PCMCは素晴らしい   作:トモットモ

1 / 7
あえて言葉にせず、そうしないと鼻血が……。そんな物語となっています。楽しんで頂けたら嬉しいです。


PCとMC

 突然の出来事にオイラはドキンとした。

 それはきっと心のどこかで期待していた瞬間。

 マジでこういうことってあんのな。

 

 どうも、オイラの名前は平束朋(たいらつかとも)。電車に乗って25分位? かかる高校に通ってんだけど、登校する際に坂道が多いんよ。

 朝っぱらから上り坂をえっちらおっちら上るもんだから足もパンパンってもんなんだわ。でもって、パン屋のパンを鞄パンパンにして上ってる幼馴染みの有川萌花(ありかわもえか)がいる。

 どうやら試作品らしいけど……。多すぎね? オイラもいくつか持たされている。いい匂いはしまっせ。

 その萌花は、クルッと振り返ってオイラを見て叫ぶ。

「めちゃめちゃ重い!」

 だろうな。オイラは、ふうと溜息をついた。萌花は茶髪ショートの髪を揺らして「ほい、パス!」とパンの追加をする。ギョヘ~。

「お、おいおい。ほぼ全部オイラが持ってんだけど!」

 オイラの主張も萌花は、ニッコリとして受け流す。

「頼むよ~おっとこの~こ!」

 そう言ったおにゃのこは身軽になった体を翻して一気に坂道を駆け上る。

 あ、ちょっと待って! 今日は風が強い!

 ビュオオオ! オイラの予想は的中。

 神風来た~~~~~~!

 ブワッと萌花のスカートが舞い上がり、可愛い水色のPCがオイラの目の前で起こった。

「ぶっ!」

 オイラは、鼻血を出して、そのまま立ち往生。

 やっぱりPCは、素晴らしい。

 

 昼休みの出来事。オイラは、学食でラーメンをズルズルしていると、向かい側の席に幼馴染みの東雲雫(しののめしずく)が座る。

「ここ、いい?」

 雫は、オイラと隣にいる萌花にそう言った。

「いいよ~」

「オイラ、場所移そうか?」

「何でよ! いればいいじゃん!」

 そうは言うけんどもな。オイラは席を立ち上がる。

 雫は、少し目を伏せる。

「私と一緒は嫌、かな?」

「そんなわけないだろ」

 オイラは、速攻で否定する。でも……

「ほら、座って座って」

「少し、天ぷら分けようか?」

 ありがたい、非常にありがたい。オイラは、ググッと前屈みになる。自然と目が吸い寄せられてしまう。

 向かいの雫のムギュッとしたMCに。

 オイラは立っている。向かいの雫は、長い黒髪を耳に掛け、上目遣い。

 位置的にばっちりでブラウスのボタンがなぜか外れているではないか。必然的にMCは起こった。そして腕で寄せたりしてるもんだからまあ、釘付け。つまり。

「ぶっ!」

 鼻血が出る。

「わっ! ちょっ! ティッシュティッシュ!」

「だ、大丈夫?」

 二人はあわあわ。オイラはドキドキ。

 ああ、MCって素晴らしい。

 

 




PCMCは素晴らしいことを伝えていけたらと思います。マイペースにやっていきます。よろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。