書き溜めが出来ない性格なもんで、ここからどう筆がすべるか? 本人にも判りません。
直ぐにプロットさんが、お亡くなりなりになるから、書き溜めようとすると矛盾が……
はい、4月に成りました。別れと出会いの季節ですね。
多いとは言えなくても、同世代の人間がソコソコ星霊神社には居た訳です。
故郷で進学する。そもそも、此処に居たのは休みを使って覚醒しておこうって来てただけ。とか異能絡みで過ごしやすい学校が有ると友人に誘われたので転校する。など、それそれ進路に合わせて移動します。
でも、残っている同世代も居るんです。
学校なんか、かったるいぜー、俺は異界で一旗揚げるんじゃ~! とテンションを上げてる人に囲まれていると、本当に自分の判断は正しかったのか? と不安になります。
はい、ボクは世間一般の認識ではドロップアウト組になりました。最終学歴中卒です(白目)。
考えたんですけどね。ノストラダムスの大予言なんて本を流行らせてくれた、愉快犯的物書きの御陰で世紀末には何かある!? って認識が流行っちゃった訳です。
んで、人の認識って、色々と影響するらしいんですよね。
ペルソナ組とか、それで苦労してますし。現実にも影響があるとしたら。
1999年が怪しいって考えが俺らの中にありまして……可能性は有るって思うんですよ。
俺らの中に半信半疑でも一定数信じてる人が居たら、世界意識? とか 人類の無意識領域? とか言う、ボクには理解できないモノに影響が有っても可笑しくないかな? っ言うのがボクの疑念。
正直、ショタおじ次第って気はするんだけど……
どう考えても ショタおじの認識>俺ら全員の認識 だと思うんだよね。
とは言え、一抹の不安があるのも事実。ボク的には「学校なんて通ってる場合じゃねえ!」って考えちゃったのだ。
おじいちゃんがボクと見たかった北海道は終末前の北海道だと思うしね。
そんな訳で来年の1999年には旅に出たいのです。
シキガミを自分に変身させて代理にしたり、分身を作っちゃう優れた術師なら、修行と学業を両立できるんだろうけど。ボクには無理そうなので……シキガミ二体目っていうのも拒否感がある。
相棒は一人で良い的な? ボクの相棒人型じゃないけど。
一応、努力はしたんだよ? セツニキ先生の術講座も参加したし、図書館で勉強もしたんだ!
でも、どうもボクには術適正が無いみたい。そもそも術を構築できても、それを体から出す事が出来ないっぽい。
セツニキ先生に「悪い事は言わないからヤメトケ」って言われました……
術に関してはショタおじに迫る(ショタおじを超える人が居るとは思えない)セツニキ先生の保証である……やっぱダメかぁ。
はい、薄々自覚はありました。ボクってば、全然魔法覚えないんですもの。
色々調べてみたんだけど、ボクってば術を構築しても正しい形で出力してないって事が判りました……セツニキ先生指導の元、書き上げた術札が投げた途端”ボフッ”て音と共に焦げた時の沈黙は痛かった……せめて皆、笑ってよ~。あーいう時は同情される方が悲しいんだよ~。
手に持ったままなら使えるのか? 一応試したけど、霊力が正確に定着して無かったらしい、結果は変わらず”ボフッ”……同情したセツニキ先生がボク専用の矢立(持ち運びできる旅用の筆)を作ってくれました。これで浄化の札が自分で作れる! これしか作れないけどなっ!
他の人の五倍は時間を費やして覚えられたのはコレだけ、しかも旅で作れれば便利だからって意地になって努力しての成果がコレだけである、フヘへ……
適正のある人は幾つもの術を覚えて、なんなら同時起動まで出来る様になってたぜ……泣きそう。
どうもボクって霊力を正確に出力する為には出力補正器具が必須な体質らしいのだ。この矢立で書いた呪符なら普通に使用できると思う。他人の五倍かけて一種類しか覚えてないけど。
専用の魔法の杖とか作れば魔法スキルも使えるかも知れない。でも魔法スキルを覚えられるか? ってのが絶望的……素直に諦めた方が良いなこれ。
でもま、知識は力。色々知識はあった方が良いって思ったので図書館での勉強は続けています。レベル上げの合間にだけど……
そこで出会いがありました。正確には再会だな……このままじゃ行き詰まる。そう確信したのは中層許可試験をクリアした辺りからだ。
これからは搦め手も増えるそうだし脳筋戦法が通じるのはココまでって、直感したんだよね。
で、自分では使えなくても魔法その他の知識は必須だし。自己強化の方法なら色々あるっぽい。何とか自分で回復できるようなスキルも欲しいし。
そこで今は探求ネキって人の本を読んでいる。
色々している人でトリコ食材の人ってのが解りやすい成果かな。ボク的には霊能版”万能の人”ってイメージなんだけど。お前か出来なさすぎ? 特化型が過ぎる? それはそう(納得)。
そもそも中層許可試験も力業で突破したしね。エミールくんと共に移動、足場の悪さはエミール君だより。罠や敵の類はボクが見敵必殺。新しく銃スキルを覚えたおかげもあって、力業で全部いけました! でもコレが通用するのは此処まで。そう思ったから手がかりを探して図書館に来たのだ、なんか予感もあったし。
霊能に目覚めてから、その手のカンが良く当たる様になった。セツニキ先生もカンを馬鹿にしないしない方が良いぞって言ってるし。
と言う訳で知識を求めて図書館に急ぐボク。
ちょっと人と違う所があるとすれば、霊能者って所かな?
名前は”軒野木乃”図書館に入ってすぐ、何となく気になった方向に向かったボクは綺麗な女の子を見かけたのだ。
「うわっ、カワイイ娘」
思わず見とれたボクにその娘は視線を合わせ、おとがいに指をあて首を傾げたのだ。
「アレ? どこかでお会いしました?」
うん、ちょっと衝撃的だったとはいえ、ヤマジュン調は止めよう。疲れるし、ふざけ過ぎだ。
「……そういえば見かけた事はあるかな」
お正月にミナミさんやちひろさんと一緒に居た娘だよね? でも、その時にも以前から知ってる様な気がしたのは覚えてる。はて?
「お名前をお聞きしても?」
隠すようなことじゃ無いし、普通に名乗る。
「ひょっとして八王子にお住まいでした?」
これも、YES。
「まさかキノキノ先輩ですか?」
うん? それは昔のボクの綽名である。”のきの きの”から”の”を取ってキノキノ。普通に名前を呼ぶより長くなってるけど、小学生なら普通の綽名か?
あれっ? 昔の綽名を知ってるって、この娘は知り合い? よくよく見ると面影がある。
昔、あってた時よりも成長してるから気が付かなかった。
「もしかして、吉子ちゃん?」
「はい、お久しぶりです先輩。今は七倉瑞樹が本名です。探求ネキの方が有名でしょうか?」
ほえ~、こんな事もあるんだ。有名な探求ネキが自分の知り合いとは思わなかった。
思いっきりビックリした。瑞樹ちゃんもボクが髪を切ってるから、直ぐには判らなかったらしい、一人称も変えてるし。
それからお互いの近況を話したんだけど……
「なるほど、先輩もメシアの被害に……」
「先輩は止めてよ。ここでは瑞樹ちゃんの方が先輩だし、ボクより強いし賢いし。キノって呼び捨てか、それが言い辛いならネキかさん付けで呼んで」
お互いに共感できるところも多いし以前よりも仲良くなって、お話が弾んだ。
八王子の頃は市営図書館仲間でしかなかったからね。
作者さんの解説付きとあって馬鹿なボクでも、解りやすかった。おかげで【食没】覚えたし【ステルス】が【圏境】に進化しそうな気配もある。この辺は実践しなきゃかな。
一応、攻撃魔法スキルの理解も深まって、現在のガイア銃での切り札が強化された実感もある。
これは中層巡りだな? 明日行くか。
と言うわけで中層だ。この辺りになると脳死でバイクで突撃~ってする訳にも行かなくなる。地形や罠、ギミックなんかも複雑になるし。解ってはいたから、対策はしたけど、それが上手くいくかは試してみないとだからな。
そんな訳で久しぶりにボク一人だけで先行して偵察である。アガシオンのリク君は迷ったけどマダ出さない。イザと云う時に奇襲させたほうが良いと判断、うちの子だけあって奇襲が得意になっちゃって。勿論レベル上げの為にも安全だって解ったら、普通に一緒するけどね。
さて中層はどんなかな?
「お前の性癖はなんだ? 俺はフタナリが好きです!」
ってイキナリかい! 先輩が奇襲してきた。くぅ、奇襲のスペシャリスト(自称)キノちゃんが奇襲されるとは……
F.O.Eって言うんだっけ? ドッペルゲンガー対策で生まれたと言う敵味方判別方法。実情、合法的にPvPをする為の言い訳になってるらしいけど。
「カワイイは正義!!」
とりあえず言い返して、反撃。相手のパンチに合わせて、銃のグリップで【牙折り】。攻撃してくる右手の小指を狙ってカウンターだ。
見てて良かった”修羅の門” 陸奥圓明流の”牙斬”を真似れば出来るんじゃ? そう考えて練習してた。オニのお兄さん達は優秀なサンドバックですw
なんで性癖を告げる必要があるんだろ? 良く判らないがセツニキ先生達が始めたそうなので従っておく。ボクの場合、性癖って程、濃い訳じゃないと思うけど。
今回はカウンター気味に決まったからダメージもあったけど、普段ならノーダメかも知れない。まあ、箪笥の角に小指をぶつけた程度のダメージでも攻撃力が下がるなら十分助かる。
幸運とはいえ、先手を取れたんだから追撃。【とんぼ蹴り】で攻撃と共に距離を取る。
ちっ、ダメージ承知で突っ込んでくるか!? 流石、先輩修羅勢。そう上手くは行かせてくれない。
でも、マダ優位はこっち! クイックドローで左手もガイア銃を抜く、これでガイア銃両手持ち。
勿論、ガイア銃での銃撃じゃ碌にダメージは無い。普通なら……でもコレは特別だ! 右手の銃で【火炎撃】左手の銃で【氷結撃】を放つ。
ボクは【属性魔法射撃】って呼んでる。普通には攻撃魔法を使えないボクだが銃弾を介してなら攻撃魔法と同じダメージを与えられるのだ。
中層許可試験では大いに役立った。当時は【アギ】レベルがせいぜいだったけど、疑似的にでも魔法が使えるって、結構強いと思う。属性もそれなりに使えるしね。
それはともかく、先輩相手でアナライズの情報を妄信するのは危険だ、だから属性ノック。反射されても耐えられる威力の属性攻撃で小手調べ。狙いは先輩の両手。【アームショット】との合わせ技って事になるのかな?
ボク的には普通に”属性付きの魔法擬きな射撃”を”狙った場所に当ててる”だけなんだけど。
まあ、銃反射を持ってたら、それで詰み。諦めて死に戻りをしよう。
両方共にダメージあり……反撃の【マッスルパンチ】……喰らった。先に【牙折り】と【アームショット】当てて攻撃力下がって無かったらやられてたかも。イダイ(泣)
でも次っ、右手の銃で【猛炎撃】、左手の銃は【猛氷撃】、ダメージは有ったんだから威力を上げて、狙いも急所! 右手の銃は【ヘッドショット】、左手の銃は【ウィークショット】。
右手の銃で頭を左手の銃で心臓を狙う。これでどうだ? そう思いながらも距離はとって置く。
やっぱり生きてた【食いしばり】で耐えて、すぐさま【ディアラマ】。
でも、マダ回復しきって無い筈。両手の銃で両目を狙い、ダブル【ウィークショット】+【ヘッドショット】+【猛氷撃】。これでどうだ!
よし、キノちゃん勝利!
「リク、出て来て痛いから治して」
アガシオンのリクを呼び出して【ディア】を掛けてもらう。後は傷薬の方が良いか? なんかリクのMP温存した方が良さそうな気が……
ふと先輩を見ると、先輩のアガシオンが【道返玉】を先輩に使ってた。
そうか、こういった事も有るから、アガシオンは出して置かなきゃなんだ。やられた時に復活アイテム使って貰わないと……
「やれやれ、ルーキーに返り討ちとは……」
先輩が苦笑している。
「勉強になりました。迷惑だったけど!」
学びになったのは確かだし、経験にもなったけど。今日は様子見するだけのつもりだったのに!
今回の反省点
1.奇襲はするもの。されちゃダメ。
2.アガシオンは常に出して置こう。距離を取ってついて来させて、必要な時にアイテムを使わせよう。
「まあ、そう言うな。みんな楽しみにしてたぞ。ほら、ご褒美だ」
そう言って先輩がくれたのは、多数の【反魂香】。
「あれ? ご自分に使用したのは【道返玉】でしたよね?」
なんで、自分に使わなかっったんだろう? っ……まさか。
「まあ、アレだ……他にも来るだろうからな。そこまで準備してないだろ?」
やっぱり~。今日は偵察だけのつもりだったのに~!
「じゃ、がんばれよ」
シュタっと手を挙げて、去っていく先輩。
「リク、こっちにきて。回復アイテムをもって、ボクが負けて死んだら【反魂香】使って」
後、巻き込まれない様に。
「それから戦闘に巻きこまれない距離に退避。決着が付いたら隣接。良い?」
これで良いよね? 一応、微かな希望が有ると信じて、偵察再開。
「お前の性癖はなんだっ!」
知ってた……
緋咲虚徹さま、探求ネキと【食没】を初めとするスキルを使わせて頂きました。
さて、探求ネキと知り合いだった事になりました。
緋咲虚徹さんに感想で指摘いただいた時には”お任せします”って言ったんですが……
「話の進み具合から考えると私の方で経緯を書かないと緋咲虚徹さんの方では出し辛いぞ」
と思い至りまして。
アイテム関係の事でも便利ですし、使えるコネが出来るなら使わない手はないなと、キノの本霊的にも権能関係で説明がつきますのでね。ネタを貰ったなら使うのが礼儀かなとw
キノが術や魔法スキルを使おうとすると、こうなる、と作者は考えています。
キノ→直接→術式失敗
キノ→異物→術式失敗
キノ→矢立→術札作成成功 完成した状態なら使用可能。ただし覚えているのは【浄化】のみ
キノ→銃→攻撃魔法術式、銃弾に付与成功 銃弾に付与されているのでそのまま撃てる
これで解りますかね? 簡単に解りやすく解説って難しい……
さてキノも30レベルを超え、中層に突入して修羅勢の仲間入りです。早速、先輩の可愛がりを受けています。