「キミと話がしたいんだ」
{KPC}はそう言った。
気づけば、2人は見知らぬ喫茶店にいてーー。
ここには何でもあるし、何もない。好物でも片手に、2人だけで話をしよう。
システム:クトゥルフ神話TRPG
プレイ人数:1人+KPC or 2PL
話したいことがある2人
プレイ時間:短時間。RP次第でどうとでも。
推奨技能:なし
ロスト:なし
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KP情報として
この喫茶店は『精神寄生体』である『店員』が経営するものである。
『店員』は餓えていた。そもそも、この喫茶店は人と人が関わることで発生する感情から生まれる『感情の欠片』を、自らの餌とするために『店員』が作ったものであった。
だが、問題が1つあった。ここは精神世界であり、普通の人間では入ることすらできないのだ。
だから、『店員』は餌が生まれる可能性のある客2人を、自らの喫茶店に呼び込む。食事や飲み物でもてなした客から、その代価として、『感情の欠片』をもらう。それが『店員』の目的である。
この『店員』ははぐれものであり、集団から外れた『精神寄生体』である。人間1人から生まれるものよりも人間2人から生まれる『感情の欠片』の方が旨いことに気づき、こんな回りくどいことをしている。
ここで交わす感情の種類は問わない。だが、その感情は大きければ大きいほどいい。そのため、飲食物には{KPC}の心を少しだけ揺らすようなスパイスを入れている。
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①導入
ーーカラン、カランーー
音と共に意識が浮上する感覚。{PC}、気づけばあなたは見知らぬ喫茶店、その一角の立派な木製テーブルが置かれた席についていた。同時に、あなたの対面には{関係性}、{KPC}が座っていることに気づくでしょう。
※あなたがたはどんな会話をするのだろうか。簡単にRPをどうぞ。
※喫茶店らしき場所に対して、【目星】を振ることができます。
目星成功:壁や床は木製で、決して新しい店内ではない。だが、清掃が行き届いているのか、清潔感のある居心地のいい空間だ。
目星失敗:見たことのない喫茶店だ。いつのまにこんなところに?
※【聞き耳】を振ることができます。
聞き耳成功:ふと人の気配を感じた。奥のテーブルを見ると、自分たちの他に2人いる? だが、それも一瞬で、まばたきをすると、その気配は消えていた。
聞き耳失敗:何か物音がした気がしたが、気のせいだろうか。
②展開
まばたきをした瞬間、テーブルの上にはメニューが置かれていた。誰かが来たような覚えはない。それは{KPC}も同じようで。
※メニューを開きますか?
メニューを開くと、そこに書かれていたのは1文だけ。
『この喫茶店には、お客様が求めるお食事を提供する準備がございます。ぜひ『店員』にお伝えくださいませ』
※何が食べたいか、何が飲みたいか話をしてみよう。
チリンと呼び鈴を鳴らす。まばたきの後に、今度はテーブルの上には、1枚の紙が乗っていた。
※【アイデア】を振ることができます。
アイデア成功:もしかして、ここに注文を書けということだろうか。見れば近くに鉛筆も一本転がっている。
アイデア失敗:この紙は?
→失敗した場合、KPCからその紙に注文を書けばいいのではないかと提案すること。
注文表らしき紙に注文を書き込む。手の中に握っていたそれはまたも、まばたきと共に消失した。きっと『店員』が取りに来てくれたのだろう。少し話でもして待とうか。
③いただきます。
あなたがたが話をしていると、いい香りが鼻腔をくすぐってきた。それは{PC}が頼んだ{料理名}の香りであった。
もう慣れたものだ。いつの間にか料理がテーブルの上に置かれている。とてもいい香りだ。
※『アイデア』を振ることができます。
アイデア成功:香りを感じたのはだいぶ急だった。料理途中に香りがもれない、そんなことがあるのだろうか。
「{PC}? どうしたの? ほら、食べよう?」
※美味しく食べよう。いただきます。
※ここでSAN値チェック0/1。
また、MPを1d3減らすこと。
④食後
料理はとても美味しかった。
神話現象に多く合っている探索者(いぶかしんでいたが、特に変な味もしないし、体や気持ちにも違和感はない。考えすぎだったかと)
お会計を、と思い、辺りを見渡すと、やはりあった。伝票がテーブルに伏せられて置いてある。
伝票を手に取ると、そこにはこう書かれていた。
『お代は結構です。その代わりに、お二人でお話をしていただけないでしょうか』
『あなたの心の内を、目の前の相手に伝えてもらえたならば、幸いでございます』
「{PC}」
ふと顔をあげる。目の前には、変わらず{KPC}がいる。けれど、その表情はいつもと少し違うように感じた。何か伝えたいことがあるのだろうか。そんな風に感じた。
「キミと話がしたいんだ」
※ここからは互いに話したいことを伝え合ってください。だって、それがお代なのですから。(RPをどうぞ)
⑤キミと話ができたんだ
伝えたいことは伝えられただろうか。
それともまだまだ話したいことがあるのだろうか。
どちらにせよ気づく。窓の外から夕日が射し込んでいることに。
ーーカラン、カランーー
音がした。そちらを見れば、ちょうど喫茶店の入口のドアベルが鳴っている。そして、あなたがたから一番遠い席に人が2人、座り、キョロキョロと辺りを見渡しているのも分かった。
※『アイデア』を振ってください。
アイデア成功:もしかしたら、あそこに座っているのも、なにかを話したい2人なのかもしれない。自分たちはきっと、退店の時間なのだろう。
「{PC}、そろそろ出ようか」
{KPC}がそう言う。あなたもそれに頷き、喫茶店の扉に手をかけるだろう。
⑥エンディング
目が覚める。そこは自分の部屋で、外では朝を知らせるようにスズメの鳴き声が聞こえてきた。
あの喫茶店での出来事は夢だったのか。そう思いながら、あなたは寝ぼけ眼で、洗面台へ。
ふと鏡を見る。まだ眠気を感じるあなたの口元には{料理名}のソースがついていたのだった。
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【生還報酬】
SAN値回復1d6
追加報酬:しっかりと2人で話ができたSAN値1d6追加で回復。
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