機動戦士ガンダム ノーボ   作:RX140

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第一話 起動

 今から遥か先の未来ー平和世紀(Peace century)35年。人々は宇宙での生活を求め旅立ってから何年経った頃か。地球の周りには居住区域ースペースレジデンザが幾つか建てられ、約30億人の人々が今も暮らしている。地球では世界各国が一体となり、国際連合から国際統一国家となり、地球圏に軍事力を持ち出した。そうやって平和が続いていたーが、ソレはあくまで表面上のこと。水面下ではレジデンザ内で不穏な空気を見せている。その一つが、No.23:ズォバ。レジデンザ1の工業生産を誇る。そこで開発されたのが次世代型宇宙作業用ユニット「モビルスーツ」だ。頭頂高18M前後の大型作業機だが、噂では軍事利用がされている。しかも厄介なのが、統一国家の主力である宇宙戦闘機「アース」と比べて旋回性、火力、整備性、そして汎用性が段違いだ。既に戦争を起こしていたズォバはこいつを投入した結果、パワーバランスが崩れ、地上の3分の1が占領された。これに対抗するため、統一国家もモビルスーツを開発していた…

 

 スペースレジデンザNo.34:ノア。そこで暮らす1人の青年がいた。名を「カルシア・ノード」という。

ジリリリリリリリリッ、

「うぁ、いっけねえ!遅刻じゃねえかよ!」

 そう言って彼は全速力で家を飛び出した。そしてふと上を見上げた。上には擬似的な空が浮かんでいた。彼はレジデンザで生まれた故に本物の空を見たことがない。

「本物の空って、どんな感じなんだろうなあ」

そう呟いて再び駆けようとした、その時だった。

ドゴォォォンッ、重い爆撃がこだまし、カルシアは吹っ飛ばされた。

「痛ぇ…、一体なんなんだってうぉ!?」

見上げた先には見たことない作業機だった。一つ目の巨人「ゾロンジ」であった。

怖くなったカルシアは蹲ってただ怯えていた。

幸いにもそいつは離れて行ったから助かったが。

「いいいい今のうちに…」

そう言って近くの建物に逃げ込んだ。その中には先程の一つ目の巨人とは違う、別の作業機、いや、モビルスーツだった。

「う、動かない…よね?」

まだビビり散らかしているが、動かないのを確認すると、ゆっくり接近した。とそこへ、

「おい、そこの者。こっちに来い」

「ヒィィィィィィィ!?」

「怪しいものではない。あと声からして軍属ではないな。まあいい」

「あのぉ、出て行けっていうんですか?」

「いやそうではない。俺はもう動けない。じきに死ぬだろう。だが、これだけはあいつらの手には渡らせたくない。この機体、ガンダムをお前に託す」

「いやいや待ってください!僕はただの民間人ですよ。こんなもの、僕には大きすぎます!」

「構わん。お前なら、いけるはずだ!任せたぞ、少年!」

そう言い残してその軍人は、何か呟いて息絶えた。キーをカルシアに託して…

「う…やらないといけないのか?」

そう言いつつガンダムに乗り、キーをさした。

[Obtaining the pilot's ecological code Appropriate value, standard breakthrough Change of aircraft OS system all complete generation advance neo delete automatic machineーGUNDAM start up]

無機質な機械音声と共に、モビルスーツ、ガンダムネヴォはその目を光らせた…

 

一方、外では、

ゾロンジ一個小隊が街を蹂躙しながら、何かを探していた。

「絶対に探し出せ!奴らの手で動き出す前に!」

どうやら彼らはガンダムを探しているようだ。統一国家が反逆する前に。

その時、

ダダダダダダダダダダダダッ、

「な、なんだなんだ?」「た、隊長!後ろです!」

振り向くと、そのモビルスーツーガンダムネヴォが立っていた。

「ええい!!手遅れか!?ならばミッション変更!奴を破壊しろ!」

そうして一斉にバトルマシンガンを浴びさせる。しかし…

「た、隊長!こいつ、マシンガンを受け付けません!!」

「何…だと…」

「ええい、武器はないのか!?…あった、これだ」

そうしてバックパックからビームサーベル{テミス}を取り、構える。

「そんな見かけだけで止めれるかぁ!」

と、一機のゾロンジがタックルを仕掛ける。が、

「うおおおおおおおおおお!」

サーベルを突き出し、コックピットを貫いていた。

ゾロンジはしばらく抗うも力尽き、爆散した。

「た…、た…、退避!退避だぁ!」

そう叫んで退避しようとする隊長機。しかし、

「逃がしてたまるかってんだぁ!」

一気にスラスターを吹かせ、隊長機に接近!そこに一太刀加え両断!なす術もなく、爆散していった…。

「ば……、バケモンだ…。死にたくないよおおおおおおおおお!!!」

「おい待ちやがr」

そう言いかけたところで一つ通信が入る。

『おい、そこのガンダム。聞こえとるか。直ちに退避しろ!レジデンザが崩壊するぞ!』

「ハァア!?てか何処に退避しろと!?」

『忘れたのか!?座標は送っといてやるよ!』

ピピッ [Confirmation of the advance line]

「そこか」

そうして、座標の示す場所ーMS運用母艦〔レベル〕に格納された。

 

「だーかーらー!俺は避難してる時に入った建物の中に!よくわからん軍人さんが、死ぬからガンダムを託す、って言ったんですよ!何度も言わせないでくださいよただでさえこっちは喉が悪いんですから!」

「そう言わせといて!お前があいつを殺して奪ったんだろーが!」

 レベルにやってきて早々、カルシアはレベルの艦長ーイソゴロウ・Y・サヴァードに尋問を喰らっていた。理由は単純。こいつがガンダムに乗っていたから。統一国家の最高機密でもあるガンダムを知っていて尚且つ乗ったとなると、流石にお許しがいただけなかった。

「と言うか、あんたどーやってガンダムを動かしていたのさ!マニュアルどころかMS乗ったことないんだろ?」

「あんなもんその場の勢いで動かしていただけですよ!俺だってよくわからんかったし…」

とそこへ、 コンコンコン

「失礼します。国際統一国家宇宙方面軍将軍:ワルスト・ナリタです。」

「な、ナリタ閣下!?一体、どうして…」

「カルシア君の処遇について上層部から連絡が入った。カルシア君。君を本日付けで、国際統一国家宇宙方面軍第3独立機動隊に編入し、階級を軍曹とする。」

「ちょ、ちょっと待ってください閣下!彼は国家の!」

「ええ。しかし、残念ながら本来のパイロット、へベル・ヴァルシータ中将は戦死なされた…。死に間際に彼は、こう言い残した。ミッション続行不可。ガンダムを民間の少年に託す。と。こうなってしまった以上、我々もカルシア君を見捨てるわけにはいかないんです。お分かりいただけますか。サヴァード艦長」

「くっ。わかりました。ただ、しばらくは勉強漬けにはなるぞ。覚悟するんだな」

「えっと…、つまり」

「お咎めなし、だ」

「ふぅ、よかったぁ…」

「改めて、国際統一国家宇宙方面軍将軍:ワルスト・ナリタですよろしく」

「同じく軍曹:カルシア・ノードです。こちらこそ、よろしくお願いします」

「そして、ドレッド級一番艦〔レベル〕の艦長、イソゴロウ・Y・サヴァードだ。よろしく頼む」

これがのちの快進撃を生むきっかけとなることを、まだ知らない…




どうも、ガンダムと仮面ライダーが好きな者、RX140だ。
いやー、戦闘シーン描くのむずいっすね。
あと、ガンダムネヴォのモデルはRX78ー2をモデルにしています。
姿はご想像に。
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