まだ一月は半分以上あるし、問題無いな? ヨシ!(投稿遅れました、ごめんなさい
今回はスケベ部所属の変態が主役です。苦手な方はご注意を
ミナミィネキから送られて来た漢
「キノネキの支部は山梨の東の護りです。しかし、スケベ部の人間が常駐していません」
「それは危ういですね」
「そうです、例え忌避しようともスケベは人間の三大欲求の一つ! 無視は出来ませんし、してはイケマセン」
そうだな、快楽攻めとて拷問になり得る、その手の専門家が居ないって事は対策も出来ないって事だ。
「直ぐに対処が必要になりますか?」
一応の確認。
一部は一神教調和派になったし、多少は減ったんだろうが北神奈川支部にはメシア教穏健派が居る。
穏健派は過激派とは距離を置いているらしいが、同じ支部内にメシアンが居る状況には変わりない。
北神奈川支部の人間も警戒を解く気はないのだろうが、それだけでは片手落ちだ。ヤラレタ時に対処が出来る人間が必要となる。
罠に引っかからない様に気を付ける。合わせて、罠を解除できる人材を揃える。
双方が揃っていても、罠に陥る事だってあるんだ。
性交渉でも罠は張れる。ハニートラップ程度ならイージーだ。
その気になれば洗脳だって可能なのがエロなのだ、避けていてはダメだ。
「貴方に任せます。キノネキの許可内なら制限はありません。全力で護ってくださいね」
にこやかに笑う姿は聖母もかくやといった慈愛の表情なんだがな。
実態はサキュバスクイーン。
これでも未だ表現としては不足な気がする……スケベ部の大ボス、エロの最終兵器。
イカン、どれほど言葉を連ねてもミナミィネキを表すには足りない。
取り合えず最強にエロい人だと思えば良い。
スケベの第一人者。
その分野ではショタおじを超える。
性に関してはショタおじって童の帝だけどな。
ついこの間まで処女を拗らせてた人間なんだけども
スケベ部の凄腕が北神奈川支部に参加してくれた。
チョット複雑な気分だけど、必要な人材が来てくれたんだ。支部長としては歓迎しなきゃいけないだろう。
エロ系トラップにカウンターを仕掛けられる触手使いである。
女性の端くれ、TS組としては、単純に喜んで良いのか迷う……
必要なんだろうけど、出来れば出番はない方が喜ばしい。
抑止力としての見せ札で済む事を祈る。
無駄だろうけど。
多神連合のヤツラはなんで、一発逆転を狙って、超低確率のギャンブルに走るのだろうか……
多分ダメ元でやってるんだろうけど、信頼関係を壊してまでヤル必要ってあるのか?
誠心誠意謝るなら、一度だけなら見逃しても良い。二度目は許さないけど。
但し、誠意とはマッカだ。
言葉だけの謝罪に価値なんかない。
物資でも良いけど、それなりに量は寄こせ。そしたら考えてやる。
多神連合には一考の余地がギリギリある。だがメシアン! お前はダメだ!!
一応、穏健派を擁護すると、穏健派自身ではやってない。
やらかすのは穏健派に偽装した過激派である。
只、穏健派も警戒しろ! 手を変え品を変えってヤラレテルのはわかるが、もっと対策しろ!
どれだけ言葉を飾っても意味は無いぞ!
謝罪の言葉だって中身が無いぞ!
色々修飾して誤魔化そうとしてるけど〝自分は悪くない〟って言ってるだけじゃないか!!
チョット切れそうになってたら、ミナミィネキに人材を紹介された……
有難いんだけどね。
確かに、そっち方面は手薄だった。
認めるしかない。
一応、喜太郎小父さんが手配出来る範囲で対策はしてくれてたんだけどさ。
夜のお店とか、性的な御風呂屋さんとかね?
でも流石にオカルトエロまでは手に負えない。
だからスケベ部の触手使いは必要な人材ではある。
あるんだけど、どうしても苦手意識が……
「せめて真面な人だと良いなぁ……」
失礼な物言いだけど、心底そう思った。
真面目そうな好青年
「初めまして〝
挨拶してくれたのは大学生くらいに見える好青年だった。
「一応スケベ部の触手使いとして一通り鍛錬を積んでます」
はにかみを見せながら笑う彼は普通に真面目そうだ。
うーん、偏見だったかな?
スケベ部だからって色眼鏡で見てたのかも……反省しよう。
普通に人間の恋人さんが居れば、エッチの鍛錬も必要になるんだっけ?
聞けば現地民な恋人がいるらしい。
なら、恋人を破裂させない為に房中術を修める必要がある。
彼の場合は、本人が望む以上に適性が高かったって事なのかな?
ミナミィネキが北神奈川支部の護りに必要だと推薦する凄腕にまで成長しちゃったのか……
素直に有り難いと思って置こう。
ボク個人には性的な悩みは無いけど、支部員全てがそうじゃ無いんだ。
性的な趣味のカウンセラーとしても必要なのかもだし、対メシアン要員としても居てくれれば助かる面もある。
清濁を併せ呑むと言えば大げさだけど、色事を遠ざけても無くなりはしないんだ。
なら現実を見据えて対処しないと……
ボク自身で動く必要は無い。
彼が働きやすい環境を整えるのがボクの仕事だな。
まあ、喜太郎小父さんに相談すれば、知恵を貸して貰える。
最終的な許可と責任を取る覚悟が有れば良いだろう。
多分、それで良いんだよね?(不安)
笑顔の絶えない職場
相模原市中央区シェルターが俺の職場になった。
表向きはメンタルクリニックと言う事になる。
カウンセリングもするから嘘じゃない。
性の悩み相談の割合が多いが。
一応、整体も出来るしディア系での治療も出来る。リカームも出来るが、コイツの出番は無い方が良いな。
そんな訳で、恋人の〝姫野 愛子〟とシキガミを助手に、患者さんの相手をする毎日が始まった。
「先生、ケガしちゃった……」
子供達が訪ねて来るのにも馴れた。
子供が元気に遊べるのは良い事だ。
弱小シェルターでは子供でも重要な労働力。遊ぶ暇なんて無い事が多い。
だが北神奈川支部では子供の仕事は遊びと勉強だ。
少なくとも小学生の内は働かせない。単純労働しか出来ない人材にも受け皿はあるが、より高度な教育を受けた人材の方が需要は多い。
土木・建築の分野でも、力仕事しか出来ない人間より、レイバーの一つも操作出来る方がありがたい。
勿論、覚醒して戦える人間は貴重なんだが、戦えなくても技術次第で出世は出来る。
キノ支部長個人は自他ともに認める脳筋なんだが、だからこそ頭脳派にはリスペクトを持つ。
自分に出来ない事は他人に頼る。
人間の強みはコレだと断言している。
そんなキノ支部長でもスケベ部を手放しで評価出来るか? って言うと難しい様だ……
まあ、仕方ない面もある。
覚醒した時の状況を聞くにレイプの危機だったそうだし、TS転生者が女性として貞操の危機に陥れば、性的なアレコレを忌避しても仕方ない……
今では探求ネキに堕とされたみたいだが。
「痛いの痛いの飛んでいけ~」
冗談めかしてディアを使う。
未覚醒の子供に合わせてディアを使うのは神経を使うが、子供に疲れた様子を見せては成らない。
今回は仕込まれた術をバレない様に除去しないといけないから高難度だ。
高レベルの黒札なのだ、それなりに自負もある。
子供に気付かせ、気まずい思いをさせるのは、医療従事者失格だろう。
メインはスケベ関係だけれど……
「もう痛くないかな? 体に変な所が有ったら教えてね?」
「だいじょうぶ! ありがとう、せんせー!」
「ああ、走って転ばないようにね?」
学校の保健室じみて来たかな? チョット苦笑するも気分は悪くない。
ジュネスの中枢、子供達に近い場所を任されたんだ、キノネキも信頼してくれたんだろう。
色々と葛藤の末で時間も掛かったみたいだけど。
走り去る男の子にシキガミのスライム娘が手を振っている。
スライム娘には〝スラ子〟と名付けた。安直過ぎたか?
【アギ】【ディア】【リカーム】にエロスキルガン積みの頼れる相棒だ。
メガテンのスライムにはロマンが足りないと思うのだ。
ドラクエの様な愛嬌も無く、衣服を溶かしたり、触手プレイをしたりと言ったエロ系スキルも持たない。
無いなら作る! 当然だよなぁ? スケベ部以外の人間には引かれた……不思議だ?
そんなこんなで子供の治療役で御両親の相談役と言ったポジションに落ち着いた訳だ。
多少の騒ぎは日常茶飯事。大怪我人や死亡者が居なければ平穏の内だと言う事にする。
「今日は平穏無事に終われると思ったんだが……」
家にチョッカイを掛けて来た馬鹿が居るらしい。
「行こうか」
助手の二人に声を掛けて、出かけよう。
行先は子供が探検していて見つけた穴場。
そこで彼はケガをしたらしい……何時ケガをしたのか覚えてないそうだが。
「舐めた真似しやがって」
微かな痕跡。魔法を使われた痕。恐らく記憶を消されているんだろう。
「子供を利用して、何を企んでいるのやら……」
一応、善意からの可能性もゼロじゃ無いが、可能性は低い。
「もし、嫌な記憶を封じただけってんならケガの手当てをしてないのが不自然だしな」
先ずは調査だ。
「良からぬ事を企んでいるなら……潰す!」
準備を整え踵を返す。
「舐めた輩は殺さなきゃな」
自分も北神奈川支部に染まって来たか? 此処の行動理念は任侠のそれだからな。
ヒーロー? 本当に?
「此処か……」
結界の範囲内ではあるが終末のメシアン侵攻で破壊され放棄された防御施設。
余裕が出来次第、解体される予定だが、今は手つかずだ。
危険だから近寄るな。子供なんてそう言われた場所ほど好奇心で近づくものだ。
「直ぐに崩れる訳じゃなさそうだな」
壁に穴はあるが応急処置もされているし、リフォームできなくも無さそうではある。
終末前の三階建てビルを改造した、突貫品。
屋上にM2ブローニングを据え付けた、簡易陣地。武装は既に撤去されているし、子供が遊び場にしても問題は無さそうだ。
敵が居らず、大人が監視していればだが。
「おい、かくれんぼは終わりだ」
隠しきれていない、僅かな気配に声を掛ける。
「ちっ、思った以上に対処が早いわね……」
出て来たのは人間の男? 装いは女性っぽいが……
おネエって奴か?
「言い訳を聞こうか」
「言い訳? 私が何をしたと言うのかしら?」
白々しい、だが簡単に認めるハズがないか。
「子供に仕掛けた術の事だ。無意識化に命令を刻んだな? 仲間を連れて来るように……」
子供を集めてどうするつもりだったんだと問い詰める。
こんな人気の無い場所に秘密裡にだ。簡単に予想は出来るが……
「さあ、どうかしらね? ただ寂しくて遊び相手が欲しかっただけかも知れないわよ?」
まあ、認めないわな。だが……横目で恋人の愛子を見る。
「恭介君、黒です。彼は子供を集めて多神連合のシェルターに売り飛ばすつもりです!」
愛子には【読心】の能力がある。相応に悩み苦しんだんだが、俺と知り合い救われた……そう本人は言っている。
一緒に訓練方法を考えて防御の為のアイテムを渡しただけなんだが……
俺とて魅力的な彼女に惹かれて下心込みでやった事だし、引かれても不思議はないと思うんだが?
勿論、惚れてくれたのは嬉しいけどね。
それは兎も角、なるほどな。
「十分な教育を受けた子供は高く売れるか……」
終末後の現在、教育ってのは贅沢品だものな。
弱小シェルターだと読み書き計算レベルですら怪しい。
シェルターの管理には書類仕事だって必要なのに、それが可能な人材を育てられない。
だからって人買いねぇ?
「さあ知らないわね」
敵はすっ呆けるが知った事か!
「うるせえ! 手前の認否は如何でも良い! お前は敵だ! 黒札たる俺がそう決めた!」
横暴かも知れないが人権なんてモンは無くなった。
万が一に冤罪だったなら、賠償金は弾んでやるよ! 愛子が心を読んだ以上、間違いなんて有りはしないがな!
「恭介くん、頑張って」
彼女の温もりが残る、脱ぎたての下着を手渡される。*1
「スラ子、愛子を護って下がれ。ヤツは俺がヤル!」
一歩前に進むと、彼女の下着を被る。
大きく息を吸い込み、彼女の匂いを取り込む。
力が漲る!
「ふおぉぉぉー、
着ていた衣服を異空間に収納する。ホントなら破り捨てたいが、それは愛子に怒られる。*2
ダークサマナーだって此処までされる謂れは無い!
確かに私は悪人だ。
子供を誘拐するべく暗躍しようとした。
鮎の友釣りの様に、一人の子供を囮に大量に誘拐しようと企んだ。
それは認める。
何が言いたいかと言うと、マダ未遂だって事よっ!
ヤツの両目が白く染まる。魔眼の一種か?*3
黒い網タイツとパンティ*4を履いている。
そのパンティのゴムを交差させ肩にかけ〝レスリングスタイル〟とかほざいている。
その上で顔にパンティ被っているのだ。*5
そんな変態がガニ股に腰を落とし、両親指で股間を指差す。*6
「地獄からの使者、スパイダーマッ変態仮面!」
決め台詞はカッコいいかも知れない。名前と格好で台無しだが。
「へっ、変態だー!? それで正義を名乗るの?」
無理があるだろ? やっぱり無理があるだろ!? どう考えても無理があり過ぎるだろ!!
「俺は正義の変態だ!」
ヤツの返しに思わず唖然とした私は悪くない!
「とうっ、フライング亀甲縛り!」
アンカー付きのロープで変な格好に縛られ、後ろの壁に固定されたのは油断だった。
真面に動けても躱せたかは怪しいけど……
でもまあ、証拠不十分だし、そもそも未遂だ。
そうそう酷い目に遭うハズは無い。
治安が護られているし、論理も残っている場所だ。私刑も少ないしね。
内心笑っていられたのも、そこまでだった。
おい、捕まえたんだから、もう良いだろう? なんでロープを高所に結ぶんだ?
なんでロープに跨る必要があるんだ?
「地獄のタイトロープ」
なんだ、その恰好は!?
局部を突き出しながら、ロープを滑り降りて来る変態。
アイツの股間が顔に迫って……
「来るなっ! やめろ! やめっ……ぎゃぁ~~~!!」
悪は滅びた。精神的に……
そして平和な日々
「せんせー、ありがとー。バイバーイ」
今日は子供に手当をするだけで終わった。
「子供が元気に遊べるのは良い事だ」
多少の擦り傷くらいなら可愛いもんさ。
破傷風も怖いし、手当には来て欲しいけどね。
「消毒液の追加を頼んだ方が良いですね。ついでに消耗品の補充もしておきましょう」
愛子のサポートも助かる。
こうして子供達を見守る日々が続けば良い。
俺は穏やかな気持ちでスラ子が淹れてくれたコーヒーを飲む。
「願わくば子供達が健やかに成長しますように……」
神なんぞ信じちゃいないが、願うくらいは許されるだろう?
「愛子も一休みしたら良い」
恋人とのティーブレイクは大事だからね。
本格的にいちゃつくのは自重するが、恋人達の語らいくらいは許されるだろうさ。
・
・
「良いんだけどさ……」
いちゃつく変態カップルを遠目に独り言ちる。
報告書は読んだ。
別に彼は悪くない。
犯罪を抑止したんだ褒められてしかるべきだ。
それは良い。良いんだけどさ……
「どうすんのコレ?」
ボクの目の前には〝お稲荷さんが……生暖かいお稲荷さんが……〟ってブツブツ呟く廃人が一人。
「犯罪者が壊れたって問題無いっちゃ無いんだけど……」
この儘じゃ罪にも問えないんだよね?
わざわざ犯罪者を治療すんの? 面倒だな。
でも放置は出来ないし、霊格もソコソコあるみたいだし、無駄に殺すのもなぁ……
誰か引き取り手は居ないかな? 無罪放免は嫌だけど、既に罰は受けてる気もするし……
どうしようか?
折角の黒札なのに……スケベ部だけど人格者なのに……
「戦う正義の変態が増えたのって喜んで良いんだろうか?」
北神奈川支部の支部長“キノ〟の悩みは尽きない。
どうしてこうなった……
新年初投稿がこれで良いのか?
そういやスケベ部が居ないな? 出すか!
ここから筆が滑ってHKが出て来る……私の頭はどうなってるんだ?
そして戦闘シーン。おい、霊能何所行った??(くどくなったので簡略化