良かったら見てやってあげてください。
「ぐるるる」
転生してから数日経った頃、オサイズチが"狩りに行くぞ"と言ってきた。
どうやら俺も同行するらしい。
俺に狩りのやり方を学ばせる為なんだとか。
聞いたことがある。
肉食動物の一部は自分の子供の教育の一つとして自分の狩りを子供に見せて学ばせる。
そうして子供は大人の個体になっていくんだと。
オサイズチはそれを俺に行おうとしている、というわけだ。
……なるほどなぁ。
これは俺も行ったほうがいいだろう。
元人間の俺としてはそーいうの全く分からないし。
よーく見て、学ばなきゃな。
将来俺も同じ事やらなきゃいけないんだ。
尻尾の鎌を利用した狩り……。
生態ムービーでしか見たことないけど実際見てみるとどんな感じなんだろう?
少し楽しみだ。
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と、思っていた時期が俺にもありました。
……いやぁ…まさか実践方式だとは。
現在6番エリア……つまるところあのガーグァがいる川のエリアで俺は狩りをしている。
一応オサイズチのアドバイスを受けながらだが、それがまぁ難しい。
そりゃそうだ。だって俺まだ幼体なんだもん。
実践方式はもう少し成熟してからにしてくれよ。
というかよ?
「ぐるっ?くるるる」
なんでオサイズチは崖上から見てるだけなんだよ。
イズチ族って確か群れで狩りをする習性だったはずだぞ?
なら少しはサポートしてくれてもいいだろ。なんで俺1人でやらなきゃいけないんだ?手伝えよ。
……はぁ。
まぁ、小さい頃から狩りには慣れていた方が良いに決まってるか。
まだ早すぎるような気もしなくもないけど。
とりあえず物陰に隠れながら前を向く。
オサイズチが言うに狩りをする時は獲物の足を狙うのが良いらしい。
イズチ族特有の尻尾の鎌を使って、相手の足を傷つける事によって相手のスピードを遅らせ、最後に……仕留める。
それが一般的なイズチ族の狩りの方法なんだとか。
確かに理にかなってるやり方だ。相手の動きのスピードさえ制限できればこちらの戦略の幅がより広まるからな。
早速言われた通りにやってみようと思う。
上手くいくといいんだが………。
……さて、目の前にはガーグァの群れ。
せいぜい5匹ぐらいか?
こちらにはまだ気づいていないようだ。
なら……いざ一狩りいかせてもらう!!!
急襲を始めた俺は物陰から一気に飛び出し、1匹のガーグァに狙いを定め、直線に進んでいく。
そして——
よし、今だ!!
くらえ!!尻尾叩きつけ!!!
スカッ……
見事に外した。
「グァッ?」
ガーグァ達の頭が一斉にこちら側に向く。
……え〜、こんにちは?いい天気ですね?
『『『グァッグァッグァッグァッ!!』』』
なんともいえない速度で逃げるガーグァ達。
俺はその後を必死に追いかけるが、あくまで現在の体は生まれたばかりの幼体の姿。
追いつけるはずがなかった。
……うん、やらかしちゃった♪
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さて、その後のお話をしよう。
結果から言うとオサイズチが代わりにやってくれた。
流石にまだ早かったと理解したらしい。
オサイズチは後に俺に謝罪した。
"ごめんね"との事。
……まぁ飯抜きとかでは無かったし、そもそも別に謝る事ではない様な気がするが俺はオサイズチを許す事となった。
そして倒したガーグァを早速実食。
生食だったが、めちゃくちゃ美味しかった。
特に肝臓の部分。何も味付けしてないのにレバーの味がした。しかもプリッとしてるタイプの方の奴。
俺の人生経験上、このタイプのレバーはあまり食べることはできないので、大きな衝撃を受けたね。(すげぇっ!)って。
いやぁ……うますぎて思わずレバーの部分だけくり抜く様に完食してしまった。
マジでアレは一度食べたら止まらん。
いやぁ……もうお腹いっぱい。食った、食った。
だがここでギブアップ。
俺の体はまだ幼体だ。
まだガーグァの全てを食べ切る程胃袋は大きくない。
という事で後はオサイズチに任せる事にした。
多分完食してくれるだろう。
……がんばれ。
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ちなみに後でオサイズチの好みの部分を聞いたら肝臓(レバー)だったらしい。
通りでなんかしょんぼりしてると思った。
ごめんね。
あなたは焼き鳥、何が好きですか?
良かったらコメントで教えてください!!
ちなみに投稿主の好きな部分は皮のタレですね。
脂質が高いので食べ過ぎには注意しています。
…まぁ、結局欲望には抗えないんですが。