「イザベラさん、体の傷多いですよね。どうしてそんなに多いんですか?」
「そうですよ、綺麗な肌が勿体ないです。」
「聞いても面白くないと思いますよ?」
という何気ない会話から始まった私の過去の話はどうやら目の前の悪魔は気に入らなかったらしく、そいつら見つけ出して今すぐ干物にしてやる、と言ってました。
世の中物騒になったものです。
さて私は何をしているかと言うと、遠征から帰ってきた後の休暇を楽しんでいます。
あってないようなものであるこの休暇は数人の部下と過ごしています。
「そのようなことがあっても、まだ人間にも悪魔にも味方してるのってなんで?」
「私の性分だからですかね?」
あのようなことがあったのだがどうして両方を信じそして、敬っているのかそう言いたそうですね。これに至っては私の性分だからとしか本当に言えないのです。
「この前の遠征はイザベラさんのお陰で勝てましたね」
「いや、みんなが頑張ってくれたおかげです」
急に話を変えないで欲しいです。けど、私はほんの少ししか活躍していません。だって、戦いは苦手ですから。
「もしかしたら次は階級が上がるかもしれませんね」
「階級ってなんですか?」
この軍には階級なんてものがあったんですね。あ、部下がいる時点で階級制度はあったんですね。
私気づくの遅いです。
「今のところ成績は一番だし、今度から新しく作られる大元帥とかですかね?」
「それはなんなのですか?」
「軍の実質No.2だって言う話です」
「私がそんなのになれるはずないじゃないですか」
「そんな謙遜はいけません。今のところ一番貢献してるのはイザベラさんなんですよ」
こう、何度も一番と言われるのは悪くないです。しかし、どうにも慣れないです。
「魔王城に戻りませんか?」
「そうですね、少し長居しすぎましたね。そろそろ戻らないと、またみんなに嫌な顔されてしまいます。」
「周りの目を気にしすぎです。しかし、確かに長居しすぎました。」
イザベラが立ち上がり立ち去ったあと、ゆっくりと去っていく黒い影があった。
「やっと攻撃できる方法見つけた。今まで苦しめられたこの傷の仕返しがやっとできる。待ってろ」
その方向は人のいる町の方ではなく魔族が住んでいる方であった。
「大元帥ってなんなんだろ?」
「軍を実質的に指揮する人のことですかね」
「イザベラさんは物知りだね」
「いえいえ、長い間生きているから知っているだけですよ」
「これが年の功ってやつですね。」
そして、イザベラとその部下たちが魔王城に戻ったとき、城の中は騒がしかった。
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