私のせいではありません!
町は既に壊滅的なダメージをおっていました。悪魔達はこの町への攻撃の手を休めることなく、破壊活動を続けていきました。
町の人達は私を見るなり、この人でなし‼とか、悪魔!だとか罵倒しかして来ませんでし。私はかなり長い間言っていたはずです、悪魔が攻めてくると。なのに、なのにです!この扱いはなんなのです!信じようとしませんでした、どころではなく私を恨み憎み、呪おうと睨み付けてきます。八つ当たりもいいところです。
石をぶつけられながら、鍬を手に持ち追いかけてくる町の人達から必死に逃げます。痛いとかか疲れたとか抜かしている隙はありません。しかし、周りを見ながら走っていました。そして、思ってしまいました、悪魔はこんなにも非道なことが出来るのですかと。あるところでは人が瓦礫の下敷きになり、またあるところでは火だるまになって水を求め走り回っていたりしています。そして、無惨に転がっているしたいの数々に吐き気を催しながら逃げ続けた。ました
逃げ続けることにもいずれ終わりが来きます。
「なんだ?人間、わざわざ殺されに来たのか?」
突然目の前に現れた悪魔にそう声を掛けられました。それは単に呼吸をするがごとく発せられました。微塵も人間の命なんて価値のないものだと認識しているかの如くです。その時始めて悪魔という存在に恐怖しました。
「い、いえ…」
目の前の悪魔に恐怖し立ち止まってしまいました。後ろからは町の人達が来ています。それは目の前に悪魔がいようと関係無く、私しか見えていないかのようにです。
「やっと追い詰めたぞ!この悪魔め!」
ただ、親切心でみんなに言ってきただけなのに、私はみんなに責められます。恨まれています。その姿を見ながら思いました、人は悪魔になり得るのではないかと。そんな生ぬるいことではない、人は悪魔なのです。人と言う皮を着て、異端な者を排除しようとする悪魔なのです。
逃げ道はもう、残っていませんでした。あと自分に出きることは悪魔に殺されるか町の人達に殺されるか選ぶことだけでした。
しかし、選ぶことは許されませんでした。悪魔が痺れを切らし襲いかかってきたのです。
自分よりどうしようもなく身体能力の優れたものに、自分よりどうしようもなくたくさんの力を持つものに襲われたとき人はどうしようもなく敗北を認めてしまう物なのです。その結果、死がついて来るとしてもそうなってしまいます。私もその例にはもれず当てはまりました。それが最大限まできた恐怖というものです。
視界の大半を占めている悪魔は手を振り降ろし、まるで豆腐でも切るかのように私の体を斬り落としました。
気付くと、さっきと変わらない景色が広がっていました。ただ、視界がだんだんと左下へと落ちていっているのを除いてですが。
「ギャァァァァァァアアアアアア」
痛みは遅れてやってきました。そのお陰で気づくことが出来ました。私は切られ、死んでいくのだと。
それを理解したときには既に何も抗うことは出来ませんでした。
キミはジブンのウンメイをリフジンだとはオモワナイかい?
もし、そうオモウならフクシュウをシタクはナイか?
ツギはニンゲンではなく、アクマとしてイキテミナイか?
そして、キミにはオモシロイノウリョクをアゲヨウ。
なんだ、もうキマッテいたのか。
ツギはそのイノチタイセツにしなさい。
私は目を覚ますと、消し炭と化した町が目に入ってきました。町の人達も悪魔もいない景色だけが視界を占めていました。
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