自作シナリオ置き場   作:藍沢カナリヤ

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【自作シナリオ】
 2人で花見をした日の夜。
 〖HO1〗の元に《HO2》が訪ねてきた。その花見をした桜の木の下で死体が見つかったというニュースを見たらしい。《HO2》は言う。
「わたし、桜に呪われたかもしれない」
 真っ青な顔をする《HO2》を救うため、あなたたちは件の桜へと向かった。

 これは2人が体験した、不気味で不思議な春の夜のお話。

システム:クトゥルフ神話TRPG
プレイ人数:1人+KPC or 2PL
     2人だけで花見をする程度の仲の2人
プレイ時間:2~4時間
推奨技能:三大探索技能
後遺症:可能性あり
ロスト:???
ハンドアウト:あり(一部秘匿あり)
〖HO1〗:あなたは《HO2》を引っ張っていける。
《HO2》:あなたは〖HO1〗よりも小心者だ。


青、花霞にて

ーーーーーーーー

 

KP情報として。

 桜の木の下に死体など存在しない。すべては《{HO2}》だけに見えている幻覚である。その幻覚を引き起こしているのが『ヴィブール』だ。

 ある日、花見で訪れた神社で拾った青い欠片。それはその桜の大木のずっと地下に眠っている『ヴィブール』のものであった。これを拾った探索者は、運悪くその欠片についていた『ヴィブール』の青い菌類を吸ってしまう。その結果、幻覚を見ることとなった。桜の木に近づくたびに、怪奇現象が起こるのはそのためである。

 《{HO2}》が吸った菌類はあまり多くなかったため、その幻覚は一時的なものである。この幻覚は『ヴィブール』の排泄する『青い宝石』を加工したものもしくは『呪文:』により、治療することが可能である。

 

ーーーーーーーー

 

【導入】

 季節は春。桜前線が北上し、あなたたちが住む地域もこの週末に桜が満開になるというニュースを聞いた。雨が降る予報もないし、2人で桜を見に行こう。そんな話になるだろう。

どちらから誘うだろうか。花見に行く約束をする2人のRPをどうぞ。

 

【展開】

①週末になった。約束通り、あなたたちは花見に行くだろう。

 ただし、世の中はいろいろな規制から明けたばかりだからか、例年以上に人は多く花見スポットは大混雑。あなたたちは辟易としながら、緊急避難のためにとある神社に迷い込んでしまった。

 不幸中の幸いで、その神社には立派な桜の大木が植わっていた。樹齢は数百年は超えていそうな雄大なその姿に心を奪われる。一陣の風が吹き、桜吹雪が舞い踊る。景色が一瞬青く輝いたように思えた。だが、それも一瞬。まばたきをする間に、視界は桜色に戻っていた。

 桜を見ながら、ほらイチャイチャしろよ。(RPをどうぞ)

(しばらくして)

『目星』を振ることができます。

目星成功→桜の下に青いなにかが落ちていることが分かった。それはガラスの欠片のようなものであった。それは非常に脆く、拾い上げようと振れた瞬間に、砕けてしまった。

 

②花見は大成功。2人の仲がより一層深まった手応えを感じていた。

(秘匿:HO2)

 その日の夕方、《{HO2}》はとあるニュースを目にした。花見をしたあの桜の木の下で腐乱死体が見つかったという。腐乱死体は死後2日ほど経っているらしく、また近くには死体を運んだであろうバッグも落ちていたという。

 

※『アイディア』を振ってください。

アイディア成功:一瞬写ったそのバッグに見覚えがあった。あれは〖{HO1}〗が持っていたのと同じバッグに見えた。

アイディア失敗:一瞬写ったそのバッグに見覚えがある気がする。

 

 不意にニュースに映るバッグの中に何かが見えた。あれは『眼球』だ。その『眼球』と目が合った。思わずバッグかは目を反らす。目に入るのは、例の桜の木。その木から声が聞こえる。自分に語りかけるような低い女の声。

「恨めしい。お前たちが恨めしい。許さない。許さない」

SAN値チェック1/1d3

 

瞬間、体が重くなる。息もしづらく、手足の感覚がなくなっていく。

※『POW×5』を振ってください。

成功:過呼吸ぎみであることを自覚できた。息をゆっくり吐き、次第に落ち着きを取り戻せた。

失敗:あなたは一瞬、意識を手放す。その際に頭を打つ。耐久度1減少。

 

少しだけ落ち着いた後、あなたはもう一度ニュースを見る。先程の事件についてはもう終わりらしく、ここ数日世間を賑わせている話題が流れている。だが、本能的にあなたは察するだろう。

『あの桜に呪われた』

 

③夜、〖{HO1}〗が自宅でゆっくりしていると、急にチャイムが鳴る。インターフォンを見ると、真っ青な顔をした《{HO2}》がいた。扉を開けると、《{HO2}》は言う。

「呪われたかもしれない」

〖{HO1}〗はとりあえず《{HO2}》を部屋にあげるでしょう。

※《{HO2}》は、ニュース、自室で起こったことについて共有することができます。

共有する場合、〖{HO1}〗は『図書館』もしくは『コンピューター』を振ることができます。

成功:ニュースになったばかりなのか特にそのニュースについては触れられてないようだ。

 今日は遅い。怯える《{HO2}》を1人にすることもできないだろう。《{HO2}》は泊まっていくことになるだろう。

※まだ《{HO2}》は不安かもしれませんね。就寝前のRPがあればどうぞ。

 

④(秘匿:HO2)

 あなたは夢を見ている。隣には〖{HO1}〗がいて、笑顔を向けていた。『アイディア』を振ってください。

成功:その笑顔が不気味に見える。まるで別人のようだ。

失敗:隣にいる人物が別人のような気がする。

 不意に、その笑顔が崩れる。破顔したとか、表彰を亡くしたなどという表現ではなく、顔の肉が削がれ、どろどろと落ちていくのだ。そうして、その頭蓋には『眼球』が2つ、こちらを凝視していた。SAN値チェック1/1d4

 

⑤〖{HO1}〗、あなたは夜中ふと目を覚ます。いつもそうなのかもしれないし、偶然今日だけ起きてしまったのかもしれない。とかく目を覚ますと、眠っている《{HO2}》がうなされていた。

起こしますか?

※RPをどうぞ。

 

※もしここまでで心配させたくない等で共有していない場合

HO1へ秘匿を入れる。

 夢を見る。ここはあの神社だ。例の桜の大木には《{HO2}》が縛りつけられていた。青い鎖でぐるぐるに縛られている。どうにか外そうとするも外れない。

※『アイディア』を振ってください。

 もしかしたら、《{HO2}》はこの神社、桜の木に苦しめられているのかもしれない。そう思うでしょう。

 

 

⑤翌日、あなたたちは例の桜の木がある神社に向かう。もちろん周囲には『立入禁止』のテープが張り巡らされている。

『目星』を振ることができます。

目星成功→辺りに警察官はいなさそうだ。大きな騒ぎさえ起こさなければ、きっと見つからないだろう。

目星失敗→ばれないだろうか。ドキドキしながら境内に入ることができる。

【探索場所】

境内/鳥居/手水舎/桜の大木

・境内→どこにでもある少し寂れた神社だ。管理する人間が常駐しているわけではなさそうで、人の気配がない。

・鳥居→古い石の鳥居。苔むしている。

『目星』を振ってください。

成功:鳥居に何かが刻まれている。何かの印のようである。

・手水舎→古い手水舎。桜の花弁も浮かんでいる。湧水を使っているのか水自体は綺麗そうだ。清めることができそうだ。

清める場合→『幸運』を振ることができる。

成功した場合→次、ダイスで失敗した際、振り直すことができる。

・桜の大木→確かに昨日、ここで花見をした。木の根元には何かが掘り返されたような大穴が開いている。

『アイデア』を振ってください。

アイデア成功→人を1人を埋めるには深く巨大な穴だ。少なくとも昨日、自分たちが花見をした時間から夕方までに掘れるような大きさではない。

(秘匿:HO2)

ふと気づく。穴の底に何かが落ちている。あれは〖{HO1}〗が冬につけていた手袋ではないだろうか。

 

⑥不意にあなたたちに声をかけてくる女性の声がした。見れば、そこには巫女服を着た女性がいた。透き通るように白い肌がどこか浮世離れした雰囲気さえ感じさせた。

「ここは立入禁止ですよ」

・あなたは?

→「私はここで働いている巫女です」

・昨日、ここで死体が見つかったと聞いたが?

→「ええ。【HO2と同じ性別年齢】のものだそうです」

・警察は?

→「一通り捜査を終えたようで引き上げていきました」

・不審な点について聞かれたら

→「さぁ、詳しいことは私も存じ上げません」

・去ろうとすると

→「ここには近づかないことをオススメいたします。まだ辺りに、人を殺して埋めた方がいるかもしれませんからね」

 

⑦神社を出たところで、ジョギングをしている男性とすれ違う。

(秘匿HO2)

 すれ違った男性の姿に違和感を覚える。振り返ると、男性は首が180度回転し、あなたと視線が合う。次の瞬間、その眼球がドロリと溶け出し、あなたの足元に転がった。その光景にSAN値チェック1d3/1d5。

「ケラケラケラケラ」

 その光景を見て、笑う人間がいた。笑い声の主は〖{HO1}〗だ。人が死んだその光景がまるでおかしいと言わんばかりに、笑っている。その姿はあなたの知っている〖{HO1}〗ではなかった。

(秘匿HO1)

 ジョギングしている男性とすれ違った瞬間、《{HO2}》の様子がおかしい。ガタガタと震えだしたと思えば、過呼吸になっている。

※あなたはどうするでしょうか。RPをどうぞ。

(秘匿HO2)

 ふと意識を取り戻す。すると、あなたの身体を支える〖{HO1}〗がいた。心配そうにあなたを見ているでしょう。

※RPをどうぞ。

体調もおかしい。あなたがたはそれぞれの家へ帰るでしょう。

 

⑧翌朝のこと。

(HO1に確認)

 あなたは《{HO2}》が心配ですか?

 では、彼/彼女の様子を確認したいですよね?

 あなたはどんな行動をとりますか?

(それを受けてHO2)

 〖{HO1}〗から連絡が入っています。

 それは体調に関してでしょう。

 あなたはどんな行動をとりますか?

(秘匿HO1)

 あなたはふと朝のニュースを見るでしょう。そこには昨日の神社が写っていました。どうやら神社の神主が数日前から行方不明で、神社が無人であるということが分かります。

『アイディア』を振ることができます。

アイディア成功→では、あの巫女は? 何かを知っているのではないか、そう思うでしょう。

アイディア失敗→では、あの巫女は一体なんなのだろう?

(秘匿HO2)

 あなたはふと朝のニュースを見るでしょう。そこには昨日の神社が写っていました。もちろん、あの桜の大木もある。けれど、あなたは一瞬、それが桜だと認識することができなかった。なぜなら、花びらがすべて『青色』だったからだ。

『アイディア』を振ることができます。

アイディア成功→神社から嫌な気配を感じる。あの『青色』には近づきたくない。そんな恐怖に近い感情だ。

アイディア失敗→あの『青色』には近づきたくない。そんな恐怖に近い感情だ。

 

合流しない場合

 この1日、HO2は家から出ることができない。また、寝る度に悪夢を見る。SAN値チェック1/1d3を3回行うこと。

 

合流する場合

 あなたがたは『{任意}』で待ち合わせし、神社に向かうことでしょう。

(秘匿HO2)

 合流した〖{HO1}〗の手には、包丁が握られていた。〖{HO1}〗の表情はいつものものではない。とてもおぞましい表情をしていた。このまま近づけば、その包丁で刺されてしまうかもしれません。あなたはどうしますか?

※ここでそれが幻覚であると宣言がある場合は『POW×5』を振ってもらう。

成功→幻覚は晴れる。

失敗→あなたは〖{HO1}〗に刺された。血がドクドクと流れていく感覚。それを見て、〖{HO1}〗はまたケラケラと笑っていた。SAN値チェック1/1d4

 

(秘匿HO1)

 合流した瞬間、《{HO2}》はあなたの顔を見て、怯えだした。

※ここで幻覚を見ているのだろうという旨の発言があれば、『アイデア』か『心理学』を振ってもらう。

成功→《{HO2}》の目には、自分が恐ろしいものに見えているのではないかと予想できる。

『精神分析』を振ることができる。

成功→あなたは《{HO2}》に静かに話しかけ、落ち着かせることに成功する。《{HO2}》は少しずつ落ち着きを取り戻すであろう。

※もし失敗した場合はRPタイムを挟める。イチャイチャ力で突破するのも可。

 

少し落ち着きを取り戻し、顔色もよくなったであろう《{HO2}》。神社に向かうかどうか相談をしてください。

行かない場合は、家へ戻り、悪夢を見る。SAN値チェック1/1d3を3回行うこと。

 

⑨共に神社へ

 あなたたちは三度、神社へと脚を踏み入れた。

{HO2}へ指示。やはりあなたの目には『青色』に見える。

 キョロキョロと回りを見やっても、人の気配はない。あなたたちの目には本殿が目に入るだろう。だが、その以上に気になったのが、境内の隅にひっそりと建つ小さな祠。

※『アイディア』を振ることができます。

アイディア成功→あの祠が妙に気になる。何か手がかりがあるかもしれない。

 

巫女

・この祠は?

「これは末社(まっしゃ)と言います。同じようなものに摂社(せっしゃ)がありますが、こちらは本殿に縁のある神が奉られており、末社はそれよりも格が下、もしくは縁のない神が奉られているそうです」

・あなたは?

→「ですから、巫女、です」

・ここの管理者は行方不明だと聞いた

→「……………………」

・何者?

→「私はこの木の下に眠る『あの方』の信奉者です」

・《HO2》になにをした?

→「何も。ただあなたは『あの方』の一部を取り込んでしまったのでしょう。悪夢や幻覚の類いを見ますか?」

・なぜ〖HO1〗はなんともないのか?

→「詳しくは分かりませんが、薬などにも耐性や相性があるように、『あの方』の幻覚効果にも相性があるのでしょう」

・どうすればいい?

→「それを治すには『あの方』の一部薬を精製する必要があります。薬をお渡ししても構いません。ただ、このことは他言無用でお願いしたい。それを条件に薬をお渡ししましょう」

・承知した。薬をもらいたい。

→「分かりました。それでは精製を始めましょうか」

巫女が手を挙げると、視界がぐにゃりと歪む。立っていられないほどの眩暈、あなたたちの視界は暗転した。

 

⑩意識が覚醒する。どうやらそこは階段の踊り場のようで、辺りを見れば、螺旋階段の途中であることに気づく。下を覗き込むと、何も見えない。暗闇に喰われるような感覚さえ覚える。SAN値チェック1/1d3

『目星』or登ってみる場合

階段は登れない。というのも、この階段を少し上がると階段は壁にめり込んでいるようだった。上には行けない。

 

階段を下りる場合

 階段を下りていく。明かりはないから、手すりだけが頼りだ。暗闇の中、あなたたちは互いの存在だけを感じる。

※RPをどうぞ。

 

⑪コツンコツンと階段を降りる音だけが聞こえる。どれだけ下っただろうか。あんなに底の見えかった階段もこれだけ下りれば、底が、最下層がうっすらと見えるようになった。さらに、扉らしきものも見えた。

※『目星-20』及び『聞き耳』を振ることができます。

目星成功:何かいる……。

目星失敗:目は慣れてはきたとはいえ、やはりほとんど何も見えない。

聞き耳成功:ズリ、ズリと何かが引きずる音が聞こえる。何かいる……?

聞き耳失敗:何か音が聞こえた気がするが……。

 

「あ……あ、あぁ……」

 声がした。あなたたち2人の声では決してない。少なくともその声からは正気を感じない。続いて、カツン、ベチャッ、カツン、ベチャッと不規則に何かの音が聞こえた。ここであなたたちは気づく。何かが階段を上がってきたことに。

※『目星』を振ってください。

(KPCがいる場合は自動成功)

目星成功:そこには『人為らざるもの』がいた。爛れた肉、腐敗したような臭い。それの青く光る眼光が、こちらを捉えた。

『人為らざるもの』と遭遇したあなたたちはSAN値チェック1/1d6

 

 逃げるべきだ。本能がそう叫んでいる。引き返そうとするが、階段は途中で途切れているのをあなたたちは知っている。

 つまり、あなたたちは『人為らざるもの』とすれ違い、最下層に、あの扉へと駆け込むしかない。

 

※戦闘・逃走ロール

ここから戦闘・逃走ロールに入る。

この螺旋階段は狭い。一度『人為らざるもの』とすれ違う必要がある。

①2人とも『DEX×5』を振り、一時的に距離を離すことができるか判定する。

②①に成功した場合、戦闘ロールに入る。『戦闘技能』を振り、2人合計で一定以上の数値を出した場合、『人為らざるもの』は怯む。

③その隙に『DEX×5』で駆け抜けることができるか判定する。

※PLは特殊な処理等ができるかKPに交渉することができる。交渉の際は、①を振る前に申し出ること。

 

 

⑫扉へと駆け込む

 あなたたちは最下層にある扉へと駆け込んだ。1人は扉にもたれ掛かり、1人は鍵をどうにか閉めるでしょう。遅れて、扉の向こうからドンドンドンと扉を叩く音と、ベチャッと扉に腐った肉が叩きつけられる音がして……やがて、止む。

※RPがあればどうぞ。

 

「ああ、いらしたのですね」

 声がした。よく見れば、扉の中はあの螺旋階段とは雰囲気の違う和室であった。そして、声の主はあの巫女であった。抗議か質問か、あなたがたは何か話しかけようとするかもしれない。だが、眩暈がする。立っていられない程に。

「入口の側にマスクがあるでしょう。そちらを着けてください。ここは『あの方』の気配が濃い。すぐに発狂してしまいますよ」

見れば、確かにガスマスクのようなものが2つ置かれている。着けますか?

 

巫女

ここは?→

「『あの方』が眠る場所です」

酷い目にあった!→

「申し訳ありません。ここに人を招くこと自体初めてでしたので……」

あれはなんだ?→

「あれは『成れの果て』です。『あの方』の気配を浴び続けてしまった人間の『成れの果て』ですよ」

薬は?→

「今、ちょうどできました。こちらを」

 

巫女が振り返り、あなたたちに『それ』を差し出した。

「これを飲めば、幻覚も悪夢もなくなるでしょう」

 

(秘匿HO1)

 巫女が差し出したのは、青い粉薬のようなものだった。部屋の灯りが反射して、それ自体が光っているようにも見える。

※『心理学』『アイデア』を振ってください。

成功:巫女から害意は感じない。

失敗:本当に飲んでもいいのだろうか。だが、今の状況を解決するには、これしか方法はないだろう。

 

(秘匿HO2)

 巫女が差し出したのは、『眼球』であった。青く筋の入ったその『眼球』と目が合ってしまう。SAN値チェック1/1d3

 これを、飲めと言うのか……?

 

「…………どうされますか?」

 

巫女は問うてくる。あなたたちはどうするだろうか?

※2人で話し合い、決めてください。

 

 

【エンディング1・飲む場合】

 あなたたちは巫女の差し出したその薬を口にした。

 粉薬と同じ舌触り。だが、苦い。とにかく苦い。今にも吐き出してしまいそうな味だ。SAN値1減少。

 どうにか耐えたあなたたち。嚥下すると、途端に眠気が襲ってくる。抗い難い眠気に身を委ねて意識を手放す直前、巫女が告げる。

「次の桜の季節、またお会いしないよう願っております」

 

 目が覚めると、そこは神社であった。すぐに2人とも無事であることが分かるだろう。

 だが、妙だ。周りを見ると、あの桜の大木がない。いや、それどころか桜がない。スマホを見ると、日付は5月1日を示していた。少し遅れて理解するだろう。

 あの青色は、あなたたちのこの『春』を奪ってしまったのだと。

 なんにせよ、あの不気味で不思議な出来事からはきっと解放されたのだろう。

※最後にRPをどうぞ。

 

【エンディングA 青、花霞にてお仕舞い】

 

 

【エンディング2・飲まない場合】

 あなたたちは巫女の差し出したその薬を拒絶する。

「…………残念です」

 巫女が溢したその言葉は、既にあなたたちには聞こえない。あなたたちの頭を支配するのは『ある光景』だ。

 

青い、桜。

 

ああ、綺麗だ。守らなくては。守らなくては。

わたしの心と体はこの桜と『ヴィブール』様のために。

 

【エンディングB 青、永久の桜を】

KPC、PC2名ともロスト。

青い桜の幻覚に囚われて、『ヴィブール』の奴隷と化す。

 

ーーーーーーーー

 

エンディングA

生還報酬

SAN値回復1d10

好きな技能1つの成長判定を行うことができる。

 

後遺症:青の残滓

次のセッションで視界が青くなることがある。

 

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