何がおこったのでしょう?
確かに私は切られたのです。そう、殺されたはずなのです。
ならなぜ生きているのでしょう?分かりません。
ん?周りが消し炭になっています?この町は確か木製の家なんて少なかったはずです。レンガ造りの家が大半だったはずです。その煉瓦が焼け落ちているなんてどんだけすごいんですか。原爆であってもある程度は残っていたはずなのですが。
私はゆっくり立ち上がりました。
すると気付く事実がありました。あれ、私身長が伸びてませんか?
比べる基準がありません。だから、本当かどうかは分からないです。
誰もいないです。少し探してみますか?
とりあえず近くの町に行ってみます。
で、歩き出したんですが、空ってこんなにも紫色してましたっけ?
もっと青くなかったですか?
南にある山越えたところに確かあったはずですから、とりあえず南に行きます。
この道嫌なんです、魔物とか多いですし、道は荒れてて歩きづらいです。けど、一番早く着くからここを使うんですけど。
でしばらく歩いたわけです。そして見えてきたのは青い空ときれいな街並み。ここは無事だったのですか。とりあえず起こったことを知らせなきゃなりません‼
その事実を告げるため走ってみました。ん?いつもより速いような?そんなことはどうでもいいのです。そんなことより悪魔です、悪魔が攻めてくるのです、攻めてきてのです。
そう伝えるべく山の頂上から走って町まで下っていきました。かかった時間6秒!?えっ?私の体どうした?人間やめたのですか?
伝えてみました、結果なんて聞くだけ無駄です。誰も信じないといってました。
「疑うのならあの山越えて町をみてきてください!」
「なぜそんなことしなくちゃならない?お前はそんなことやってるから町を追い出されてのだ。」
何を言っているのですか?私は追い出されたわけではないのです、事実を伝えに来たのです。なのに腫れ物扱いです、どうしろってんですか。
どうやったら伝わるのですか?とりあえず言い回っていましたけど、集中していませんでした。あの首筋美味しそうです。と思ってしまってました。ダメです、人の首筋は美味しそうとか思ったら流石に人として道徳的にも。
それと元いた町の人がいました。流石に避けましたが、あの首筋は他のより美味しそうでした。ん?私のやっぱり人間やめてませんか?
そんなことは、どうでもいいのです。あぁ、噛みついてみたいです。
パクってやりたいです。この衝動は我慢すべきなのですか?我慢なんてしたくないです。
今日はダメでしたけど明日は大丈夫なはずです。いや、大丈夫なのです。「明日は、俺も手伝います。一緒に頑張ってやっていきましょう!」っていってくれた優しい青年がいるんですから。
明日に備えて寝ることにします。
朝、部屋のドアを叩く音で目を覚ましました。名前も知らない優しい彼がやって来たのです。
彼は私を見るなり言いました。
「今日は忙しくなりますよ。さぁ、早くいきましょう!」
私は顔を洗ってすぐに行くと言って彼に少し待ってもらってました。名前も知らない彼は、返事を一言言うと笑顔でずっと待っててくれました。
私はなるべく早く支度を済ませ、彼と一緒に宿の外に出ました。彼は、私の手を掴むなり走り出しました。「この町で一番人の集まるところにつれてってあげる。今日はそこで、みんなに伝えよう!」
私は彼の言葉に頷き着いていきました。
「ここは裏路地ではないですか?」
「そうだよ、近道さ」
彼の声は少し暗かったのですが。
私達はとある建物に入りました。そこには、知っている顔がいくつかありましたが、確かにこの町一番と言えるぐらいの人が集まっています。さぁ、告げなくてはなりません。悪魔が攻めてきたことを。
しかし、そんな雰囲気ではありません。いえ、伝えなければ!
「悪魔がどうしたんだ?」
「そ、そうです。悪魔です、悪魔が攻めてくるのです!だから、みんなに注意するようにって伝えようとしにここまで来ました。」
「どうして、悪魔がそんなこと言うんだ?」
「え?」
「え?じゃねぇ!どうして悪魔がそんなこと言ってんだって言ってるの!ちゃんと言葉通じてる?」
「はい、言葉は分かります。しかし、意味が分かりません。」
「意味?そんなもん考えなくても分かるだろうが!この悪魔が!」
いつの間にか囲まれてました。そして、後ろから走り去っていく音がごめんなさいと泣き叫ぶ声と共に聞こえました。
私は嵌められたのです。けど、優しい彼には罪はありません。この状況から大体推測できます。彼は、この人たちに脅されてやったのだと。だから、悪くはありません。
それを伝えようと後ろを向いて「あなたは」と叫んだ所で声がでなくなりました。背中から胸にかけて激痛が走りました。しかし、伝えようと息を吸いました。しかし、肺が膨らみません。吸ったはずの空気が漏れていきます。
「あなたは…あなたは…………わるく…………あり………………ませ………………ん…………」
やっと出ましたが彼には聞こえてないでしょう。だって私でさえほとんど聞こえなかったのですから。
彼は、こっちをチラリとこちらを見ました、その顔に恐怖を浮かべながら。私はどんなの顔をしているのでしょう?きっとひどい顔をしているに違いありません。
そんなことを考えていると反対側から鈍器で殴られたような衝撃が来ました。
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