自作シナリオ置き場   作:藍沢カナリヤ

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【自作シナリオ】


「花火が見たい」


 あなたがそう言ったから、私は花火を打ち上げる。


 これは、あなたが大切な人のために花火を打ち上げる。ただそれだけのお話。

システム:クトゥルフ神話TRPG
プレイ人数:1人+KPC or 2PL
     互いに大切だと思い合っている2人
プレイ時間:2~4時間
推奨技能:三大探索技能
ロスト:想定ではなし。
ハンドアウト:あり
〖HO1/PC〗:あなたは花火を見せたい。
《HO2/KPC》:あなたは花火を見たい。


そして、花火は打ち上がる。〖再構築中〗

ーーーーーーーー

 

KP情報として

 新人花火師は悩んでいた。3ヶ月前に売り言葉に買い言葉で「青い花火を上げてやる!」と言ってしまったことを。それにも関わらず、やはり自分の技術だけではそんなもの打ち上げられる気がしない。そこで何を血迷ったか、新人花火師は『魔術』にすがった。花火師としては半人前である彼だったが、なんの因果か魔術師としてはそれなりに適正があったようで、『青い炎』を出せる『フサッグァ』を呼び出してしまう。だが、ガンガンにMPを削られる!? 自分1人のMPでは足りない。それを本能的に察した花火師は、特設サイトを作り、自分以外にもMPを捧げてくれる人間を探し始める。

 

 一方、{PC}は偶然見つけたサイトから、{KPC}のために特別な花火を打ち上げることにする。

 

 ただし、花火師の目的は『青い花火』を打ち上げることであるため、{PC}たちの命をとることはしない。というか、自分の作品を見せたくてたまらない。

 

 

ーーーーーーーー

 

【導入】

 部屋の窓から入道雲が見える。とある夏の、いつもと変わらない1日の始まり。夏休みもまだ始まって1週間ほどだから、宿題に追われることもない。(4連休をもらったばかりで、まだ休日も2日目。昨日は少しダラダラした1日を過ごしてしまったから、今日は何かしたい気分かもしれない)

 さて、何をしようか。そう考えていると、あなたのスマホにメッセージがとんでくる。相手は{KPC}。

「ねぇ、明後日の夜、夏祭りに行かない?」

※そんなやり取りから始まるRPをどうぞ。

※KPCへ

 あなたはとっても花火が好きだ。それをぜひPCに伝えよう。

 

【展開1】

①2日後の夏祭りに行く予定を立てたあなたと{KPC}。とはいえ、夏祭りがあることを知らなかったであろうあなたは、どこでやっているものなのか、屋台が出るかなどSNSを使い、調べるでしょう。

 

※『図書館』もしくは『コンピュータ+20』を振ることができます。

失敗:毎年やっているものみたい。屋台も出るし、{KPC}の言っていた花火もあがるらしい。

成功:失敗情報に加えて、今年はなにやら目玉となるスペシャルな花火があがるという噂もあった。

 

さらに、あなたは検索したページから飛べるリンクに気がつくだろう。そこにはこうあった。

『大切な人のために、花火を打ち上げてみませんか?』

気になってみてみるなら、さらに情報が出る。

『わが社では記念花火を作っております。色や形などをお客様の希望に応じて組み合わせて、お客様オリジナルの花火を打ち上げることができます。ご家族の供養に、ご友人との話題作りに、はたまた『大切な人との思い出』に花火を打ち上げてみませんか?』

気になってみてみるなら→『最短1日でできます!』

 

作らないならば、【エンドB】へ。

 

②あなたは思い立って、そのリンクから飛べるメッセージフォームへと飛ぶ。瞬間、ぐらりと視界が歪んだ。ただ、それも一瞬のことで、今のあなたは特に異常はない。今のは……?

※MPを2減少させてください。また、SAN値チェック0/1

 

 あなたは不思議に思いつつも、メッセージフォームにどんな花火がいいか書き込むでしょう。少しして返事が返ってくる。

『ご連絡ありがとうございます。私、担当をしております◯◯と申します。ご興味があるということで、ぜひお話をお聞かせください』

Q1 色はどうしますか?

Q2 大きさはどうしますか?

Q3 この花火にどんな想いを込めますか?

 その質問に答えると、担当は明日にはある程度のイメージができるから、メールで画像を送ると言われる。夕方に送るから必ず届いてから15分以内に見てほしい、という。

※『アイデア』を振ることができます。

成功→15分以内に見てほしいという文言に違和感を感じる。

失敗→よっぽど早く見てほしいんだろうなと思う。

 

さて、明後日の夏祭りに向け、明日の予定を決めましょう。

A:{KPC}と一緒に浴衣を見に行こう。

B:{KPC}を案内できるように下見をしておこう。

C:{KPC}へのプレゼントでも買いに行こう。

※なぜその選択をしたのか、{PC}の想いをぜひ言語化してほしい。

 

※あなたの明日の行動に応じて、《Dポイント》が溜まります。このポイントは、明後日の夏祭りに使え、有利に働くことがある。{KPC}のことを考えながら、素敵なおでかけになるように頑張ろう。

 

 

【展開2A】

 あなたは{KPC}へと、一緒に浴衣を見に行こうとメッセージを飛ばす。すると、返信はすぐに返ってくるだろう。それを見て、どう感じるかはあなたしか分からない。

※もし誘うRPがあればどうぞ。《+5》

《ここでは{KPC}が嬉しがる・照れる度に《+1》される上限はない》

 翌日、あなたは{KPC}と共に浴衣を買いに出掛けるだろう。駅で待ち合わせをして、合流する。向かう先はショッピングモールである。あなたたちは早速、浴衣が売っているという店舗へと入る。

 お祭りシーズン真っ只中ということもあって、色や柄はさまざま、浴衣や帯、髪飾り、などラインナップが充実している。あなたたちは2人で相談をしつつ、浴衣を選ぶでしょう。

 

※好きな浴衣の柄や色、帯の柄や色を選んでみましょう。

〖帯〗

帯は自分で結ぶタイプと最初から形ができているタイプがあります。自分で結べるかは『DEX*5』で判定しましょう。

〖浴衣〗

・朝顔 ・金魚 ・牡丹 ・百合 ・蝶 ・向日葵 ・椿 など

自分で着付けられるかどうか『DEX*5』もしくは『適切な技能』で判定しましょう。また、店員さんが教えてくれるので、失敗した際は『DEX*6』『DEX*7』で振り直すこともできます。PCに着付けしてくれる人がいれば、ここはこだわらなくても構いません。

※可愛く着れたことに反応するならば場合は《+1d10+4》

 

※あとは好きなだけイチャイチャしてください。

 

 

【展開2B】

 翌日、あなたは夏祭りが行われるという街へと出掛けることにした。というのも、あなたにとっても{KPC}にとっても、その街は慣れていない街だからだ。土地勘のないままでは、{KPC}と祭りを楽しむことはできないだろう。

 

 駅へと足を運ぶ。電車で2駅、ガタンゴトンと揺られながら、あなたは件の街へとやってきた。

〖探索場所提示〗

・駅

・会場への道

・夏祭り会場

 

〖駅〗《+1》

 平日ではあるが、利用している客は多いようだ。地方都市ということもあるからだろう。

※『アイデア』を振ることができます。

成功:明日は祭りだ。きっと人も多いだろう。{KPC}とはぐれないようにしなくては《+3》

 

〖会場への道〗《+1》

 夏祭りの会場は大きな県道を完全に封鎖して行われるらしい。今日は平日ということもあり、そこまで人通りは多くなさそうだ。

※『目星』を振ることができます。

成功:歩道が狭いことに気づく。少し段差もあるようだ。注意が必要だ。《+3》

 

〖夏祭り会場〗《+1》

 特に変哲もない、少し大きめな県道である。前日ということもあり、路肩や近隣の商業施設の駐車場には、テントやイス、トイレなどが準備されている。

※『目星』or『聞き耳』を振ることができます。

成功:この辺りはきっと人通りも多くなるだろうと考えていると、ふと通り抜けられそうな細い道があることに気づく。

※〖探索場所〗に〖花火の見える丘〗を追加。

 

〖花火の見える丘〗《+2》

 細い路地を少し行く。通って初めて分かるが、一見すると私道のような道ではあるが、ちゃんと通り抜けができる路地であった。そのまま進むと、道は少しずつ開けて、やがて小高い丘にたどり着いた。ここからは街が一望できる。人はほとんどおらず、ほぼ貸し切り状態だ。流石に当日はこうはいかないだろうが、大通りよりは人は少ないだろう。

※当日〖花火の見える丘〗に来ることができるようになった。

 

 

【展開2C】

 翌日、あなたは{KPC}へのプレゼントを買いに行くことにした。《+5》

 プレゼントは何がいいだろうか?

〖探索場所〗

・宝石店

・雑貨屋

・アクセサリー露店

・その他、あなたが{KPC}にふさわしいと思ったお店

 

〖宝石店〗

 あなたは宝石店へやってきた。値段を見ると……止めよう。

(KPへ)

もしPCがお金持ちであれば、買うことができる。ただし、『目星+30』を振り、商品があまりよいものがないことが分かる。

※それでも買おうとするなら『値切り』を振ることができます。

成功:店員が迷惑そうであるが、それでも一つの宝石のついた指輪を出してくれる。さらに、値段的には手を出せるものではある。

指輪にはまっているのは小さな宝石。黒い黒い、吸い込まれてしまうくらいに黒い宝石だ。

※『アイデア』を振ってください。

成功:美しい黒。だが、その中になにか得体の知れない何かを感じる。本能的な恐怖にSAN値チェック1/1d3

買おうか?

買う→あなたはお金を払い、その宝石を買った。《+25》

『黒い宝石の指輪』を手に入れる。しかし、なんだか身体が重い。

※『AF:リリスの口づけ』を入手する効果は後述する。

買わない→やはり買わないと伝えると、店員はどこか残念そうな表情を浮かべた。

 

〖雑貨屋〗

 個人経営の雑貨屋だ。お洒落なパッケージの紅茶やクッキーといった飲食物、手のひらサイズのグッズ、食器類や陶器など、さまざまな雑貨が売っているだろう。さて、何を探そうか。

※PCが見たいものがあるかどうか、『目星』で判定をします。

 また、その品物が予算内に収まるか『幸運』を振って判定します。《+5》

 

〖アクセサリー露店〗

 個人でやっているアクセサリーの露店が目に入る。店主は品の良さそうな女性で、あなたを見ると、にこりと笑いかけて、応対してくれる。

※店主に品物を訊ねることができる。

 また、雑貨屋で買い物をしている場合は『値切り』を振ってもらえば買うことができるかも? また、RPによって、値切りに補正をかけてもよい。(+30~+50)

(KPへ)

『イヤリング』or『ネックレス』or『指輪』などの申し出があれば、渡してよい。なんだったら少しひやかしてもよい。というかそうしてくれ。

無事に渡せれば《+5》

 

 

【展開3】

 ふと時間を見ると、すっかりいい時間になっていた。あなたのスマホに1通のメールが入っていることが分かる。それは例の花火職人からであった。届いた時刻は今から30分ほど前。

 慌てて開くと、なぜか画像が開けなくなっている。

 メールをしても、電話をしても通じない。ただ住所を見ると、ここから離れてはいないようである。行ってみようか?

 

行ってみる→スマホのナビを頼りに住所の場所へと向かう。住所の場所は、どうやら工場のような場所である。実際にここで作っているのだろう。火薬の匂いや何かが焦げたような跡もある。奥へと進むと、そこには1人の男性が倒れていた。どうする?

 

・揺する、声をかける→生きてはいる。だが、衰弱しているようだ。

・何があったのか聞く→「花火を作っていたんだ」(指をさす)

・そちらを見る→青い球状の炎がゆらゆらと燃えていた。それは映像や比喩表現ではなく、本当に『青い炎』がまるで人魂のように浮いているのだ。一花火師、どころか、人間に作り出せるものではない。そう思うだろう。

※生きた小さき青の炎『フサッグァ』に遭遇したあなたはSAN値チェック1/1d8。

 

 花火師は「うぅぅ」と呻き声を挙げながら、あなたに水晶のようなものを押し付けてくる。それに触った瞬間に、背筋がゾワリとする。

※MPを1減少。

「これを、頼む……」

「あの……『青い炎』を操る、水晶だ。これがあれば……あの『青い炎』を打ち上げて……花火を、見せられる……! 赤も緑も……夢にまで見た青い花火だって……!」

「この水晶に、魔力を……込めて、打ち上げるように念じれば……うぅぅ」

 そう言って花火師は気を失った。ええと……?

 

〖探索場所〗

・机

・青い炎

 

〖机〗

 机上にはたくさんの資料が残されていた。様々な情報があり、ここから状況を理解するための情報を拾い上げる必要がある。

※『目星』or『図書館』or『母国語』or『EDU*5』を振ることができます。

失敗:専門的な情報が多すぎて目が回る。SAN値-1

成功:この花火師が明日、花火を打ち上げるであろう時間が記されている。あの『青い炎』の簡単な説明のようなものも書かれているようだ。基本的には、先程の花火師の言う通りではある。また、以下のようなことも書いてある。

・水晶を身に付けた状態で、打ち上げるように念じる。そうすると、『青い炎』が自動で打ち上がる。

・炎が花火になるようには調整してある。

・炎は花火として打ち上げると、自動的にどこかへと消えるようである。

・魔力を注げば注ぐほど大きなものになる。

 

〖青い炎〗

 ゆらゆらと揺れる青い炎だ。拳より少し大きいくらいの大きさだ。

※『聞き耳』を振ることができます。

成功:少し近づくと、ものが焦げる匂いがする。この炎には近づかない方がよさそうだ。

失敗:きれー!

 

 とりあえずこれ以上ここにいても仕方がない。花火師が息をしていることだけは確認して、あなたは外へと出るだろう。もう日も沈んでいる。明日のためにもそろそろ帰らなくては。

※夜、{KPC}とのやり取りなど、RPがあればどうぞ。

 

 

【展開4】

 夏祭り当日。昼間は暑いため、あなたたちは夕方に駅に集合することにした。一応、夏祭りの会場までの下調べはしてあるから、迷うこともないだろう。そして、一応、あの水晶も持ってきてはいる。

 そうこうしていると、少し遅れて{KPC}が集合場所に現れた。

※{KPC}は浴衣を着ている。さて、あなたはどう声をかけるだろうか。

 

 2人、話をしながら会場へと向かう。

※2人はどんなことを話しながら会場へ向かうだろうか。RPをどうぞ。

 

 

 会場には既に多くの人がいた。部活のTシャツを着た男子高校生のグループ、小さな子どもを肩車する父親とベビーカーを押す母親、浴衣の男女もいれば、老夫婦もいる。みな、笑顔を浮かべており、いろいろなグループが各々祭りを楽しんでいるのが分かった。

※祭りの楽しそうな雰囲気にSAN値回復1d2

※ここで『聞き耳』をどうぞ。

成功:ソースの匂いがする。その香りを感じると同時にあなたの腹の虫が鳴るだろう。

 

(RP後)

◯なにを食べようか?

・焼きそば ・お好み焼き ・焼売 ・肉巻きおにぎり

・チーズハッドグ ・フランクフルト ・きゅうりの一本漬け

・麦茶 ・アイスコーヒー ・炭酸飲料 ・ビール ・レモンサワー

※ご飯ものはそれぞれSAN値を1回復できる。また、食べることができる品数は『CON/3』の数まで。ただし、アルコールは『CON*5』に失敗すると酔う。

 

◯屋台で遊ぼう!

・射的  ・金魚すくい  ・ヨーヨー釣り  ・型抜き

※それぞれ『DEX*5』で判定する。

 また、《Dポイント》を使うことで1ポイントにつき、技能値+5できる。《最大3》まで消費できる。成功した場合、《+1d3》できる。

 

◯無駄遣い? いやいや、これも祭りの楽しみ方!

・お面 ・ピカピカ光るバンド ・モデルガン ・くじ

※予算内に収まるか『幸運』を振ることができます。

※くじに関しては一回引くごとに、1d100を振ってもらう。数値によって、以下のように変わる。

1 Nintendo Switch2/ペア一泊二日温泉旅行

2~5 好きなゲームソフト/人気キャラの巨大ぬいぐるみ

6~15 {KPC}の好きな食べ物

16~40 入浴剤セット/{PC}の好きな食べ物

41~80 おかし詰め合わせ

81~95 よくわかんないおもちゃ

96~100 『黒い宝石の指輪』SAN値チェック1/1d3

 

 

【見られたくない相手がいる】

 あなたの視界の端にふと誰かの影が写り込む。それはクラスメイトや同僚、はたまた仲の悪い相手など、とにかく{KPC}にとっては会いたくない人物だった。

 {KPC}の体が跳ねる。見ると、少し顔色が悪そうだ。

※あなたはどんな行動をとるだろうか。RPをどうぞ。

(KPへ)

※ここでPCがかっこよくKPCを助けるならば、行動によって《+1d3》することができる。見られたくない相手への悪感情が強いならば、さらに《+1d3》する。

 

【{KPC}が下駄or草履で来ていた】

 2人で会場を歩いていると、ブチッとなにかが切れる音がした。あなたが振り返ると、{KPC}がうずくまっていた。見れば、どうやら鼻緒が切れてしまったようである。

※あなたは{KPC}に対して、どんな行動をとるだろうか。RPをどうぞ。

(KPへ)

※ここでPCがかっこよくKPCを助けるならば、行動によって《+1d3》することができる。

※いい具合にRPが終わったら、祭りのスタッフが鼻緒を直してくれるようにする。(今後の進行に支障を来さないためのものである。お姫様だっこやおんぶをする際は、少し置いてから直ったものを渡すといいだろう) 

 

 辺りが少しずつ暗くなり始める。時刻を見ると、件の花火師のメモの時間も近づいてきた。みな、食事を中断し、席を立ち始める人もいるだろう。さて、あなたはどうする?

 

 

【分岐1】

 あなたたちは花火がそろそろ打ち上げるであろう空を見上げていた。それは{KPC}も同じ、いや、そもそも{KPC}はこの花火が見たいのだと言っていた。きっとこの場にいる誰よりも楽しみにしているだろう。

 そして、恐らくこの場であなただけは、空ではなく違うものを気にしている。あなたはそっと懐にしまってある水晶に触れるだろう。

 今日、{KPC}とのデートを楽しむことはできた。大成功だろう。そして、最後の仕上げがこの花火だ。

 

 花火が上がり始める。綺麗だ。

 ……やがて、その時はやってくる。あなたは水晶に手を触れ、きゅっと力を込めた。

※ここで処理が入る。

 花火を打ち上げるためには、MP15以上を消費しなくてはならない。それが足りない場合は不発となる。ただし、《Dポイント》をMPとして消費することが可能である。また、【分岐2】においては、MPを合計25以上消費することで【エンド真】へと移行する。

 

 

【分岐2】(花火の見える丘へと連れていく場合)

 連れていきたいところがある。

 あなたはそう言って、{KPC}の手をとるだろう。その間、{KPC}が何を思うのか、あなたが何を考えるのか、それは当人にしか分からない。

 

 やがて、あなたたちは小高い丘へとやって来た。それはあなたが昨日見つけた場所だ。辺りを見ると、街灯が少ないからか、少なくとも見える範囲に人はいない。あなたと{KPC}のためだけに、誂えた場所といってもおかしくない、そんな雰囲気すらあった。

※もしRPがあれば、思う存分にどうぞ。

 

 予定どおりの時間に花火は打ち上がっていく。あなたたちの目の前の真っ暗なスクリーンが、閃光に照らされる。

 大きな花火。連続して打ち上がる小さな花火たち。まるで滝のように流れるものや途中で色が変わるもの。本当に、綺麗だ。

 

 そして、約束の時間が訪れる。あなたは水晶に手を触れて、きゅっと力を込めた。

 

※ここで処理が入る。

 花火を打ち上げるためには、MP15以上を消費しなくてはならない。それが足りない場合は花火は不発となる。ただし、《Dポイント》をMPとして消費することが可能である。また、【分岐2】においては、MPを合計20以上消費することで【エンド真】へと移行する。

 

 

【エンド1】(MPを支払えた)

 そして、花火は打ち上がる。青い軌跡を真っ暗な空に描いて。

 その花火を見て、あなたの隣で{KPC}は呟く。

「……綺麗」

 

※最後のRPとなります。心ゆくまでどうぞ。

 

 

【エンド2】(MPを支払えなかった)

 花火は上がらなかった。

「終わり、かな?」

 綺麗だったね、そうは言いつつも、{KPC}の表情には少しの寂しさが滲んでいた。{KPC}との夏が、終わる。

 

 

 

【エンド真】(MPを一定以上支払った)

 そして、花火は打ち上がる。青い軌跡を真っ暗な空に描いて。

 その花火を見て、あなたの隣で{KPC}は呟く。

「……綺麗だ」

「あなたとあの花火を見れてよかった」

 

※最後のRPとなります。心ゆくまでどうぞ。

 

 

【エンド1・真用 締めの文】

 夏の夜空に花が咲いた。きっとあなたはこの花火を忘れることはないだろう。

 

以上で

クトゥルフ神話TRPG

『そして、花火は打ち上がる。』閉幕です。

ありがとうございました。

 

 

【報酬】

共通:SAN値回復1d10

エンド1:貯めた《Dポイント》5につき、1つ好きな技能の成長判定を行える。

エンド2:貯めた《Dポイント》10につき、1つ好きな技能の成長判定を行える。

エンド真:貯めた《Dポイント》3につき、1つ好きな技能の成長判定を行える。

 

『黒い宝石の指輪』をとった場合

『AF:リリスの口づけ』を入手する。

その宝石・リリスの口づけには魔術が込められている。贈られた相手から贈った相手への執着心を増幅するものである。これは理性で制御することが難しい。

『発狂』に陥った際に、このAFを身に付けていた場合、効果を発揮する。再度、『アイデア』を振り、に成功してしまった場合、贈られた相手への執着心が増大する。『発狂』が終了した段階で、この効果も終了する。

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