょうが、勝利の女神様ぁ!!」
エンドの精神は半狂乱になりつつある。
今まで数々の連敗記録を更新してきたことで、10連敗ぐらいなら平常心を保てるが、流石にその3倍の連敗数は精神的ダメージが大きかったようだ。
心の安定のためにベランダに出て星空を眺める。
広大な宇宙の一端を眺めることで、自分の不幸がいかにちっぽけなのか理解し、平常心を取り戻した。
さあ、ゲーム再開だ。と踵を返そうとしたその時、エンドはとある物を視界に捉えた。
「あんな色の星あったっけ?
んー・・・・・もしかして未発見の星? もしくは超新星爆発が何らかの原因で黄緑に見えてんのかな?」
エンドが視界に捉えた物の正体は星だった。
しかし、その星は不自然だった。
精神に大きなダメージを与えられずとも、夜空を眺めることを日課にしているが、今し方、見つけた黄緑色で一等星以上の輝きを放っている星は見たことが無い。
スマホで最新情報を調べてみたが、新しい星が発見されたと言う記事は載っていなかった。
「載ってないか・・・・・。
あれ、見間違いかな? さっきよりもデカくなってる気がする・・・・・」
気がするのでは無く、確実に大きくなっている。
それが見間違いでないことに気付いたエンドは、アレを小型の隕石だと推測した。
この場を何とか乗り切ろうと、神頼みをしないことを心情とするエンドは、その心情を忘れて祈った。
「我ら人類を見守りし八百万の神々よ・・・・・俺、貴方達を怒らせるようにかとしましたか?! 俺は多分、清く正しく生きて来たんですよ!!」
《おい・・・・・》
「そんな俺にこんな仕打ちして良いんですか? 善良な一般人にこんな仕打ちをして良いんですかってんだよクソったれめがッ!!」
《おい・・・・・!》
「ただでさえ30連敗と言う、口にするだけでも気落ちする連敗記録を更新してぇ!
こちとら絶望の淵にいたんですよ!
なのに絶望のどん底に叩き落とすって、どんだけ鬼畜なんですかアンタら神様は!!」
《おい・・・・・!!》
最早・・・・・と言うか最初から辞世の句じゃない。
もう完全なる八つ当たり。
当然、神が何かした訳じゃなく、前述した通り30連敗はエンドの実力と味方運が悪かっただけ。
そして今回も、ただエンドの運が悪かったから起きたことで、神を恨むなんて筋違いにも程がある。
「例えッ!! 絶望のどん底に叩き落とされようとも!俺は何度でも立ち上がり、勝利をつか------ってあれ・・・・・?」
ここで漸く、エンドはある違和感を覚えた。
エンドには先天的に、異常なほど強い生存本能が備わっており、それはどれだけ低い確率だろうとそれが死に繋がるのであれば、脳内に響くブザー音と共に、死の恐怖がエンドを襲う。
小型隕石らしき物が刻一刻と迫っているにも関わらず、生存本能はピクリとも反応を示さない。
どう言うことだ?と考え始めたその時・・・・・・・・・・
《いい加減にせぬかぁあああああああああ!!!》
「ぶべらッ!!」
突然、誰かに頬を打たれた。
辞世の句と言う名の文句を口にし始めた時から、ずっとエンドに声をかけ続けた“何者か”の怒りは限界に達し、エンドの頬に攻撃を当てた。
両親にも打たれたこと無いのに。と戯言をほざきながら振り返った先には、奇妙な物があった。
宙に浮き、黄緑色の眩い光を発するドス(別名・・・・・合口/匕首{あいくち})。
もしかしなくても、俺は刀に殴られたのか。と思考停止気味になりながらも現状を理解した。
「えっとぉ・・・・・・・・・・貴方はどちら様?」
《我が真名は[龍神丸]。
誇り高き[龍桜]より来た[神器]である!
喜ぶが良いぞ少年。お主は幸運なことに我の主になる権利を与えられたのだ!!》
「龍桜?神器?俺が・・・・・主だってぇ?!」
《その様子を見るに、お主は霊術や神器はおろか、龍桜すらも知らぬらしいな》
「ああ。・・・・・ところでさ、霊術って呪術や陰陽術みたいなものって認識でいいのかな・・・・・?」
《その認識であっている。》
次の瞬間、エンドは感激の嵐に包まれ、興奮の絶頂に達した。
彼は夢を叶えるために赤子の頃から修行を続けている身だが、魔法や呪術などのファンタジーの力にも憧れる感性は、普通の子供と同じなのだ。
だから、霊言あらたかなる場所に赴いて坐禅をしたり、滝行したり、素振りをするのは当然のこと。
しかし、どれだけ修行しても霊力や呪力を感じることが出来なかった。
その結果、それらの力を「存在しないもの」として認識せざるを得ず、かなり落ち込んだ経験がある。
だからこそ、自分にその力がないことを忘れて、エンドは大いに喜んで見せた。
「イヤッフゥウウウウウウウウウウっっっ!!!」
《なななな何だ急に!?》
「龍神丸様! 私なんぞの所に来て頂いてありがとうございます!! 貴方の主になりま---いえ!貴方様の主にならせて下さい!!」
《落ち着け!落ち着くのだ!えっと・・・・・》
「桜刀 エンドと申します!!」
《気持ちは分かったから頭を上げてくれ。
それに、我の新しい主になったのだから、軽々しく頭を下げないでくれぬか?》
「ああごめんごめん。
実は俺、魔法とか呪術にめっちゃ憧れてたんだ!
だからウルトラ嬉しいんだ!!」
《ま、まあ喜んだ貰えたなら良か---ッ!!??》
龍神丸は突如として発生した何かに驚いた。
何が起きたのか問おうとしたその瞬間、エンドの生存本能が警戒アラームを鳴らし、ほぼ確実に訪れるだろう未来の光景を視せた。
地面や大気が震え、天が裂け、陥没していく大地。
次々と起こる史上最大規模の自然災害。
それによって蹂躙されるしか無いビルや森、その中で生きる人間や動物、蟲の姿。
自然災害ですらも超越した規格外の現象は、やがて地球上に存在する全ての生物を死滅せしめ、地球すらも消滅させる。
そんな超常現象がこれから起きると言うのか?
エンドが感じているのは、例えどんな手段を取ったとしても回避しようの無い絶望の未来に対する恐怖と、これから起こるだろう戦いへの興奮だった。
「今のはいったい何だったんだ・・・・・?」
《原因は分からん。しかし今のが放出され続けてたら、町1つが地図から消えていたことは確かだ》
「ただ霊力を放出してただけで!?」
《霊力は氣とは違い、空間干渉に特化したものだ。
故に、あまりにも膨大な霊力が放出されると、空間にかなりの負荷がかかり、[次元震]と呼ばれる空間振動が起きてしまうのだ》
「次元震が起きた場合の最悪のパターンは?」
《連鎖爆発のように大きな地震が発生し、大地が裂け、最後には世界そのものが崩壊する。》
世界の危機がすぐ近くで起こったという事実。
その事実が生まれた時からエンドの内に眠る2つの本能を呼び起こし、彼に興奮と緊張を与えた。
そしてエンドは突拍子のないことを思う。
ゲームでの30連敗は「龍神丸との出逢い」を起こすために必要な不幸だったのだと。
《あれは兵器の暴走で起きた可能性がある。
主は見た目からして、学業に励む年頃だろう?》
「そうだけど!」
《(さらに元気になっておるな・・・・・)なら使い魔に探索を任せるしか無いな》
「使い魔? ペット・・・・・動物なら飼ってるけど、当然ながら使い魔じゃ無いぞ」
《いないなら、つくれば良いのだ。
まあつくると言っても、契約符を使って動物か虫と契約するだけで良いぞ》
「お手軽過ぎじゃね!?」
《使い魔を得るためにも我を待て主。
そして己に秘められし霊力を感じろ!!》
「感じろってったって、修行でやったことあるけど全然霊力とか感じなかったぞ・・・・・」
《学者の推測では、資質が高い者は赤子の時、『今の自分が扱うには危険だ』と本能的に理解し、自分で霊力を封じているそうだ。
そして霊力の覚醒の方法は、危機的状況且つ感情が高まっているか、我々神器の力で解放するかの2つだけだそうだ》
「つまり俺は霊力を操れるようになるってことか! マジかよ最高じゃんか!!」
エンドの興奮がさらに高まる。
彼の夢が、目的が、果たされる時が近いから。
超常の力と仲間達を手に入れて、全身全霊をかけて敵と戦う時をずっと待ち続けていたから。
期待を胸に、エンドは瞼を閉じて集中する。
それから10秒と経たずに胸の奥から氣とは違う、暖かくも冷たい不思議なエネルギーを感じた。
「これが霊力なのか・・・・・!」
《次は、これからの戦いで主の身を守る鎧を想像するのだ》
「分かった!」
エンドの姿が黄緑色の光に包まれ、変化する。
白いTシャツ、黒い半ズボン、袖口に白いラインのある帽子と紐付きの半袖黒パーカー。
そこに両前腕と両脚と両肩と胴体を、黄緑色のラインが入った白を基調とする装甲が覆い、後ろ腰に龍神丸、背中にメカメカしい日本刀を背負っていた。
「うっひょぉおおおおお!スッゲェ!!」
《その鎧の名は[兜鎧]。
龍桜における侍の戦闘装束の総称だ》
「兜鎧・・・・・いいねぇ、そのネーミング!」
己の兜鎧の外見に大満足気な様子なエンドは、ウッキウキな足取りで隣の部屋に行く。
部屋を開けた瞬間、2つの影がエンドを襲う。
その正体は彼のペットである烏(カラス)の[空丸(からまる)]と、オオスズメバチの[蜂姫(ほうき)]だった。
《そやつらが主の飼っている・・・・・》
「ああ。烏の空丸とオオスズメバチの蜂姫だ。
それで、さっき言ってた契約札って何処にあんの?」
《右腰にある細長い箱に入っておるぞ。
取り出す時は、御札の名前を念じれば出てくる》
エンドは契約符を2枚取り出して、空丸と蜂姫の額に翳した。
「汝ら。我に己の全てを捧げよ。
汝ら。如何なる状況に陥ろうとも、我が生命を守るため、呼ばれし時は疾く駆けつけよ。
汝ら。我を主人と認めるなら、我が言霊に応えよ。」
契約符に霊力を込めると、頭の中に詠唱文が浮かび、一度も練習していないにも関わらず、エンドはスラスラと読み進めた。
空丸は鳴き、蜂姫は頷いて応える。
「今この瞬間、新たなる契約が為された。
汝らの名は空丸と蜂姫。
そして汝らが主人たる我が名は桜刀 エンドだ!」
空丸と蜂姫は強烈な光に包まれた。
だが何にも変わってない。
光に包まれたのだから何かしらの変化がある筈だと、エンドは使い魔になった2匹の体をじっくり見たが、契約前と何一つ変わってなかった。
いや、もしかしたら見えない所が変わってるかも。と360度隅々まで見たけど分からなかった。
「イッテェエエエエ!!」
がっかりするエンドの頭に尖った物が先端が刺さる。
まあ言わずもがな正体は蜂姫の毒針だ。
霊術のおかげかは分からないが、蜂姫の毒針が刺さってもエンドの体に毒は流れ込まなかった。
それはそれとしてめっちゃ痛いようで、エンドは刺された箇所を抑えながら転がり回る。
「何するんだよ蜂姫!」
「うるっさいわね! 貴方が私をジロジロと見たのが気持ち悪かったのよ!!」
「気持ちは分からんでもない。
いくら拙者らの主殿であろうと、物色するように見られた挙句、落ち込まれるのはいい気分はせん」
「俺が悪かったけど、何で日本語での第一声が罵倒なの?! いくら元気の象徴である俺でも落ち込んじゃうぞ! それでも良いのか?!」
「「良い」」
「即答かよ!!」
「落ち着かんか! はぁ・・・・・我々がお主らを使い魔にしたのは---「危険物の捜索が理由なんでしょ」---何故それを?!
いや、知っているのなら話は早い。
さっそく、明日から兵器の創作をして貰いたい」
「主殿のためならお安い御用でござる」
「その代わり、それを見つけたら私達に御馳走を振る舞ってよね!」
「分かった!任せんしゃい!!」
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side.フェイト・テスタロッサ
異世界から来た金髪ツインテールの少女、[フェイト・テスタロッサ]はデパートに来ている。
それは今晩のご飯を買うためだ。
フェイトと、使い魔である大喰らいの駄犬こと[アルフ]は、フェイトの母である[プレシア・テスタロッサ]から家事を教えられてないどころか、虐待でも酷い方の仕打ちをされてるため、家事スキルは完全なる0だ。
「ちょっと待たんかい・・・・・!!」
「ッ?!」
晩ご飯を買い終え、レジに向かおうとしたところで、鋭い目付きの黒髪黒眼の少年に腕を掴まれた。
ドスの効いた声。露出している肌からは血管が浮かび、怒髪天を体現する表情をしている。
フェイトは涙目で体が若干震えてる。
恐ろしい見た目の[ジュエルシード]の異相体相手に平気で戦える癖に、めっちゃ怖がってる。
「そのカゴに入ってるもん、今日と明日のご飯?」
「えっと・・・・・1週間分です・・・・・ヒィッ!!」
返事を聞いた少年の顔がさらに険しくなる。
周りの客も怯えてるし、品出し作業中で視界に捉えてない筈の店員まで恐怖で震えてる。
店内の空気が段々重くなっていき、涙が溢れて頬を伝う瞬間、少年が口を開いた。
「このあと、君の家に行っていいかな?」
「それ---「い・い・か・な」---分かりました!!」
その後、フェイトはカゴに入れた商品の半分を棚に戻され、代わりに食材を入れられた。
そしてレジを済ませた(食材分のお金は当然、少年持ち)あとは、少年を連れて仮住まいに帰った。
玄関前に着いたと同時に玄関扉が開き、赤みがかった橙髪ロングの豊満な体の女性が腕を大きく広げ、家中から走り出てきた。
「お帰りフェイト〜♪」
「邪魔だぁあああああっ!!」
「ゲブっ!?」
ああ、なんて可哀想なアルフ。
大切で可愛くて目に入れても痛くないくらいに大好きなご主人様を迎えに来たと言うのに、何処の馬の骨とも分からない少年に殴り飛ばされたのだから。
フェイトは怒っていいと思う。
しかし少年の気迫に気圧されてしまったフェイトに、歯向かう勇気なんて無いに等しい。
「なんだこりゃ? 埃で肌が見えねえ。
喘息持ちの人にとっての毒の間だな、ここは!」
なんとも辛辣なコメントをする少年。
でも、いくら過酷な環境にいたとは言え、掃除の一つもできないのはちょっとヤバいんじゃないかな。
今回は思うだけに留めたのだろう少年のあとを追い、フェイトはキッチンへ向かった。
「ちょっとアンタ!人ん家に勝手に---「やかましいわ!」---逆ギレすんじゃ無いよ!!」
「お前、コイツの姉ちゃんみたいなもんだろ?
だったら!コイツがすくすくと成長するために栄養バランスを考えた料理を作れってんだ!!
そしてお前もちゃんと喰えや!!
氣で分かんだぞ。栄養不満だってな!
さっきも適当にインスタント食品買ってたし、お前ら毎日の食事をインスタントで済ませてんだろ!!」
「「それは・・・・・」」
「俺はなぁ!! 金銭的に余裕があんのに食事を疎かにするバカが嫌いなんだよ!!
だから、これから毎日料理教えてやるから、栄養バランスを考えた料理を喰え!良いな!!」
2人は顔を俯かせながら了承した。
その後、色々と注意されながらも、フェイトとアルフはモヤシ、ワカメ、納豆入りの味噌汁と、スクランブルエッグ、焼き鮭と言った簡単な料理をつくった。
「はぁ・・・・・美味しかったぁ♪」
初めて食べる、手料理の美味しさに頬を赤らめて喜ぶフェイト。
「そうだろう、そうだろう。
料理ってのは相手のことを考えてつくられたものが一番、美味しいんだよ。
まあそれはそれとして、すぅ・・・・・さっきは申し訳ございませんでしたぁああああああああ!!」
満面の笑みから一転、少年は綺麗且つダイナミックな回転ジャンプ土下座を披露した。
「「っ!?!?」」
「いや、あの・・・・・さっきはそちら様の家庭環境を考慮せず、生意気に好き勝手言ってしまいました!」
「気にしないで下さい。 食事を疎かにしていたのは事実ですし、私達の健康を気遣ってくれたことなので、感謝してます」
「ッ・・・・・貴方が女神か・・・・・!!」
見ず知らずの人に腕に掴まれ、お前の家に連れてけと言われ、威圧されながら料理を習わせて来る奴なんて、正直言って害悪以外の何者でも無い。
普通なら即通報してるし、俺なら絶対する。
だと言うのにフェイトは少年に不満を覚えないどころか、健康を考えて動いてくれたと感謝の言葉を口にしたんだ。
もはや人間国宝と言ってもいいレベルのいい子。
当の本人のフェイトは、少年に「女神」呼ばわりされたことに照れて顔を赤らめている最中だ。
「め、女神だなんてそんな・・・・・///」
「そんな謙遜することじゃありませんよ!
自分で言うのも何ですが、即通報レベルのヤラカシをした俺に感謝するなんて、そんなん[聖人君子][人間国宝][女神]って言っても遜色ないレベルの善人ですやん!」
「そんな褒めないで・・・・・それ以上、言われたら・・・・・私、恥ずかしくて、死んじゃうよ・・・・・///
それに、私達が不健康な生活を送っていたのは事実ですから・・・・・///」
「・・・・・・・・・・あの図々しいお願いになるんですが、これからも此処に料理を教えに来てもいいですか?」
「その代わり、敬語をやめてくれたらいいですよ」
「分かり・・・・・OK 分かった!
そんじゃあ、そっちも敬語をやめてくれよな」
「うん!」
その後、自己紹介をし、15分ほど談笑を楽しんだ3人。
少年ことエンドを玄関まで見送ったフェイトは、扉が閉まった直後に俯いた。
彼女の目の淵には涙が溜まっている。
アルフは、大切な主人が泣きそうなのに、ただ拳を握りしめることしかできない己の無力感に苛まれた。
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side.桜刀 エンド
「・・・・・・・・・・」
《どうしたのだ主? あの女子の家を出てから黙っておるが・・・・・》
「玄関が閉まる前に見たフェイトの顔が暗かった。
・・・・・多分、悲惨な過去持ちだな。
ドラマで似た表情を何度も見たから分かる」
《それで静かだったのだな》
「まあな。ハッピーエンドを目指す俺としては、ちょいと見逃せないからねぇ・・・・・。
赤の他人が首を突っ込んでいい案件じゃない。
・・・・・けど、仲良くなった奴が暗いままっての気に食わないので、いつかは突っ込みに行くぜ」
決意を新たにエンドは帰宅し、眠った。
★用語解説
・龍神丸
龍桜(オリ世界)からやって来た神器(デバイス)。
見た目はOverWatchのプレイアブルキャラ、ゲンジが持つドスにかなり似ているが、ゲンジの物とは違って主人をAIが組み込まれている。
・侍
霊術を駆使して戦う者達の総称。
・兜鎧
霊力で形成された侍の鎧の総称。
・霊術
御札に霊力を流すことで発動できる術。
・合口/匕首(あいくち)
元々は鍔の無い短刀を合口(あいくち)、中国で扱われた暗器を匕首(ひしゅ)で別れていました。
江戸時代頃から混合され始めたらしく、合口と匕首のどちらでも(あいくち)と読まれるようになり、ドスとも呼ばれています。