最終的に馬岱も、徐庶も捉えられたバージョン。各キャラのルートではなく曹丕と共謀して、または蜀の戦力そのものをそいでやろうというヒロインの策略が含まれます。
基本的に登場人物はヒロインに狂っているので生暖かい目で見守ってください。 アダルト要素有。基本的に主人公が攻めですが、途中で形勢逆転有。
「馬岱……」
暗がりの地下牢。その奥には、かつての仲間の馬岱が囚われていた。私は曹丕から戦地であったここにいると聞いて思わず足を運んでしまった。
「……あっ」
幾分か痩せた印象を残す馬岱は、私の顔を見ると格子越しに私に手を伸ばした。
「生きてたんだね!よかった!俺、ずっと心配して……君を殺しちゃったのかとずっと……」
言いかけて冷たい目をして彼を見る私に押し黙る。あの時の拒絶の言葉に馬岱は思わず言葉を紡ぐしかなかった。精神的にやられている事と、私の彼に対する態度に直感的に違和感を覚えたのだろう。
「ねぇ、馬岱。ここから出たい?」
ニコニコして私が問いかけると、馬岱の顔から笑顔が消えて不安の色が瞳に宿る。
「出してどうするつもり?」
「……んー、どうされたい?死ぬか、私の言う事を聞くかしかないけど」
けろりとそう言うと、馬岱は瞳を揺らす。
「このままここで腐るよりも、言うこと聞いてくれれば殺さないよ?どう?」
「……」
にっこり微笑んで私は手を差し出した。拒否権などない馬岱は諦めて私の手を取るしかなかった。
私は、馬岱をそのまま捕虜という名目であの屋敷へ連れてきた。綺麗な服と、キレイな部屋を用意された彼は何不自由のない生活を送れるはずだったのに……その屋敷の奥の奥の部屋で、事は起きていた。
「……は、あっ……」
寝台の上で私は一人で事に及ぶ。それは、この屋敷の主である曹丕の命だ。馬岱の位置から反対側の上等な椅子に座って彼は無表情でそれを見ている。
私が自分を馬岱の目の前で慰めるのはひとえに、罪の重さの自覚と、手に入れられないそのもどかしさを一生持てばいいと思ったからだ……。
胡座をかいて縄で両手足を縛られている馬岱は私がはだけた衣服のまま自らを慰めている姿を苦しそうな顔で見ている。秘部に指を入れて水音が増して達する姿はあまりにも刺激的だろう。その証拠に、馬岱の身体の熱は先端を濡らして傘を作る。
見せつけるように、そして決して触れられない位置で私は行為を行う。
「やめ……」
やめてしまっては仕置にならない。彼はわたしを嵌めて傷つけ、そして消えない傷を作ったのだ。そのための仕置を私自ら行っていると言うのに……。
「私が欲しい?馬岱……?」
妖艶に妖しく誘うような言葉を囁く。同時に舌なめずりをして、そちらを見やるだけで馬岱は呻き声をあげた。
「……んっ、くっ!」
触ってもいないのに達したのか、傘が出来ていたその服にはシミができている。落胆するように私は馬岱に言った。
「堪え性がないのね」
立ち上がって、彼の前に素肌のまま近寄ると今までに見た事もないほどの欲情した期待の目でこちらを見ている。
「可愛い、馬岱」
スルリと、彼の顔全体に私の手が素通りする。そのたびにビクビクっと感じる素振りをする馬岱は何がなんだか分からないという顔をする。
「苦しそうだけど、触ってあげない」
くるッと寝台の方へ向き直る。その奥の椅子に座る人物はニヤニヤと笑ってこちらを見つめている。
「そろそろ見物も飽きた。こちらへ来い」
喜んで私の肢体をじっくり眺めていた曹丕は、私が近寄ると腕を引いて馬岱の目の前で唇を重ねた。
「ん、んんっ、は、あ……っ」
やわやわと、私の乳房を揉みしだきながら曹丕の首に腕を巻きつける。
「お前の仕置は随分と陰険で残酷だな」
手に入れられない女を黙ってみていることしかできない男を見てあざ笑う。我ながら随分と悪質で陰湿なことをしていると思っている。けれど、彼は私を同じように傷つけたのだ。その報いの責任は取りにいかなければ……。
「手心を直前で加えられたとはいえ、この傷を作った張本人ですよ?貴方なら許せますか?曹丕殿」
「ふ……好いた女から受けたものならばそれも愛しくあろう……」
「優しい人……」
再び唇を重ねて、私達は互いのそれからくぐもった声を発する。それをじっと見つめる馬岱に気づかないふりをする。刺すような瞳は今の私にはある意味快楽の1つに過ぎない。
「十分濡れているな」
ぐっと、曹丕はそのまま主張した自身を私にあてがう。
「よいのか?私ばかり見ていて……奴の顔は中々見ものだぞ」
「ん、んんっ!」
ゆっくり味わうように挿入されていく姿に、馬岱は目を見開いていく。互いに手を握って唇を重ねる姿。律動する動きは、今まで私が見せたことが無いそれである。
「……ぁ……」
短く声を上げる馬岱に、私は打ち付けられる肉の塊に悦びの声を漏らす。
「んあっ!い、いっ!」
娼婦の真似事と言っても過言ではないそれは、彼の精神と頭の中の私をすり替えていく。淫らに淫猥に嬌声を上げる私は、互いの行為に恍惚な顔を浮かべていた。
「ん、んんっ!もっと、奥っ!……んひっ!」
請われるまま曹丕は奥を突く。舌を絡ませ、胸を揉みしだきながらもその顔は初めて見る男の快楽に流されまいとするそれだ。
「いい、ですね……貴方のその顔は何度見ても……」
眉間に唇を寄せてチュッと音をわざとらしく出す。それに気を良くした曹丕は私の身体を馬岱に向けて足を開いて見せた。
「……お前の目的はあの男の屈服であろう。私との淫行を堪能させるためではなかろう」
「はんっ!」
じゅぶっと奥に曹丕のそれが当たり、私は声を上げる。
「お前はどうも、快楽に染まると役割を忘れるようだ……。いっそあの男自身を慰めてやったらどうだ?」
卑猥な音が木霊する部屋の中で、私の耳たぶをべろりとねぶりながら曹丕がそう言った。
私はイヤイヤと首を横に振るも、曹丕は私を抱えたまま馬岱の前に下ろすと……。
「早くしろ」
さっさとやれと指示を出す。私は目の前で縛られている馬岱のそれを取り出すと、主張したそれを口に含んだ。
「ちょ、ま……」
「は、あ……ん、っんんっ!」
すでに達していたせいか、口の中で馬岱の白濁の苦い味が広がる。それをすべて舐めとるように、私は丹念に舐める。
舌先を尿道に擦りつけて刺激しながら、男の子種袋を揉みしだく。その度に苦しそうな声を上げて、馬岱は腰をもどかしく動かしている。
「もっと激しくされたいようだ」
曹丕がそう言うと、私は上下に頭を動かす。吸い付くように行われる行為。かすかに「もう…イく」と声を上げる。
私はそれを聞き逃さず口を外した。
「は、ぁ……っ……なんで……」
「そんなすぐイかせてもらえると思わないで?」
くっくと笑う私は馬岱を見下ろす。あれほどの事をした男だったのに私の行動ひとつで手も足も出ない。それがおかしかった。私を好きだという気持ちに翻弄されてしまえばいいのだ。
「そのまま続けろ……」
曹丕が一言言うと、私は再び馬岱に近づいた。頬、目、鼻、顎に首筋。ギリギリのところへ唇を落とす。その度に彼は名残惜しそうな悔しそうな声を上げる。
「挿れるぞ」
悪戯心を出していると、曹丕は後ろから自信を挿入した。
「んぁ!」
水音が響く。馬岱を支えにして律動されるそれを私は素直に受け入れる。お預けを食らっている男の胸に縋るように声を上げて女の顔をする私。それを見ては吐息を漏らす馬岱。私はそのまま馬岱自身に手を添えて上下に擦りだした。
「ぅぁっ!」
先走りの透明の汁がこぼれる。律動で私の肌が馬岱の主張したそれにこすれていく、その度に短く声を漏らす。
「イきそうだぞ」
「あぁ、は……んんっ!は、い……」
どちゅどちゅ音がする。脈打つそれを口に含む。
「ぁっ!……っ!」
律動の衝撃と、自らの振動が響くのか馬岱は腰を浮かせる。速度を速めながら私は喘ぎ声を漏らす。
「も、駄目だイっ!!」
そう言うと、口の中に馬岱の子種が広がる。上下に腰を動かして、口内に余すほど解き放つそれは濃くて飲み込むのも一苦労だった。
「まったくお前は好きものだ……」
呟くと、曹丕は再び律動を開始する。
「あっ、子桓っ……」
「私はまだイってないのでな……付き合ってもらうぞ」
激しく奥を穿つ衝撃。馬岱のモノを顔の横にしても恥も何もないくらい子桓からの快楽に身をゆだねる。一番弱いところを何度も擦り上げて、声を上げる私の体を起こすと、馬岱の目の前に私達のつながっている場所を見せつけるような態勢にした。
「それだけ出すだけでは貴様の欲も収まらなかろう……彼女のここへ入れたくはないか?」
ズンと刺激を与えると私は短く声を漏らす。
「や、嫌です子桓っ……」
「お前を守るために、この男は最適だ。褒美を与えてやれば喜んで我々の役に立つだろうな……」
「んぁ!!あ、ぁ!」
馬岱の目を私達のつながったそこを凝視したまま動かない。
「奴を受け入れる前に出してやる。言う事を聞けば、満足いくまで抱いてやろう……」
こくんと頷くと、曹丕は私の感じる部分を擦り上げていく。
「あっ、あぁ!……きもち、い……っ……!」
「可愛い奴だ……素直で……」
そう言われて私は中を締め上げた。短くうめき声を漏らす彼の声は色っぽくて赤面してしまう。、
「も、イっちゃう!イくの!し、かん……頂戴っ」
強請るように声をかけると短く返事をする曹丕は苦しそうな顔をする。
「くっ!!」
「んぁああ!」
奥でこぽりと音のするような量に、私は声を上げて果てる。それはあまりにも、背徳感で……。
「馬岱よ……貴様の愛した女は私の色に染まっている。このまま完全に染まらせたくないのであれば分かっていような」
そう言って曹丕は手足の縄を外すと、自分の膝元に倒れる私に触れる。
「欲しい?私が……」
「もちろん、欲しいよ……ずっと……」
子桓の子種が股下からこぼれながらも、私は彼のそれに跨る。
「んんっ!」
お預けをずっと食らっていたせいか、質量が凄い。お腹の奥を圧迫している。曹丕の体液が潤滑油になっていたとはいえ、馬岱のそれは硬くて太くて降りてきていた子宮を捉えていた。
「きつっ」
歪ませる顔のまま、馬岱は腰を振る。下からの刺激に私は敏感になっているせいでぐぽぐぽと卑猥な音を立てる。
両手で私の臀部を鷲掴みして力強く突く。
「可愛い、やっと……」
縋るように男らしい雄を私に打ち付ける。肉のぶつかる音がさっきより激しくなる。曹丕は寝台の上で私達の姿を見ているがその射貫くような眼は私の欲を倍増させる。
「こっち向いて……はぁ、……舌出して……」
「い、やっ……んっ、あっあっ、そこぉ……」
近づいた唇をあえて拒絶する。悲しそうな顔をした馬岱の首筋を舐めた。
「くっ、ぁ……そんな……」
横にして態勢を変える。視線を上に向けて切なげな顔をする馬岱は私の首筋を舐める。華を散らしては、そのまま奥をどちゅどちゅと擦る。乳房を触るしぐさをするが、私の身体に残る傷を見て苦しそうな顔をする。それでも、馬岱は私に気持ち良くなって欲しいと探るように肉棒を動かす・
「……ここ好き?」
耳元で囁く声に私はこくこく頷いて、彼の頭を抱える。
「いい、の……もっと……あっ、あっあっあ!……も、私っ」
「イく?いいよ、俺も……そろそろ……イ、きそ……くっ」
速度を上げる、それが質量を増していい所を擦りつける。きゅっと締め付けて苦しそうに我慢する顔は優越感に浸る。
「あぁ、だめ、イくいっちゃう、だめ、馬岱っ、やっあぁ!んんんんん!!!」
「好き……だ……くっ……好き、好きだ……あ、駄目だ、も……うっ……!!!!」
激しくした律動。互いに果てる。お腹の奥から彼の熱が広がる。覆いかぶさる彼は、数度腰を動かすと気持ちよさそうに声を出す。
「はぁ……ぁ……」
「んぁっ」
ズルリと引き抜かれると、私は小さく声を上げた。寝台に腰かけていた曹丕は、私の元に来て唇を重ねた。
「ん、んっぁ、子桓……」
「ぁ……」
唇を噛む馬岱に曹丕は笑いながら、にやりと笑った。
「貴様の情欲はこれで晴れたわけではなかろう?」
「……俺に何を望むんだ?」
「この女が欲しければ、私の代わりに常に傍に付き従い守ることだ。さすれば……」
――再び彼女を抱ける日が来よう……。
それは、甘い誘惑だった。彼が私に狂うほどの情愛を注ぐ。それを利用しての事。肩から腹部にかけての真新しいその傷の罪悪感。そして離れたくとも離れがたい情欲。馬岱には選択肢はなくただ、曹丕の言葉に頷くしかなかった。
微笑みを絶やさず、曹丕に肩を抱かれる私を憎らしげに見つめる彼を唇を舐めて挑発をした。