あれから暫くして戦闘が終えた頃、私は未だに怯えている少年を連れて少し離れたところから悪魔たち見ていました。
「ねぇ、お姉さんはどうして僕の血を吸わないの?」
「私はもう吸わないと決めたのです。あのような体験は二度と御免です。」
恐怖とともにこいつは何をいってんだ?って顔をしてこちらを睨んできます。
ズキンッと頭が痛みました。そこから先はがありません。
side change
今回の戦闘は思ったより被害が大きくなってしまった。それは、あいつのせいだ。あの吸血鬼、新人のくせに途中で食事に行きやがった。あいつまさか食いしん坊なのか?
「おい、ささっとここ片づけてあそこ助けにいくぞ」
「またあっこか?あそこよわすぎないか?」
「仕方ないだろう、あいつら寄せ集めだから仲が悪い」
「気づいたら喧嘩してるもんな」
はぁ、ささっと片付けますか。
あの吸血鬼帰ったら覚えてろよ、地獄を見せてやる。
はぁ?!あいつ何やっての?まだ食ってないのかよ。てか。もう喰う気が無いんじゃね?
side change
怯える少年に食らいつく女性の姿がとある村人に見られていた。その村人は少年を探していた父親であった。彼は何もできないことを理解していた。しかし、息子の最後を見届けることはできる。そう思った彼は木陰に隠れ女性が息子の首筋に喰らい付いて至高の笑顔を浮かべていたのを手から血が滴ってくるのも忘れて睨みながら見ていた。
吸血鬼に血を吸われた人間はその吸血鬼の眷属になるという話があるが、この女性イザベラ・ダウナーには当てはまらない。彼女は生涯を一人で過ごすと言われている真祖である。その真祖に血を吸われた者は何であれ最後には灰と化して消えてしまう。
それはこの少年も例外なく当てはまった。血を吸われ干からびていく四肢、抜け落ちていく髪や歯。最終的にミイラのようになった彼は女性が立ち上がると共に灰と化して霧散した。
同時に彼女は父親の方を見た。まるで悔しかったらかかってこいと言わんばかりに。しかし、彼は走って逃げた。それを見送ったイザベラは意識を失った。
私はどうしてここにいるのでしょう?ここは確か魔王のお城だったはずです。しかし、両手両足を固定されているのはどうしてでしょうか?
「そろそろ目が覚めたか?」
「はい、良ければ拘束器具を外してくれませんか?」
「何言ってんだ?」
「これ、外してくれませんか?」
「確か、吸血鬼って銀がだめだったよな?」
彼は手に短い刃物を持っています。何をされるのでしょう?なんて考えてしまいました。
彼は手に持っている刃物を私のむき出しだった右の腕に軽く当ててきました。
「ぎゃぁぁぁぁああ!!!」
「おぉ、いい声で鳴くな。しかし、これでは最後までもたないぞ?」
軽く当てただけなのに焼けるように痛いです。今まで吸血鬼として感じたのは異常なほどの回復力だけだったのですが、今回は弱点が分かってしまいました。これでまた自分が人間でないことを理解してしまいました。もう、戻れないのでしょうか?
「少しずついくぞ?まずは、この綺麗な腕からだな」
手首に少しだけ刃をたてた。いつもなら塞がっている傷口がふさがっていない。これが銀に傷つけられた傷だ。その後も刃先でなぞるように全身に刃物を這わせていく。全身がある程度赤くなったところで彼は言った。
「これで終わりではないぞ」
一度全身をタオルでふき取られる。白い肌に無数の赤い線が入っているのがきれいに見えるようになったところで大量の針が用意された。
その針は、赤い線が交差しているところに深々と刺される。刺すたびに上がる甲高い悲鳴に引き寄せられたのか悪魔がたくさんやってくる。赤い線の交差点が針で埋めつくされたころには、悪魔が部屋いっぱいになるぐらい集まっていた。
それからは各々が持参した銀製の物でイザベラをいたぶっていた。
タグを増やすべきでしょうか?増やすなら何がいいのでしょうか?
それと、この作品は一部と二部で分けるべきでしょうか?
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